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■「医療クライシス:妊婦死亡が問うもの」 マスコミさんはまた札幌を称賛


なんだか。

>産科の救急医療体制をどう立て直せばいいのか。




毎日さんは

胸に手を当てて

考えてみると良いです。





昨日も医療報道の裁判で

毎日新聞は「不等な医師叩き」で

敗訴したにもかかわらず、

即日控訴してます(1)。





>産科医を医療以外の行為から解放することが大切だ

そっくり、

言葉を返しましょう。




毎日新聞は

誤報を認め

医師を裁判から解放し、

控訴をやめ

医師を医療に戻すべきです。













そんな

マスコミの医師叩きの姿勢が

医師のやる気を

そいでいるのが

なぜわからないのでしょうか?




>開業医と連携なく

って、あたりまえ。



開業医は「社長」です。

自分の力量で世間を渡らなくてはいけません。

つぶれたらいやな言葉ですが、

それこそ「自己責任」になるわけです。




責任もはっきりしない、

激安で裁判必至の「アルバイト」を

強要され、

受け入れないのはおかしい、

という論調を開業医に

押しつけるのはあまりにも

狂った論調です。




赤字だからと言って、

開業医の分まで仕事を分捕っておいて、

挙句に、困ったときだけ、

「こちらで奴隷で働きませんか」

なんて言って、

どう思うでしょう?









医療クライシス:妊婦死亡が問うもの/上 少なすぎる医師数

毎日新聞 2008年12月9日 東京朝刊

http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20081209ddn012040046000c.html

 ◇開業医と連携なく

 昨年11月21日夜。東京都立墨東病院(墨田区)5階の大会議室に病院と都、地元開業医の代表計18人が集まった。産科救急の「最後のとりで」である総合周産期母子医療センターに指定されている同病院産科の常勤医が、定員(9人)の半数以下の4人となったことへの対応を話し合う初めての会合だった。

 病院は「(開業医は)患者を救急搬送したら、墨東に入って手伝ってほしい」と提案した。開業医たちは「なぜ医師を補充しないのか」「公立病院の責務はどうなったのか」と反発し、議論は2時間半に及んだが、具体策は決まらなかった。

 今年7月には非常勤医がさらに1人減り、土日の救急搬送に対応できなくなった。悲劇が起きたのは、その3カ月後の10月4日。脳出血を起こした妊婦(36)が同病院を皮切りに8病院に受け入れを断られ、3日後に亡くなった。江戸川区産婦人科医会の鈴木国興会長は「いつか起きると覚悟していた」と話す。

 都内の産科医は約1400人で、出生数に対する医師数は全国平均の1・4倍。全国75の総合周産期母子医療センターのうち9施設が都内にある。それでも十分な体制でないことは、関係者の間では周知の事実だった。今年9月にも同様の妊婦が同センターの杏林大病院(三鷹市)などに受け入れを断られた末に重体となり、深刻さが浮き彫りになった。

 06年11月にも、荒川区の開業医が切迫早産の妊婦の搬送先を探したが、墨東病院を含む十数カ所に断られ、川崎市内の病院で死産した。都福祉保健局長が都議会で「事実を検証する」と答弁したが、その後の都周産期医療協議会では取り上げられず、今年3月にまとまった協議会報告書でも触れていない。十分な対策が打たれないまま、悲劇は繰り返されたのだった。

 日本の医師数は、経済協力開発機構(OECD)加盟国中最低レベル。産科医不足の解消は容易でない中、どうしたらいいのか。

 大阪府泉佐野市と貝塚市は今春から、両市立病院の間で、婦人科手術は貝塚、分娩(ぶんべん)は泉佐野に集約した。以前はそれぞれが産婦人科医5人で、年間約750件の分娩や当直をこなした。当直は1人のため、他の医師が呼び出されることもたびたびあった。

 集約後は常勤医10人を基本に泉佐野の当直を回しているため、2人体制による24時間対応が可能になり、母体搬送を断るケースは減った。医師は呼び出し回数が半減し、手当も月20万~30万円アップ。開業医も当直に入るようになった。泉佐野病院の荻田和秀・産科医療センター長は「余裕ができた分、治療にも専念できるようになった」と説明する。

 東京では、総合周産期センターの愛育病院(港区)が地域の診療所と、健診と分娩の役割分担を進めている例などがあるが、医師を融通し合うような連携はない。都内の病院長は「墨東病院は一時、赤字を減らそうと、開業医が扱うべき正常分娩を取りすぎた。開業医との役割分担より利益追求を優先した結果地域から孤立し、協力体制を築けなかった」と指摘する。

   ×  ×

 産科の救急医療体制をどう立て直せばいいのか。各地の現状と取り組みを追った。

==============

 ご意見、ご感想をお寄せください。ファクス(03・3212・0635)、Eメール t.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp 〒100-8051 毎日新聞社会部「医療クライシス」係。

毎日新聞 2008年12月9日 東京朝刊







こちらは

相も変わらず

「札幌の産科体制を称賛する」

状態です(笑)。





札幌なんて、

産科救急を

「金がないからほっておけ」

と言って、輪番体制を

市が自らぶち壊した都市です。





各病院に年間100万円だけ渡して

「あとは、絶対に産科救急をつぶすな」

って言われて

途方に暮れていたのですが、

とうとう、「完全無理です」

といって輪番が崩れました。





その時も

「どうにかして、夜間救急をまず1か所、作ってください」

というまっとうな意見を踏みにじって、

「金は出せない」

といったのが札幌市。






結局、助産師の

「電話当番」だけ

作ってお茶を濁しているのが

札幌の事情です。




それを各メディアは

「これぞ素晴らしいシステム!!」

とべた褒め…。





マスコミさんの取材能力のなさには

苦笑いするしかありません…。









医療クライシス:妊婦死亡が問うもの/中 見つからぬ搬送先

毎日新聞 2008年12月10日 東京朝刊

http://mainichi.jp/life/edu/news/20081210ddm041040077000c.html

 ◇調整役導入で好転
 「痛い、痛い」と訴える妊婦(36)の横で、産科医は搬送先を探すため懸命に電話をかけ続けた。10月4日夜、東京都江東区の産婦人科。都立墨東病院に受け入れが決まったのは、7病院に受け入れを断られた末の約1時間後だった。

 夫(36)は「なぜ、どこも診てくれないのか」と、やりきれない思いで待つしかなかった。妊婦は3日後に脳出血で死亡。搬送先が迅速に決まる仕組みは作れないのか。

 昨年11月、未熟児が7病院に受け入れを断られ、その後亡くなる事案が明らかになった札幌市。実は今年11月7日夜も、市内6病院に計48床あるNICU(新生児集中治療室)がすべて埋まっていた。こうした事態は月1回程度あり、「搬送不能」が繰り返されてもおかしくない。だが10月から産科救急の体制を変えたことで、受け入れ拒否の心配は基本的になくなった。

 仕組みは単純だ。市夜間急病センターに詰める助産師資格を持つオペレーター2人が毎夕、NICUのある病院の状況を確認し、受け入れ病院を決めておく。11月7日夜は、市内のある病院を受け入れ先に指定し、「NICUが必要なら苫小牧市立病院へ運ぶ」。産科医はセンターに連絡するだけでよく、搬送先を探す必要はない。

 大阪府も昨年11月、府立母子保健総合医療センターに、産科救急搬送を調整する専任コーディネーターを置いた。「各病院の事情を知るベテラン産科医なので、押しが利く」(府担当者)面もあり、病院選定にかかる時間が平均約50分から約30分に縮まった。

 厚生労働省によると、同様の取り組みは千葉や京都など4府県でも実施している。なぜ東京はやらないのか。関係者からは「数が多すぎてリーダーシップを取る病院がない」などの声が漏れる。

 東京には、(1)搬送が必要になった産科があるブロック(8地域)内の総合周産期母子医療センター(2)それ以外のセンター(3)すべて無理なら最初のセンター--の順で搬送を受け入れるとのルールがある。だが、現場の医師が、搬送先が見つかるまでかけ続けているのが実情。ネット上で受け入れ可能病院を表示するシステムもあるが、現場の医師には「情報入力の余裕がない」と不評だ。

 厚労省はそれでも、IT(情報技術)を使った搬送先決定システムの開発に力を入れようとしている。札幌市の体制整備にかかわった水上尚典・北海道大教授は「現場の医師に負担がかかるシステムは役立たない。産科医を医療以外の行為から解放することが大切だ」と訴える。

==============

 ご意見、ご感想をお寄せください。ファクス(03・3212・0635)、Eメール t.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp 〒100-8051 毎日新聞社会部「医療クライシス」係。

毎日新聞 2008年12月10日 東京朝刊







コメンテイターからもらった情報では、

そんな札幌市の行政を行っている

札幌市長はこんな人(笑)(2)。



>私は、弁護士として医療事故にずっと携わっていました。

>患者さんの弁護をして、お医者さんを相手に医療訴訟をたくさん起こして25 年やってきたんです。



…こりゃだめだ。

札幌がどうしてこんなに

医療僻地なのか

ようやく分かった気がします。





政令指定都市、札幌。




マスコミの称賛を受けながら

沈んでゆく医療不毛地帯になる予感です。






(1)
■毎日新聞はすぐに控訴 「書籍で名誉棄損 毎日新聞記者らに賠償命令」 
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-535.html






(2)
札幌市長の経歴
PDF形式です。

http://www.zenkoubun.jp/print/geijyutu/art20/P04-09.pdf













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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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