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■「医療紛争、裁判外で 千葉、医師や弁護士会が共同機関」 「医療紛争相談センター」という名のぼったくりバー

ネタ元は

耶馬苦痢陰弔さん

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-738.html#comment5805

です。いつもありがとうございます。




千葉の「医療紛争相談センター」とやらは、

>ADRでは非公開で中立的な第三者が助言や和解案を提示し、患者と医療側双方に円満で迅速な解決を目指す。

だそうです。





でも、

>解決時には、損害賠償額の1割程度を成功報酬としてセンターが受け取る。




…バカだ…。

問題を解決してくれる組織が、

「損害賠償額に比例した成功報酬を得る」

のだとしたら、

医療者側から搾取する機関です。







医療機関としては

ヤクザの事務所の中で

丸腰で正論を叫ぶようなものです。

相手は、医療機関を

身ぐるみはがそうとしているわけです。




医療機関にとっての

ぼったくりバーが開設される、

ということです。
















医療紛争、裁判外で 千葉、医師や弁護士会が共同機関

asahi.com 2009年4月3日9時19分

http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY200903310166.html




 裁判によらない医療紛争の解決を目指そうと、千葉県で医療関係者と弁護士、法学研究者が共同の解決機関を立ち上げ、4月から業務を始める。医師会や弁護士会といった単独の業界がADR(裁判外紛争解決手続き)に取り組む例はあるが、共同での取り組みは全国初という。医療紛争での医師の負担を軽くすることで、深刻化する医療崩壊を食い止める狙いもある。

 千葉大医学部や法経学部の教官、医師や弁護士が03年7月に設立した医事紛争研究会(会長、植木哲・千葉大教授)が、医療分野でのADR設置に向けて研究を進め、千葉市中央区で「医療紛争相談センター」を始める。

 植木教授によると、これまで医療行為をめぐるトラブルの解決手段は裁判が一般的だった。しかし、時間や金銭面で当事者の負担は大きい。ADRでは非公開で中立的な第三者が助言や和解案を提示し、患者と医療側双方に円満で迅速な解決を目指す。

 相談は、患者側、医療機関側の、いずれからもでき、あっせんや調停が適切だと判断すれば、申し立てを受ける。医療側が応諾すれば、専門分野の医師、弁護士、学識経験者の3人で委員会が設置される。紛争の原因や因果関係を検証して損害賠償額を決め、3カ月から半年をめどに和解案を示す。

 調停に入る際、申立料として、患者側2万1千円、医療機関側4万2千円を支払う。
解決時には、損害賠償額の1割程度を成功報酬としてセンターが受け取る。
(及川綾子)






病院の言い分を聞いていて損害賠償がゼロになれば、

この千葉の「医療紛争相談センター」は

収入がゼロになり

赤字になるのです。





つまり、医療機関からの

「損害賠償額が大きいことが組織的に正しい」

となることでしょう。




結局、

「医療機関を何らかの形で”悪者”にすることを

基本的に運命づけられている組織」

ということです。







こんなところに問題を持ち込む病院は

真正のマゾか、

医療リテラシーが一部欠損している

先天性性善説論者かもしれません。







”病院の言っていることが100%理屈にあって正しいけれど、

そんなこと言っていたら

「医療紛争相談センター」が赤字になって

大変なことになっちゃうし、

患者さんだって、マスコミだって大騒ぎするだろうから

適当なところで、病院に泥をかぶってもらおう”、


…という目的で作られた機関。










医療機関が100%正しくて、

損害賠償金額がゼロであってもいいのか、

組織が存続するのか、伺いたいものです。










そうでなければ

中立、公平が事実上不可能な

歪みのある機関なのです。






多量の弁護士あまりが決定している日本では、

医療相手に「医療紛争相談センター」が

大変”おいしい機関”に育つ予感がします。






病院の7割が赤字であり(1)、

さらに”落ち武者狩り”のように

医療トラブルに大量の弁護士が参戦予定…。



どうやって医療機関が

おいしく料理されちゃうのか、

管理人はあきらめモードで注目しております。












(1)
■ベット1床月12万円赤字ナリ 「医業収支:病院の赤字、過去最大 100床当たり月1261万円--08年調査」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-737.html







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フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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