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■医療崩壊 始まりの終わり 「男児割りばし死亡事件、医師の無罪確定へ」 あれだけ騒いで無罪ならほどんど無報道


あれだけ騒いでおきながら、

無罪になったら

全く報道しないのは

どうしてなんでしょう…?






多くの医師は

この事件こそ、

「医療崩壊のはじまり」

とも言うべき事件でした。





このあと、

一気に医師叩き、クレーマーが

マスコミによって大量生産され、

献身的な医師の努力によって

支えられてきた

日本医療は無残にも

叩き潰されていったのでした…。







男児割りばし死亡事件、医師の無罪確定へ

asahi.com 2008年12月2日16時43分
http://www.asahi.com/national/update/1202/TKY200812020140.html

 東京都杉並区で99年、割りばしがのどに刺さった杉野隼三(しゅんぞう)ちゃん(当時4)が受診後に死亡した事件で、東京高検は2日、業務上過失致死罪に問われた医師N(40)を無罪とした東京高裁判決について上告を断念する方針を決めた。判例違反などの適法な上告理由が見当たらないと判断したとみられる。N医師の無罪が確定する。

 高裁は11月20日、N医師に過失はなかったと判断し、一審・東京地裁の無罪判決を支持して検察側の控訴を棄却する判決を言い渡した。

 隼三ちゃんは、盆踊り大会で綿あめの割りばしをくわえたまま転倒。救急搬送された杏林大医学部付属病院(東京都三鷹市)で当直医だった耳鼻咽喉(いんこう)科のN医師の診察を受けて帰宅したが、翌朝に死亡した。死亡後の司法解剖で、約8センチの割りばし片が残っていたことが分かった。






ちなみに

なぜ無罪なのに

実名報道を続けるのでしょう?




医師には

人権がない?





いつも思うのですが、

このような報道の端々に

マスコミの「医師叩き」の

匂いが残っていて

ものすごく嫌悪感を感じます。







割りばし事件 関連記事

■「男児割りばし死亡事件、医師に二審も無罪」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-501.html

■両親は控訴する。 「<割りばし事故>遺族敗訴「予見不可能」 東京地裁判決」
http://ameblo.jp/med/entry-10072300753.html

■「割りばし死」訴訟、両親の損害賠償請求を棄却…東京地裁
http://ameblo.jp/med/entry-10072138609.html
関連記事

■産科的僻地、札幌 「7病院拒否、未熟児死亡=自宅で出産後、昨年11月-札幌」

ネタ元は

おだまきさん、

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-520.html#comment3844

です。

いつも大変お世話になっております。






産科的僻地、札幌(笑)。




札幌では産科医の先生方が

「このままじゃ産科救急はつぶれちゃいます。

どうにかしてください」

と札幌市に言ったら、

「年間100万円以上出せるか、ボケ」

と言われて

産科救急崩壊(1)。






まあ、いつかは

こんな日が来るとは思っていましたが、

昨年11月のネタの

掘り起こし記事なんですね。





せめて、

産科救急をどうするか

札幌市が議論をしていたときに

ネタ出せばいいのに…。






もう

「産科医療には金出しません。

電話対応だけします。」

ということが決まってからの

病院の個人攻撃。







自宅出産の27週、1300gの未熟児。

どんだけ小さいか

想像しないで

記事を書いているのではないでしょうか?




これを救命できて当然、

できないのは

医療の問題と決めてかかるのは

いささか無理があるような気がします。






7病院拒否、未熟児死亡=自宅で出産後、昨年11月-札幌

12月2日12時21分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081202-00000080-jij-soci

 札幌市内の女性が昨年11月に自宅で出産した未熟児が、7病院に受け入れを拒否され、新生児集中治療室(NICU)のない病院に搬送された後に死亡していたことが2日、分かった。同市病院局の野崎清史経営管理部長は同日午前、記者団に「誠に残念だ。大変申し訳ない」と語った。

 札幌市によると、女性は昨年11月15日深夜に自宅で未熟児を出産し、119番で母子とも救急車で運ばれた。女性は同市の掛かり付け病院に運ばれたが、医師が未熟児は治療できないと判断し、同市消防局指令情報センターが受け入れ先を探した。

 北大病院や市立札幌病院、道立子ども総合医療・療育センターなどNICUを有する5カ所を含めた7病院に「満床」「当直医が治療中」などを理由に断られた。通報から約1時間半後、NICUを備えていない同市手稲区の手稲渓仁会病院に運ばれたが、未熟児は搬送中に心肺停止状態に陥った。

 市立札幌病院が16日、受け入れ可能な状態となり、容体を照会したが、手稲渓仁会病院側は「動かせる状態にない」と回答。未熟児はその後に死亡したという。 




早産男児、7病院拒否 10日後死亡 札幌で昨年11月

北海道新聞 2008/12/02 07:16

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/132472.html


 札幌市内の三十歳代の女性が自宅で早産した未熟児が昨年十一月、七病院に「満床」などを理由に受け入れを断られ、一時間半後に新生児集中治療室(NICU)のない市内の病院に搬送され十日後に死亡していたことが一日、分かった。道内で医療体制が最も整備されているはずの札幌で、生まれてくる未熟児の生命が危機にさらされている現実が明らかになった。

 専門医はNICU不足を指摘する一方「未熟児はすぐに低体温、低酸素状態となる。もっと早くNICUで治療できていれば助かったはずだ」としている。

 未熟児は搬送当初は呼吸をしていたものの病院に着いたときには心肺停止に陥っていた。リスクの高い新生児を引き受ける道央圏で唯一の「総合周産期母子医療センター」である市立札幌病院も受け入れを断っていた。

 市などによると、女性は昨年十一月十五日午後十時半ごろ、北区の自宅で腹痛を覚え、妊娠二十七週で一三〇〇グラムの男児を出産。119番通報で男児は救急車で運ばれた。

 市立札幌病院救命救急センターの医師がドクターカーで駆けつけて二十八分後にこの救急車に同乗し、車内で応急処置にあたった。

 女性のかかりつけの医院は重篤な患者を受け入れる施設が整っていなかったため、救急隊が未熟児の状態を確認した直後から消防局指令情報センター(中央区)が電話で受け入れ先病院を探した。

 情報センターは市立札幌病院、北大や札幌医大、道立子ども総合医療・療育センター、民間の総合病院三病院に「NICUが満床」などと次々と断られた。この中にはNICUがない病院もあったが「治療は無理」と断られたという。

 三番目に依頼を受けた市立札幌病院によると、同院のNICUも満床だった上、当直医が「別の患者の治療中で手が離せない」と断ったという。最終的にNICUのない手稲区内の病院が受け入れたが、病院着は翌日午前零時八分。通報から一時間半が経過し、未熟児は心肺停止となっていた。女性は別の救急車で産科のある病院に搬送され、無事だった。

 市立札幌病院は翌日、未熟児の受け入れを申し出たが、この病院から「動かせる状態ではない」と言われたという。市立札幌病院の服部司新生児科部長は「あってはならないケースと認識している。無理をしてでも当日に受け入れるべきだった」と対応の不備を認めている。







偏った報道では定評のある

北海道新聞は

相変わらず医師叩きに

奔走しています。




一誌だけ飛びぬけて

厳しい記事になっています。







ヲイヲイ…

>無理をしてでも当日に受け入れるべきだった



こんなこと言わずに、

さっくりと

「限界を超えていましたので

受け入れられるはずがありません」

と言えばいいのに…。





札幌は

”札幌の道立高 「胸触られた」120人苦情 女生徒 内科検診終了できず”(2)

みたいなこともありましたから、



”札幌の医療僻地化は

どんだけだよ”、

という気がします。







北の大地の医療ネタは

寒すぎて

凍えてしまいそうです。








(1)
■札幌市は産科救急にかける金はないらしい 「札幌の産科重症救急 医会、輪番制9月撤退 市と決裂」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-286.html

■札幌の産科の夜は深く… 「救急医療:産婦人科医会、札幌市の改善提案を拒否 当番体制の辞退も /北海道」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-277.html

■さらば札幌 産科二次救急消滅へ 「重症救急撤退を通告 札幌市産婦人科医会」
http://ameblo.jp/med/entry-10075985719.html

■北海道新聞社説 「産科救急問題 患者置き去りでは困る」
http://ameblo.jp/med/entry-10076274995.html




(2)
■札幌の道立高 「胸触られた」120人苦情 女生徒 内科検診終了できず
http://ameblo.jp/med/entry-10038485605.html
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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