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■「キセキ」 GReeeeN LOVERS POP“Pure” そして、良いお年を



1年間当ブログへ来ていただき、

本当にありがとうございました。






今年の1年、皆様にとっては

どんな1年でしたか?






私にとっては

「キセキ」のような1年でした(1)。








「キセキ」 GReeeeN


明日 今日よりも好きになれる
溢れる想いがとまらない
今もこんなに好きでいるのに 言葉にできない


君のくれた 日々が積み重なり
過ぎ去った日々 2人歩いた軌跡
僕等の出会いがもし偶然ならば 運命ならば
君に巡り逢えた それってキセキ


2人寄り添って歩いて 永久の愛を形にして
いつまでも 君の横で笑っていたくて
「ありがとう」や ああ 「愛してる」じゃ まだ
足りないけど せめて言わせて 「幸せです」と


いつも君の右の手のひらを ただ僕の左の手のひらが
そっと包んでく それだけで ただ愛を感じていた


日々の中で 小さな幸せ
見つけ重ね ゆっくり歩いた軌跡
僕らの出会いは 大きな世界で
小さな出来事 巡りあえたそれってキセキ

上手く行かない日だって 2人でいれば晴れだって
強がりや寂しさを 忘れられるから
僕は君で なら 僕でいれる から
だからいつも傍にいてよ 愛しい君へ

2人ふざけあった 帰り道 それも大切な 僕らの日々
思いを届けと 伝えたときに 初めて見せた 表情の君
少し間があいて 君がうなずいて
僕らの心 満たされてく愛で
僕らまだ 旅の途中で
またこれから先も 何十年 続いていけるような 未来へ

例えばほら 明日を見失いそうに僕らなったとしても

2人寄り添って歩いて 永久の愛の形にして
いつまでも君の横で笑っていたくて
「ありがとう」や ああ 「愛してる」じゃ まだ
足りないけど せめて言わせて 「幸せです」と

上手く行かない日だって 2人でいれば晴れだって
喜びや悲しみも 全て分け合える
君がいるから 生きていけるから
だからいつも傍にいてよ 愛しい君へ

最後の一秒まで

明日 今日より笑顔になれる
君がいるだけで そう思えるから
何十年 何百年 何千年 時をこえよう
君を愛してる







患者さんが医師に出会って、

そして

調子が悪いときに医師が

何らかのお手伝いができて、

もしかしたら患者さんの人生が変わるのかも…、

時々、患者さんとお話ししながら

そう考えます。






一つ一つが

「キセキ」の積み重なりで

私たちの毎日は出来ています。









我々医療者はきっと、

ほんの小さな「キセキ」を起こすことが

できる職業なのです。






小さな「キセキ」が

皆さんとともにありますように。

そして、

いつも優しい気持を持ち、

多くの方に

接することができますように。










ブログについて。



私にとっては

日本に1億人ちょっといて、

そのうち専門職である医師が

25万人ぐらいいて、

そのうち1%が2500人ぐらいなわけです。





うちのブログでは

8月20日には

ユニークアクセスで5000人を超え、

トータルアクセスでは1万人を超えました

(トップページのみ)。





…そう、

あの「福島妊婦死亡事件」判決日です(2)。




全医師数の2%が1日で当ブログに来ている、

50人に1人が8月20日にうちのブログを見た、

なんてちょっと想像ができません

(もちろん、非医療者の方もいると思いますが)。





ブログを書いて、

皆さんに読んでいただける、

そんな「キセキ」を

いつも感じています。

本当にありがとうございます。







そして、2008年。

私個人的には”開業”してしまいました(3)。

1日1日が

ものすごい勉強になりました。

そして、楽しいです。






ただ、

かたくなにブログも続けて、

かなり「ブログやめようかな…」

なんて思わないでもなかったんですが、

結局続いて、

3月にアメブロからFc2に移転して

本記事で570本目になります。





…こんだけの努力、ほかに向けろよ、

という声も聞こえてきそうですが、

とにかく、

「開業とブログの両立」

をやり切りました。




いいか悪いかは別にしても、

やり抜きました。



自分でも”バカ”だと思いますが、

人間、100%合理的じゃないのもいいかな、

なんて思っています。





こうして12月31日の記事を

書けるとは、

本当は自分でも半信半疑でしたので、

この記事までたどり着けたのは

本当にうれしいことです。



応援してくださった皆様、

本当にありがとうございます。



















…閑話休題…

今年、一番びっくりしたのは

「勤務医 開業つれづれ日記」と

ググったら、

全然ヒットしなくなっていました。



冷汗がどっと流れて、

「グーグル八分か!」(村八分に準ずる)

とか思って、

批難、中傷だらけの記事内容を

ふかーく反省したのですが、

よーく見たら

「づれづれ日記」

(正解は”れづれ”)

なーんだ、ずれずれ、ですか、

と一人夜中に笑っていました。












毎日、

いつも皆さんのもとに

「キセキ」がありますように…。






これで、2008年のブログを終了いたします。









中間管理職









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(2)2008年8月20日記事

■福島大野事件 2008年8月20日判決 まとめ
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-date-20080820.html

ほか


(3)
■ ■ ■ 開業しました ■ ■ ■
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-384.html







関連記事

■牟田口中将あらわる 「医師は被害者意識を捨てよ」 信友 浩一 九州大学大学院医学研究院医療システム学分野教授

日本医療政策機構
http://www.healthpolicy-institute.org/ja/

とかいう組織があります。





代表理事 黒川清先生

は新臨床研修制度を

推し進めて

日本中の医療を混乱に陥れました。






そして

現在もなお、オピニオンリーダーとして

日本の医療の方向性について

いろいろ言っておるようです。







そんな

日本医療政策機構から

吐き気がする「提言」が

出てきました。







われわれ現場医師はラガーメンで、

「監督」とか言うお偉い方々は

スタンドで高みの見物だそうです…。





そして、

「監督」はラガーメンたちが

「もう過労死続出で戦えません!」

と言っているのに

「他人を信じろ!」

とか言うそうです…。






現場の医師は

「無限ラグビー地獄」

で泥だらけではいずりまわるのが

役目らしいです。







【緊急提言】第8回「医師は被害者意識を捨てよ」

http://hpij.exblog.jp/10052772/#

その時期が注目されている衆議院の解散・総選挙にあって、最大の争点と考えられるのが医療政策。当機構では日本の医療政策のキーパーソンに「医療政策―新政権への緊急提言」と題したインタビューを行っています。

九州大学大学院医学研究院医療システム学分野教授
信友 浩一氏

第8回にご登場いただくのは、九州大学大学院医学研究院医療システム学分野教授の信友浩一氏。全国でも数少ない医療政策や医療マネジメントの専門大学院で数多くの人材を輩出してきただけでなく、全国各地の自治体の政策や医療機関の経営戦略立案などを多数手がけておられます。
 
インタビューは、下記質問項目に沿って行われました。

<質問項目>
1.医療政策における重要課題、そして課題解決の方法などについてお聞かせください。
2.医療政策課題にまつわる5つのキーワードを教えてください。
3.課題解決を実現するための財源確保の方法は?
4.課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることをお聞かせください。
5.我が国の医療政策に必要な、もっとも重要なキーワードなどを「ひとこと」で示してください。


1.医療政策における重要課題、そして課題解決の方法などについてお聞かせください。

議論の大きな枠組みを考えよ

政策を論議するときに、前提、あるいは議論の枠組みがないので、さまざまな関係者が、みな自分にとって都合のいい話ばかりをしているような印象がある。たとえば、医療崩壊は医師が足りないから、つまり量の問題だと言う。そういう発想自体が、「私は、今のままでいい」ということにつながりかねず、思考停止を招くのではないか。量が増えたとしてもシステムを変えなければ、単に医学部の教授が喜ぶだけ。将棋の駒が増えるだけで、結局、何も変わらない。

国と地方の役割分担
 
医療という生活にきわめて密着した公共サービスの枠組みには、国が担う部分と地方・現場が担う部分との2つがある。医療は、医師がいなければ成立しない。したがって、医療に関して国が担う部分は、医師の質を保障するための医学部教育と国家試験。そして、量のコントロール。これらは、本来的に国が担うことだ。

地方・現場が担うことは、住民にとって納得のいく医療提供を受けられるよう、政策を総合的に調整することだろう。



2.医療政策課題にまつわる5つのキーワードを教えてください。

①医師は応召義務を果たしていない

医療問題にまつわるひとつ目のキーワードは、医師の応召義務。医師は、医療業務を独占している。独占しているのだから、必ず義務も出てくる。それが、応召義務。たとえば電力会社は、すべての国民に電力を供給しなければならない。その代わりに、地域の電力供給を独占できる権限が付与されている。つまり権利と義務を、同時に持っているのだ。へき地だから電気を供給しない、儲からないから送らないというとはできないのである。医師は、医療業務を独占していながら、応召義務を果たしていない。これが医療のもっとも本質的な問題だ。

東京や奈良のたらい回し事件もそう。自分の施設が満床だったら断るということが、習慣化されてしまっているから起きる。「施設完結型医療」を前提にしているなら、応召義務も果たしてもらわなければ理にかなわない。

「いまあるもの」で何とかするのが医療だ

求められているのは「地域完結型」の医療。自分の病院で対応できなければ、ほかの病院が対応できないか探してみるべきだろう。医師が不足していようが多かろうが、今いる人員でどうにかする。それが医療の大原則である。

我々はエコーの検査、超音波による検査機器がないからといって、診断をさぼったりはしない。あるいは、血圧計がなく、血圧が測れないからといって何も手当しないなどということもない。そもそも医療は、今あるものでどうにかするものだ。「CTがないからできない」──ありえない。「満床だから」──そんな理由でなぜ診療を断っていい、なぜ、許されるのか。そんな習慣をつけたのは誰か。医師たる者が、業務を独占しながら、応召義務を果たさない。いつ、医師の神経は麻痺したのだろうか。

少なくても、私たちの世代、団塊の世代までは、そんなことはなかったと記憶ししている。何々がないからできませんなどと言ったら、上司からこっぴどく怒られた。「患者を見殺しにするのか!」と。そう叱咤する指導者もいなくなったのだろう。たぶん我々の10歳年下からの世代から、そういう習慣ができ上がっていった。そんな気がしている。

②医師は被害者意識を捨てよ

2つ目のキーワードは、被害者意識。こんなものがあったら絶対新しいものは生まれないし、元気になれない。阪神大震災があったときに、東部地区の灘や西灘ではすぐに自警団を組んで、ゴミを勝手に捨てるな、変なやつが来たら追い出せ――そんな自発的なコントロールがすぐにできたという。おそらく彼らに、被害者だとの意識がなかったからだ。たとえ、被災者ではあったとしても。

ところが、被害者意識を持っていた地域では、「いつゴミを取りに来るんだ」、「俺たちは被害者だ」――と訴えるばかりで、何も進まなかった。被災者ではなく、被害者だと言う。行政は何もしてくれないと言い、いまだもって自立できていない。被害者意識だけしかないから立ち直れないのだ。
医師も同じ。「私は悪くない。制度が悪い。被害者だ」――だからうまくいかない。「私たちは自らこれを変える。だから行政はこうしてくれ」というのが、本来のプロ集団でありネットワークであろう。

昨日、経営がうまくいっていない病院で、勤務医との間に次のようなやり取りがあった。「なぜ、君らの病院はうまくいかないんだ。時代にも適応していないし、必要な診療科のスクラップ・アンド・ビルドもできていないのは、なぜか?」、「院長が悪い」、
「わかった。お前たちは悪くないというんだな。じゃあ院長をいかに辞めさせたらいいか、クーデターの起こし方を私が教えてやろう」
、「結構ですよ」。これが典型的な例だろう。自分たちに当事者意識がまったくない。

発想を変えれば良い。誰が悪いかという犯人探しをしても意味はないのだ。発想を変えられないのに、発想を変えられる人の邪魔をするなと言いたい。発想を変えれば、世の中も変わる。

ヒエラルキーの中で育った医師は、二言目には「教授が」、「院長が」と言う。自分で考える癖をつけてこなかったせいだろう。

先ほども触れたが、当事者意識がないのは、医師だけではない。東京大学医療政策人材養成講座のグループが47都道府県知事に「救急医療体制はあなたの問題だと思いますか」というアンケートをしたら、「YES」回答をしたのは、たった2人の知事だけ。ほとんどの知事が、それは国の問題・担当部局だと答えたそうだ。
まず、知事に当事者意識がないことが、地域での最大の問題。私がお手伝いをしている地域の方々は、どなたも当事者意識を持っている。三重県のある院長は、市長や医師会長といっしょになって自ら100ヵ所くらいでタウンミーティングを行っていると聞く。要は、地域の問題についは、知事や市長などトップ自らが当事者意識を持って解決しようとしなければ何も始まらないのだ。

③数値と事実で議論を

3つ目は、フィギュア・アンド・ファクト、つまり数値と事実。何をどうしたらいいかを、データと事実のみで議論する。覚えやすいようにFFとでも呼ぶといいかもしれない。「足りない」などの感覚値ではなくて、そこにある医療資源をどのようにシステム化したらいいか、ネットワーク化したらいいかを、数値にもとづいて考えるべきだ。

三重県に例をとれば、ある県立病院の院長さんは、大学から脳神経外科医が引き揚げられたので、お隣りの伊勢市の病院の脳神経外科に患者を送っている。産婦人科も引き揚げられると、今度は同院の先生に来てもらった。つまり、その病院にとっての脳外科や産婦人科の医療は、伊勢まで含めた地域完結型医療となったのである。さらに、去年の夏には、中学生と高校生で医学部・歯学部・薬学部・看護学部等に行きたい者・行って入る者140名を集めて「サマー・メディカルスクール」という取り組みをし、そこで院長さんは、故郷で役に立ちたいという若者がまだまだいることを実感したと話していた。

重要なのは、地域の人による地域振興の気持ち。地域振興は地域の者が考えて、支えるしかないし、支えるべき。人間もいるし、情報交換もできる。そういう動きをつくるために首長には、話し合いの場、交わる場を設けていただきたい。

ある市長からも医師不足で困っていると相談を受け、対策に乗り出した。その市の場合は、まず、責任診療地区を設けた。マーケット調査をし、互いの病院が不足している診療科を補完し合うようにしたのだ。また、基幹病院である5つの病院国立、済生会、市立、社会保険病院と市民病院の院長に集まってもらい、診療科の再編成を行った。各病院には非常勤の雇用をやめ、常勤医で担える科のみを存続させ、存続できない科は、他の基幹病院にまわすことにしていただいた。
また、院長が派遣元の大学と交渉し、4人か5人はその大学の派遣でない医師を受け入れられる枠づくりをした。
数値と事実をもとに、適切なネットワークをつくれば、医師不足の問題もなんとかなるものだ。


④医師も弁護士型の専門家集団にすべき

そして4つ目は、臨床医のコントロール。今、医師は、その身分を生涯にわたって保証されている。一方で、目の前の患者及びコミュニティに対して適切に医療を行える感性や経験、そしてモラルがあるかなどは問われてはいない。

よく比較されるが、弁護士は司法試験という国家試験を通ったあと、自由にどこででも弁護士業務ができるかと言えば、できない。司法試験に合格したら司法研修所で共通の研修プログラムを受け、修了して、さらに47都道府県の弁護士会という業務統制型の専門職集団に所属することで、初めて弁護士実務ができる。

医師は、医師国家試験を通ったあと、共通の研修プログラムもなければ、どこかに所属しないと実務ができないという専門職集団に属す必要もなく、いわば野放図。この状況は、いかがなものだろうか。医師法を改正して、弁護士会と同じように業務統制型の専門職集団に属すよう義務づければ、医師のクオリティコントロールも、配分コントロールもできるようになるのではないだろうか。

⑤「医療理念法」を

5つ目は、医療理念法。そもそも医療とは何かという医療の理念法が、我が国にはない。「ああ、がんが話題になったからがん対策基本法をつくろう」、「自殺が多い?取り組みましょう」、「予防接種、ああ、そうしましょう」。私は、医療はなんぞやとの理念を明確にしなければならないと思う。そのうえで、医療提供のためのコストとリスクとベネフィット──コストは医療提供側、プロバイダーが負わないといけないリスクもある。同時に、患者さんが負わないといけないリスクもある。ベネフィットも、個人的なベネフィットと社会的なベネフィットがある――の配分をどうするかを決めるべきだ。

国がやるべきことは、医療理念法をつくることだろう。隣の韓国や台湾では口腔ケアの理念法ができたらしい。日本は近隣のアジア諸国よりも取り組みが遅れている。

国会や政党の法制審議能力を増強せよ

国会で法制審議にあたるスタッフが、きわめて少ない。政党も同様。だから議員立法をつくる力が弱いし、政府が出してきた政策の検証をする力もほぼない。

まずは、国会で法制審査をする人間を少なくとも今の10倍に増やすことが必要だと考える。政策を検証する内閣法制局に相当するような新たな組織を構築するのだ。そうすれば、その人間は議員の要請に応じて、国会、あるいは行政から出てきた基本データを検証し、政策の検証能力を高められるだろう。初めて政府には確かな政策の起案権が与えられ、国会に同意権を認められる。政策立案、政策評価ともに質が上がり、国が健全になっていくと思う。

3.課題解決を実現するための財源確保の方法は?

1970年代、高度経済成長が終わるまで、道路などのインフラをはじめ、数え切れないほどの公共サービスを行ってきた。低経済成長になった今、その公共サービスを誰の負担でやればいいのか。本来であれば、政治も政策も1970年代後半に大転換が必要だったのだ。

それまでの高度経済成長期の政治及び政策は、利益配分型の政治政策だった。税収増を誰がどういう理屈で分けていくか――。それが、1970年代の後半からコスト配分型の政治、そして政策に転換しなければならなくなった。しかし、政治家はコストを選挙民に負わせようとせず、子どもや孫に払わせようと決めた。
そういう政策選択をした当時の選挙民は、今の50代以上。自分の利益を子どもや孫に払わせるなどという厚かましい選択をしてきたのだから、すみませんと謝罪し、腹をくくって相続税なりで返済する決断をすべきだろう。それを消費税アップで自分たちが引き起こした財政難を補おうとは卑怯としか言いようがない。政治家も国民も己のしてきたことを反省してほしい。

4.課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることをお聞かせください。

今、私が医療に関してできることは、とにかく知事に当事者意識を持ってもらい、周囲で活動を支援していくこと。医療を変えた、そんな地域を増やすこと。医師不足に関しても、どうにかなるのだとわかってくれば、日本全体が変わっていくだろう。まずは、現場主導で変わっている地域の存在を、どんどん紹介していきたいと思っている。

130年、ないしは戦後50年の医療を大転換するのはたいへんだが、5年ぐらいで一挙にやっていかないといけない。自民党は道州制を10年以内に敷くと言っているので、遅くとも10年以内にはすべきだろう。

明日からできること、5年間でやること、10年以内にやること――整理していけば、誰が何をしないといけないかも見えてくる。

5.我が国の医療政策に必要な、もっとも重要なキーワードなどを「ひとこと」で示してください。

「他人を信じなさい」

これは主に医師に対するメッセージである。とにかく自分以外の他人を信じない――日本の医師の、最大の欠点だろう。かつて国鉄にいたとき、組織マネジメントのタブーとして「上位の者は下位の者の業務を代行してはいけない」というものがあった。駅長が助役の代わりをしたら、助役はいつまでも困ったら駅長に頼ってしまう。だから人を育てる、組織を育てるときには、上の者は下位の者の業務を代行してはいけない。手を出さないよう辛抱することが大事だ。

でも、医師は違う。できなかったら「どけっ」と言ってすぐ自分が手術してしまう。看護士が失敗すると「なんだ」と叱って、やはり自分でやってしまう。それで、医師はますます忙しくなる。人と組織を育てる発想がないから、他人を信じる力が医師にないから、自分が忙しくなってしまうのだ。

小学校、中学校、高校、大学と、周囲から「できる、できる」と言われて育ち、自分はできるという全能感を持ったまま現場に出る。だから、他人の力を借りるとか、自分の弱いところを出して助けてくれなどと言えない。人間の弱さへの共感もない。幅広い人間性に欠ける傾向にあるのだろう。

違う言葉で言えば、人間の弱いところ、不安だとか恐怖感、甘えを、医師はそのまま受け入れることができない。結局、「私がもっとやらないといけない」となってしまう。

もうひとつ例を挙げれば、「チーム医療」。「チーム医療だから私の言うことを聞け」と言う教授をよく見る。こういう医師は、チーム医療を野球からイメージしている。自分はチームの監督だから「私の言うことをきけ」とやる。そして、ファーストにはファーストの役割だけ果たせ、決してショートの役割などしなくていいと役割を限定してしまう。

ところが、たぶんチーム医療の本来の意味は、ラグビーのイメージだ。監督は観客席にいて戦いぶりを見る。フィールドにいる者に一応役割はあるけれども、要は自分で考えて、今の場の雰囲気を読んでプレイをする。場を読み自分のポジショニングを考えながら点を取りに行く、トライする。これが本来のチームだろう。医師の場合なら、今、それぞれが何をしないといけないかを読み取って医療をする。これが本来のチーム医療だ。しかし、日本の医師は、これができない。ラグビーをイメージしたチーム医療をすれば、今の少ない数の医師でも、医療はまだ十分にやれるに違いない。

■略歴■
信友 浩一 九州大学大学院医学研究院医療システム学分野教授
1971年九州大学医学部卒。九州大学医学部助手。78年医学博士。80年ハーバード大学大学院(公衆衛生学)卒業。82年国鉄中央保健管理所主任医長、88年厚生省を経て96年九州大学大学院医学研究院医療システム学分野教授。01年から04年まで九州大学医学部附属病院副病院長兼任。





最初に、今回の提言の前提が

書いてあるのかな、

>前提、あるいは議論の枠組みがないので、さまざまな関係者が、みな自分にとって都合のいい話ばかりをしているような印象がある。


と思って最後まで読みましたが、

枠組みや前提の話は

全然なく、一般的な感情論で終了しております。




>①医師は応召義務を果たしていない
>たとえば電力会社は、すべての国民に電力を供給しなければならない。その代わりに、地域の電力供給を独占できる権限が付与されている。つまり権利と義務を、同時に持っているのだ。




われわれは電力会社に

相当する仕事をしているとは

知りませんでした。



じゃあ、

電力会社は停電を起こしたら

訴訟を起こされ、

責任者は実名をマスコミにさらされたり、

「電気需要はどんどん伸びている」

からという理由で電気料金を

国によって抑制されたり、

そんな職場でしたっけ?




われわれは電気屋さんと

同じだとは思いませんでした…。

「医師は電力会社とおなじ」

なんて比喩を使った方は

初めて見ました。



>医師は、医療業務を独占していながら、応召義務を果たしていない。これが医療のもっとも本質的な問題だ。




簡単に言うと、

医師が死にそうな一人の患者さんを見ていて、

その最中に重症患者が来たら

ど根性で診ろ、という意見です。




これって、周回遅れというか、

日本陸軍のような印象です。







もっとも本質的な部分を

読み間違っているので、

インパール作戦の牟田口中将のような

狂った意見をいうことになるのです。





>我々はエコーの検査、超音波による検査機器がないからといって、診断をさぼったりはしない。
>「CTがないからできない」──ありえない。「満床だから」──そんな理由でなぜ診療を断っていい、なぜ、許されるのか。
>そんな習慣をつけたのは誰か。





はぁ…。

愚将の名をほしいままにしている

インパール作戦、牟田口中将の訓示を

今風に言っているようにしか思えません。




以下、引用。

「諸君、佐藤烈兵団長は、軍命に背きコヒマ方面の戦線を放棄した。食う物がないから戦争は出来んと言って勝手に退りよった。これが皇軍か。皇軍は食う物がなくても戦いをしなければならないのだ。兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。腕もなくなったら足で蹴れ。足もやられたら口で噛みついて行け。日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん。日本は神州である。神々が守って下さる…」
以下、訓示は1時間以上も続いたため、栄養失調で立っていることが出来ない将校たちは次々と倒れた。

(ウィキペディアより)





さて、

>そんな習慣をつけたのは誰か。


誰でしょう?

正解は

「司法」です。

医療裁判で、迅速なCT,MRIを行わなければ

医師が有罪、と決まりましたので、

裁判所が決めております。





文句は裁判所に言ってください。

それとも、有罪になるような行動を

この方は推奨するのかな?




>少なくても、私たちの世代、団塊の世代までは、そんなことはなかったと記憶ししている。



いや、だから、

団塊の世代のツケを

いま我々が払わされているんですから、

そんな偉そうに言われても

「今の若い者は!」

っていう、

バブルでいい思いをした

老人のたわ言ってことです。








>②医師は被害者意識を捨てよ


>わかった。お前たちは悪くないというんだな。じゃあ院長をいかに辞めさせたらいいか、クーデターの起こし方を私が教えてやろう

ここで取り上げている勤務医の意見は

経営と従業員の考え方が

まったくわかっていない、

”典型的なお役人発想”です。





よく、基礎の教授が

宴会の席で言うような感じの

”空論”です。





病院のシステムが悪くて、

院長が悪くて、

クーデターを起こさない従業員が悪い、

当事者意識がない、

…。


へー。

そもそも周りが付いてこない意見自体を

分かっていない気がします。

非現実的なんです。


そして言うことを聞かない医師が

ダメだ、と。







じゃあ、そこらじゅうの病院で

クーデターだらけになるのがいいのでしょうか?




そしてクーデターを起こしても

国のシステムが変わらなければ

ほとんど同じことの繰り返しになる気がします。

たとえ誰がやってもおんなじです。








それほどの気骨がある方は

とっくに開業しています。









>フィギュア・アンド・ファクト、つまり数値と事実。何をどうしたらいいかを、データと事実のみで議論する。

とか言いながら、

数値と事実が出ていないのはなぜでしょう?


>三重県に例をとれば、ある県立病院の院長さんは、大学から脳神経外科医が引き揚げられたので、お隣りの伊勢市の病院の脳神経外科に患者を送っている。

>産婦人科も引き揚げられると、今度は同院の先生に来てもらった。
>つまり、その病院にとっての脳外科や産婦人科の医療は、伊勢まで含めた地域完結型医療となったのである。


これが、成功例なんですか。

どんどん搬送範囲を広げろ、

って言うことなのかな?





これを新聞が報道したら。

「産科、脳外科閉鎖、三重県立病院の患者たらい回し」

とか

ぶち抜かれることでしょう。




>覚えやすいようにFFとでも呼ぶといいかもしれない。

…センスねー。






フィギュア・アンド・ファクト

もいいですが、

FFだったらファイナルファンタジーしか

思い浮かばない世代なので、

なんかずれずれ。


おまけにそのFFとやらが何を言いたいのか

全然わかりません。





>重要なのは、地域の人による地域振興の気持ち。

あ、あれ?

いきなりずっこけですが、

「気持ち」ですか。

FFとか言ってませんでしたっけ?

フィギュア・アンド・ファクトはどこに?

結局、感情論ですか…?



>3.課題解決を実現するための財源確保の方法は?


>そういう政策選択をした当時の選挙民は、今の50代以上。
>腹をくくって相続税なりで返済する決断をすべきだろう。>政治家も国民も己のしてきたことを反省してほしい。





ここでもフィギュア・アンド・ファクトはどこに?

個人的に、このお方は相続税で医療を救うと?

50歳以上に懲罰的な相続税を課す、

というのがこの方のご意見のようです。




みんな納得するのかな?





政治家も国民も、って、

自分はどうなんでしょう?

当然50歳代以上でしょうから、

ご自身で決断されるべきでしょうね。







挙句に、

ご自身がやっていることは

ほとんどナッシング。


>4.課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることをお聞かせください。

>今、私が医療に関してできることは、とにかく知事に当事者意識を持ってもらい、周囲で活動を支援していくこと。
>医療を変えた、そんな地域を増やすこと。医師不足に関しても、どうにかなるのだとわかってくれば、日本全体が変わっていくだろう。まずは、現場主導で変わっている地域の存在を、どんどん紹介していきたいと思っている。



…いや、だから、

日本中、医療崩壊して

そんななかで

「医療過疎でも元気ばりばり」

とか、そんな場所、ないから。




全国が

「医者がいねー、救急が崩壊しているー」

とか

医師がバタバタ過労死して

どんどん最前線から医師が裸で逃げ出しても

それでも誰も助けを出さなくて、

国もがっつり社会保障費を削ることはやめず、

「社会保障費2200億円は削減しない。230億円削減で勘弁してやる」

なんて、それでもまだ削るんですか?

こんなに医療が大問題になっているのに、

闇金ウシジマくん(2)みたいなことを

まだ国はやるわけです。




さらに厚労省と地方自治体は

偽善的な箱(=高次救急病院)を作って、

何人医師が死んででも救急をやり続けるようにしたり

(東京、産科スーパーセンター構想)、

司法も、優秀な医師ほど先に生首を切って

血をまき散らして有罪にするような、

まさにドラゴンヘッド的な状況(1)が

起こっているのです。




それなのに、

元気なところを

>どんどん紹介していきたい


って、まるでレポーター?

医療政策を立案するのではなく紹介するだけ?

具体的なことはなにも言ってないし

事実も数字も何もない。

単なる”意見”というか妄想だけです。




>ラグビーをイメージしたチーム医療をすれば、今の少ない数の医師でも、医療はまだ十分にやれるに違いない。


…現在の極端な医療費削減を

続けておきながら、

「ラグビーのイメージだ!」

なんて言われて

うなずく医師がどれほどいるでしょう?




実際に「ラグビーのイメージ」

とやらでどれだけ医療崩壊が

救われている地域があるのでしょう?

医療における「ラグビーのイメージ」の

FF(ぷっ)とやらはどこにあるんでしょう?






地方自治体の公立病院は

7割以上が赤字で、

その額も2000億円以上と

まさに

「瀕死状態」です。






なにが「ラグビー」?

なにが「監督」?

いいですね、監督は。





元気なのは実際には

現場に立っていない人たちの

意見ばかりです。






最初にあげた「議論の枠組み」

とやらは、どこにいったのでしょう?





最後は現場に丸投げで

「ラグビーど根性論」で終わっているあたり、

インパール作戦の牟田口中将を

思い起こさせます。





医療政策の専門家は

なにか有効な手立てを

いままで打ち出してきたでしょうか?




黒川先生の「新臨床研修制度」?

素晴らしい制度でしたね。




定額制の「DPC」?

「DPC」は今後、病院の首輪となり、

生かさぬよう、殺さぬよう、

というか半分死ぬ(=病床を半分にする)程度に

締め付けることになるでしょう。




新たに「ラグビーど根性論」が出てきましたが

これで何の提言なのでしょうか?

50歳以上の懲罰的相続税だけが

具体的な意見なんですね。






「厚労省、医療政策専門家、マスコミ、国民という

バカの4乗が日本医療崩壊の悲劇を招来した」

そんな言葉が

よぎります。












(1)
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望月 峯太郎

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(2)
■闇金ウシジマくん 真鍋 昌平
http://ameblo.jp/med/entry-10053628613.html

(3)
■それでもまだ減らします 「社会保障費抑制230億円 閣僚折衝「2200億削減」有名無実化」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-555.html









関連記事

■開業小物 「アクリル サインホルダー」


院内掲示もきれいでないと

ダメですよね。




ちょっとした事には

このサインホルダーが

大変便利です。






クリックすると楽天に飛びます。




サイズはA4まで

各種あります。

自立型ですので、

カラーでプリントアウトをした

A4をそのままはさむことができます。





単なるA4プリントだけだと

はじがめくれたりしますが、

これにはさむときれいな掲示物になります。






カウンターで

「受け付けはこちら」

とか

「ただいま処置中です。

大変ご迷惑をおかけしておりますが

しばらくお待ちください」

などと立てておけば

患者さんをスムーズに誘導できるかと思います。




ご参考になりましたら幸いです。












関連記事

■「第九軍団のワシ」 ローズマリ サトクリフ

たまのお休みに

何を読みますか?




こんなのどうでしょう?




「指輪物語」
(ロード・オブ・ザ・リングというより私はこちらの方が親しみがあります)、

「ナルニア国物語」
(映画は1,2作ともオリジナルのイメージそっくりでよかったです)

「ゲド戦記」
(オリジナルは最高、映画は最低でした…)

など最近ではすっかり映画化がされつくされた

ファンタジー系ですが、

歴史をベースにしたファンタジーというのでしょうか。



以上の本が読める方には

とてもお勧めです。





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第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)
(2007/04)
ローズマリ サトクリフ

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サトクリフの代表作です。




もともとサトクリフは大好きなんですが、

さらに、ローマの歴史が好きな方なら

かなりおすすめ。





この本は

こんな歴史的な事実をベースにしています。







 紀元117年ごろ、今日のヨーク、その当時のエブラークムに駐屯していた第九軍団が、カレドニアの諸氏族を平定するために北に進軍し、その後消息をたつという事件が起こりました。

 それから約千八百年のち、今日のシルチェスターで、かつてはカレバ・アトレバートゥムの町であり、今は緑の野原である場所が発掘されたとき、翼のないローマ軍団の《ワシ》が発見されました。その《ワシ》は今日レディング博物館でみることができます。なぜ《ワシ》がそんなところに埋(うず)もれていたかについては、これまで色々な人びとが、さまざまな説をたてています。でも、第九軍団が北の霧のなかに消えたのち、何が起こったのかわからないように、本当のところは誰にもわかりません。

 これらふたつのふしぎな出来事をひとつにして出来上がったのが、この『第九軍団のワシ』の物語なのです。

            ローズマリ・サトクリフ





序文からの抜粋です。

うぁー、すごく気になりません?





屈強なローマ軍団がイギリス、ヨーク(エブラークム)から北へ向けて進軍し、消息を絶つ。

そして、なぜかヨークよりはるか南のシルチェスター(カレバ・アトレバートゥム)でローマ軍の象徴である”ワシ”が埋もれている…。







…え?

岩波少年文庫と侮ることなかれ。

結構見てますよ、私。

「モモ」も「ドリトル先生」も

岩波少年文庫です。





一応、対象は「中学生以上」。

もちろん、みなさんも

中学生以上だと思いますので、

ぜひ手に取ってみてください。




ご参考になりましたら幸いです。







サトクリフはこちらでも有名。

ぜひぜひ読んでみてください。

アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル (サトクリフ・オリジナル)アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル (サトクリフ・オリジナル)
(2001/02)
ローズマリ サトクリフ

商品詳細を見る


もう、読書家には必須です。










関連記事

■「ぐり研ブログ」と医療崩壊系ブログ

最近読んでいます。



ぐり研ブログ
http://gurikenblog.cocolog-nifty.com/blog/



詳しい医療崩壊系のブログでして、

情報も立体的で

流れがわかるのが

素晴らしいです。




とてもよかったのは

”君はテキサス親父を知っているか?”
http://gurikenblog.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_8051.html

でした。

リンク先をみて、

夜中にひとりで笑ってしまいました。





…あれ、医療崩壊系じゃない?








ブログのスタンスとして、

うちはどちらかというと

速報型なのかもしれません。



質、量ともに速報型のブログでは

こちらが一番です。

”産科医療のこれから”
http://obgy.typepad.jp/blog/


こちらも素晴らしいブログです。

天漢日乗
http://obgy.typepad.jp/blog/

ちなみに天漢日乗さんは

”非”医療従事者です。

その博識には驚くばかりです。







熟考型ブログ、

というか吟味して文章を練り上げているのは

アルファーブロガーでもある

”新小児科医のつぶやき”
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/

や、

”健康、病気なし、医者いらず”
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/

なんかじゃないかと思います。


”東京日和@元勤務医の日々”
http://skyteam.iza.ne.jp/blog/

はおすすめ。

かなりアメリカの情報にも強いです。






なんて考えていたら、

自分の当ブログが実は”色モノ”なのかも、

なんて思ったりもして…。





医畜日記・楽屋篇
http://blog.m3.com/akagamablog/


東大リンデロン事件~日本医療崩壊史 第三章 産科崩壊の歴史(2)
http://blog.m3.com/akagamablog/20081225/2

とか、ぜひ読んでみてください。





大トリは

絶大な人気を誇るssd’s Diaryです。

ssd’s Diary
http://ssd.dyndns.info/Diary/

たぶん、医療関係者以外は

分かないであろう発想と、

妙に韓国系に詳しいネタ。


ドクターかあ
http://ssd.dyndns.info/Diary/?p=2812

には瞬間的に激しく笑わせてもらいました。









というわけで、

今年も大変皆様にはお世話になりました。




また、

知らないブログもいっぱいあると思いますので、

これいいです、というところがあったら

コメントにお願いします。




「てめー、うちのブログ

なんで載せてねーンだ!」

ぐらい元気のある方も

コメント欄にお願いします。





てなわけで、

「ぐり研」にも注目してます。







今年1年、

皆様はどんな1年だったでしょうか?




医療系ブログにとっては

大変な1年でした

(ネタが多すぎて)。



そして、「医療敗戦」が形になって

見えてきた1年だったとも思います。



来年はどのような1年になるでしょう。

皆様のご健康と

さらなる飛躍をお祈りいたしております。





では、良いお年を。




(今年中にできたら、もう1,2本

記事を書きたいと思っていますが

出来なかったらごめんなさい)











関連記事

■開業小物 「Kファイル」

伝票の取扱い、どうします?

って、わからないですよね。



開業するまで

私もわかりませんでした。

特に納品書、どうしようかな

と思っていました。






開業すると

いっぱい納品書をもらいます。




…納品ってことは、つまりは

お金が出ていくことなんですけどね…。





2穴のファイルでもいいのですが、

めんどくさいのでイイのないかな、

と思って文房具屋さんに聞いたら

ありました、

こんなもの。




「Kファイル」です。


クリックすると楽天に飛びます。





なによりも

ワンタッチで伝票を

入れることができるのが楽です。




納品書ですから、

1年で区切って保管しておくことになると思いますが、

Kファイルで会社ごとにまとめて

年末に100均とかで売っている黒いひもで

くくって保管しておきます

(=ダンボールにでも放り込んでおきます)。



だって、Kファイルでとっておくの

もったいない気がしますし、

1年たったらあまり見返さないかと思います。





納品書の欠点は

「会社ごとに伝票の大きさが違うこと」です。

私もいろいろなKファイルを使っています。




現時点では卸の2,3メーカー分と

医療廃棄物やなんやかんやで

全部で7冊ぐらいありました。






ご参考になりましたら幸いです。




関連記事

■なんと病院まで定額割! 「<定額医療>厚生省、倍増へ 最大15%1400病院対象に」 お父さん、大丈夫?


どこかのCMでありそうな状況。

なんと病院まで定額割。





しかも2010年から激変緩和措置を

解除するから

めちゃめちゃさらに低額に価格が下がる予定。





妊産婦受け入れ数などで判断する地域医療への貢献度などを高めないと収入が激減する仕組みに改める。


妊婦を受け入れてないと

収入激減、って

産科がない病院はつぶれろ、

というお達しなのかな?










<定額医療>厚生省、倍増へ 最大15%1400病院対象に


2008年12月27日11時44分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000032-mai-pol

 厚生労働省は09年度に、医療費が定額の「DPC(入院費包括払い)対象病院」を大幅に増やす。最大で今の2倍、約1400病院とする方針で、全国の約9000病院中、15%がDPC対象病院となり、91万床ある一般病床の50%が包括払いに変わる。ゆくゆくは出来高払い中心の現状を改め、定額制を広めた上で病院の選別を進め、病床削減につなげる意向だ。

 DPCは病気や手術の種類ごとに、1日当たりの入院医療費を決めている制度。厚労省は過剰診療を防ぎ医療費を抑制するため、03年度に大学病院など82病院にDPCを先行導入させた。年々増え、08年度は718病院に達している。

 718病院とは別に、約700の病院は07年度からDPC導入に向け準備を進めている。厚労省はこのうち看護師の配置などが基準以上の病院は09年度にDPCへ移ることを認める意向で、多くは移行可能となる見通し。名乗りを上げる病院が増えているのは、医療関係者の多くが厚労省の思惑を察知しているためだ。

 現在、DPC病院には導入後の収入が減らないよう報酬を加算する激変緩和措置がある。
しかし、厚労省は10年度から段階的にこの措置を廃止し、
妊産婦受け入れ数などで判断する地域医療への貢献度などを高めないと収入が激減する仕組みに改める。DPCの評判を高め、ブランド化する意向だ。

 各病院は、DPCでなければ患者を集めにくくなるとみており、参加せざるを得なくなっている。ただ、今後は「名ばかりDPC」では生き残れない。厚労省は定額制の普及で医療費を抑え、その次に病院間の競争激化で結果的に病床数が減ることを狙うが、退院後の受け皿が不十分な現状では、行き場のない患者も出てきそうだ。【吉田啓志】

最終更新:12月27日14時7分






携帯だって定額制にするのに

四苦八苦しているのに、

なんで

人の命がかかった病気で

「定額制」なんか

実施するんでしょう?




…まあ、医療費を抑制したいだけの

厚労省の思惑が丸見えなんですが。





医療費が減らされて

もう病院は赤字続出。

公立病院、地方病院は続々つぶれ始めています。





そして、

さらにDPCという定額制。



一例をあげると、

「肝がんで手術しました。

術後経過もOK。

なに、腰痛?

ほかの病気は定額制では

うちのタダ働きになるので

診れませんよ。

MRIなんてもってのほかです。

退院してからお話しましょう」


ということです。







どこかのCMの

犬に心配されるレヴェルの、

おバカなシステムです。








関連記事

■開業小物 「メッセージカルトン」

さて、今年開業して

いろいろなことがありました。

(書けないことのほうが

多いのですが…)



開業してみないと

わからないことは

いっぱいあります。




幸いなことに患者さんも来てくれて、

大忙しでなかなか休む暇がありませんが、

できるだけ情報を還元したいと思っています。




これはいいな、

と思ったものを

つらつらとあげていきたいと思います。



まずはメッセージカルトン



クリックすると楽天に飛びます。






あの、受付でお金を入れたりする

”お盆”か”小皿”みたいなの

「カルトン」というの、知ってました?





私は知りませんでした。




カルトンは製薬会社の方に言えば

持ってきてもらえる場合もありますが、

デザインが決まっております。





このカルトンを買って、

裏からボタンを押すようにすると

シートをはがすことができます。





診療所のデザインが決まっていれば

これをカラー印刷して、

「お大事に」と書いて

挟み込みます。





すると、かなり本格的な

自院オリジナルカルトンの

出来上がりです。





お会計の時にデザインを見て

「へー」

という方もいて、

「院長先生が作ったんですよ」

と受付が話をしてくれると

二度びっくりしてもらえます

(きっと、カルトン自体を作ったと

思ったんでしょう)。






必須ではないのですが、

知らなかった小物です。



何かのご参考になりましたら幸いです。







関連記事

■ ■ ■ 開業しました ■ ■ ■
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-384.html







関連記事

■「大奥 第4巻」 よしなが ふみ

個人的には

家光がとても好きです。



「…そうか

そなたもわしも

何と遠くまで来てしまった事かのう…」

 …大奥 第4巻 P.28



首を長くして待っていました。


で、

ついに出ました。

第4巻。




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大奥 第4巻 (4) (ジェッツコミックス)大奥 第4巻 (4) (ジェッツコミックス)
(2008/12/24)
よしなが ふみ

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家光と有功の恋は

どのような形を

迎えるのでしょう?




そして

玉栄は…(笑)。





目が離せない

右衛門佐。






吉宗の英知溢れる、

そしてさばけた(笑)治世に

どのようにつながっていくことでしょう…。





以前インタビューで

よしながさんが言っていたように

10巻で終わるのかな?





ぜひ手に取っていただきたい

一冊です。

ご参考になりましたら幸いです。














関連記事

■インパール作戦開始 「患者受け入れ ルール義務化へ」 救急医への最後通牒



インパール作戦

1944年(昭和19年)3月に日本陸軍により開始され6月末まで継続された、援蒋ルートの遮断を戦略目的としてインド北東部の都市インパール攻略を目指した作戦のことである。 補給線を軽視した杜撰(ずさん)な作戦により、歴史的敗北を喫し、日本陸軍瓦解の発端となった。 無謀な作戦の代名詞として、しばしば引用される。


ウィキペディアより





あれですか、

救急医療を滅ぼせ、

と誰かが

念でも送っているんでしょうか?

















患者受け入れ ルール義務化へ


NHK 2008年12月26日 4時32分
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013251181000.html

救急患者が医療機関から受け入れを断られるケースが相次いでいることを受けて、国は消防法を改正し、あらかじめ搬送先の優先順位を決めておくなど都道府県ごとに受け入れのルール作りを義務づける方針を固めました。

ことし10月、東京で妊娠した女性が脳内出血を起こし8つの医療機関に受け入れを断られて死亡するなど、救急患者が受け入れを断られるケースが各地で相次いでいますが、現在の消防法では、消防と医療機関の連携や患者受け入れの方法は定められておらず、責任の所在が明確になっていません。

このため国は消防法を改正し、消防や医療関係者が参加する協議会を都道府県ごとに設置して患者受け入れのルール作りを義務づける方針を固めました。

ルールはそれぞれの地域の実情にあったものを作ることが求められ、例えば搬送時間を短縮するためあらかじめ搬送する医療機関の優先順位をつけておくことや、ベッドが空いていなくても1日だけでも責任を持って受け入れる医療機関を決めておくことなどが想定されています。

また、東京で妊娠した女性が死亡したケースでは女性の容態が医療機関にきちんと伝わっていなかったことから、救急隊が報告する項目を統一化することが検討されています。

総務省消防庁などは、こうした内容を盛り込んだ消防法の改正案を来年の通常国会に提出することにしています。







>東京で妊娠した女性が死亡したケースでは女性の容態が医療機関にきちんと伝わっていなかった


救急隊の任務は

「病院にきちんとした報告をする」

ではなく、

「患者さんを病院に搬送する」

ことですので、

救急隊の嘘八百は日常茶飯事です。





聞いた話ですが、

救急隊が

「交通事故で足の打撲があります」

とだけ言って送り込まれた患者さんが

足の開放骨折だった、

(足の骨が外に飛び出しているぐらいのひどい骨折)

とか、

「顔面をぶつけています」

という患者さんが

呼吸困難を伴うほどの顔面多発外傷だった

とか、

ひどいことこの上ありません。






そりゃ、送ってしまえば

救急隊はおしまいですから

ウソをついてでも送りたい気持ちは分かりますが、

それを受け取った医療側は

最低な気持ちになるわけです。





最悪の場合は対応できずに

別の病院に再搬送です。

救急隊の仕事を今度は

病院がやらされるわけです。







>ベッドが空いていなくても1日だけでも責任を持って受け入れる


…ベットが空いてなくても受け入れる、

という意味は

「医学的に対応できる限界を超えている」

ということです。




対応する医師も看護師もなく、

医療機器もなく、

ホテルのベットに転がしておくのと

何ら変わらない条件で、全部受け入れろ、

患者が急変しても知らん、

「何かあれば病院が全責任を取れよ!!」

というジャイアン流提案です。





タダでも疲弊している救急医療を

一気に限界オーバーさせる

「死へのダイブ」です。




まー、

日本の救急医療崩壊を

これほどまでに

みなさんが望んでいるとは

思いませんでした。






ついに救急医療は

医療の限界を超えてやれ、

過労死なんか知らん、

という条件設定になりましたので

携わっている方は

もう

「過労死することを前提に勤める」

しかないのではないでしょうか。




早急に撤退することをお勧めします。

これが日本医療に対する

国の最後通牒です。







関連記事

■産経新聞は憲法無視 「【記者ノート】(4)小児医療の崩壊 医師配置に強制力必要 群馬」


ネタ元は

耶馬苦痢陰弔さん

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-558.html#comment4257


です。

いつも大変お世話になっております。




毎回、この手の

おバカ

が後を絶たないのはなぜでしょう?






医師配置に強制力が必要なら、

それは

居住と職業の自由を認めている

日本国憲法の違反を推奨している、

ということです。



舛添大臣も

同様の内容の読売新聞社説を

「憲法違反」と

一笑に付してます(2)。




なんで、こう

マスコミの方って

同じような意見で、

同じような過ちを犯して

その反論すら検討せず、

バカな理論をどんどん報道するのでしょう?





明らかに

このような論調で

日本医療は崩壊しているにもかかわらず、

マスコミの不勉強と偏見は

とどまるところを知りません。





【記者ノート】(4)小児医療の崩壊 医師配置に強制力必要 群馬

産経ニュース 2008.12.25 02:24

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/081225/gnm0812250224000-n1.htm


 深刻な医師不足の波が群馬にも押し寄せている。11月、群馬大学医学部付属病院(前橋市)が、県内外の基幹病院に派遣する小児科医引き揚げを検討していることが判明。医師輩出の“前線基地”だった大学病院だが、平成16年の新医師臨床研修制度導入で、出身大学の付属病院で研修する医師が減少した。診療体制維持のため、大学側は派遣医の調整に踏み切らざるを得ず、地域医療に反動をもたらす悪循環に陥っている。

 「館林厚生病院は館林・邑楽19万の住民の命を守る『最後のとりで』」-。

 群大病院の引き揚げ打診が報道された直後の今月上旬。館林市の安楽岡一雄市長や5町長が大沢正明知事に提出した要望書には、焦燥感が滲んでいた。同地区住民による署名は12万8951人にのぼった。「子供の両親が不安を持てば人口流失の恐れもある」と、地域社会の地盤沈下を懸念する声もあがる。

 苦境の背景には、小児科を取り巻く厳しい環境がある。呼び出しや当直を含め実質36時間を超えることもある過酷な連続勤務。軽症者の安易な「コンビニ受診」も多い。訴訟リスクとも背中合わせだ。

 国の調査では、平成18年の県内医師数は4026人で10年前に比べ15・2%増加。だが、小児科医は16年の270人をピークに、18年は260人に減少した。

 県も手をこまねいていたわけではない。群馬で働く意欲のある研修医らを対象に「医師確保修学研修資金貸与」を開始。今月、小児科医に絞り追加募集も行った。県内勤務を希望する医師への情報提供システムも稼働している。

 大沢知事は「研修医が群馬で研修したいと思う環境整備に努めたい」と強調。県医師確保対策室も「地域や病院、診療科での医師偏在は大きな課題。小児科でも、待遇改善が問題解決の出発点になる」と語る。

 ただ、県は自治体の取り組みには限界があると主張する。仮に、小児科医の給与を大幅アップしても、全国が同じ動きに走れば、地域格差は逆に拡大する恐れがあるうえ、安易な対策は「医療全体のバランスを崩壊させる」(県幹部)可能性もあるからだ。

 県は「研修医の割り振りについて、国による枠組み作りが求められる」と訴える。確かに、激務の診療科や僻(へき)地(ち)医療を下支えするには、医師配置に一定のルールと“強制力”が必要なのは明らかだ。

 群大病院小児科は内部協議を進め、年明けにも、人事配置の大枠を策定する。同病院の小児科医は「医療体制維持のため、何とか頑張りたい。(県の施策は)本当にありがたいこと。医師が1人でも根付いてくれれば」と言葉少なに語る。

 現状が続けば、小児科医療はさらに危機的状況に追い込まれる。制度改正に時間がかかるなら、給与面の厚遇があっていいはずだ。それもできないなら、
激務に向き合う医師にどう“報いる”か
を真剣に考え、国全体で答えを出す必要がある。(中村昌史)








…馬鹿さ加減も極まれりです。

>医師配置に一定のルールと“強制力”が必要なのは明らかだ。

我々医療関係者は

逆にこう言いたいです。



日本医療を崩壊させた無知なマスコミの報道に

一定のルールと強制力が必要なのは明らかだ




さらにはこんなことを言っております。

激務に向き合う医師にどう“報いる”か


…激務の医師に

「強制的な医師の居住制限と

勤務地制限を加えるのが

医師に報いる方法」

というわけですか。



まさに”報いる”というか

報復攻撃

ですね。










バカでもおバカでもいいのですが、

こういう表現以外に

適切な表現が見当たりませんので

使用させていただきました。



なお、

朝日新聞が個人を罵倒した時に

使用した文言(1)を

ここでも使用させていただきます。




「なお、本記事に中傷の意図は全くありません。」





(1)
■死刑執行人 鳩山法相 「朝日「死に神」報道に法相激怒 「死刑執行された方に対する侮辱」」 刑事訴訟法475条 
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-210.html


■自分が一番自由にやっていて、「医師の自由を制限しろ」…(笑)? 「【断 久坂部羊】医師増員への批判」 ※この記事に中傷の意図は全くありません。
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-231.html


(2)
■読売社説 日本の医師に自由はいらない(笑) 「医師を全国に計画配置、医療改革で読売新聞社提言」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-412.html



関連記事

■「「にきびがつぶれた」でも救急車 増える不搬送」「食事が毎日同じで体に悪いので、病院で点滴したかった」

さすが神戸、

はんぱないっす。



>「にきびがつぶれた」でも救急車

は聞いた中でも

かなりのおバカさん具合。





>「食事が毎日同じで体に悪いので、病院で点滴したかった」

…これって?

何かの健康法?












「にきびがつぶれた」でも救急車 増える不搬送 

神戸新聞 2008/12/24 14:20
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001627727.shtml

 要請に応じて救急車が出動したものの、現場で「緊急性なし」と判断し、搬送しなかったケースが二〇〇七年、神戸市内で千六百八十六件あり、十年前の約三倍に増えたことが分かった。

「にきびがつぶれた」
「ガラスの破片で指を切った」

など明らかに緊急性がなくても、同市消防局は原則、現場へ急行。だがここ数年は安易な要請が全国で課題となっており、同局は「ほかの患者の搬送に影響する可能性もある」と頭を悩ませている。

 〇七年、同市内の出動件数は六万七千二百九十二件。このうち現場へ向かったが既に死亡していたり、引き返したりするなど搬送しなかったケースは約15%に当たる一万二百五十八件だった。

 一万二百五十八件のうち、現場で「緊急性なし」と判断し、救急隊員が要請者を「説得」したケースは千六百八十六件。一九九七年の五百二十八件から大幅に増えた。

 同局によると、これまでにあった緊急性なしの要請は、

「にきびがつぶれて出血した」
▽「救急車で行けば、病院で診察待ちがないと思った」
▽「タクシーを利用する金がなかった」
▽「食事が毎日同じで体に悪いので、病院で点滴したかった」

-など。救急車で向かうと、入院の準備をして待ち、「足が痛いので病院まで連れて行って」と話す人もいたという。

 同局は、〇六年度に一台、〇七年度に二台、救急車を増やしたが、出動から現場到着までの平均所要時間は五年連続で五・七分。九七年に比べて〇・一分延びている。

 同局は「病気やけがの場合はまず、かかりつけ医に相談するほか、自分で病院に行けるかどうか考えてほしい」と呼び掛けている。

(紺野大樹)






これが

すべて神戸市内での出来事で、

年間1600件以上、

こんなことで呼び出されているわけです。











神戸の市民レヴェルが知れる

楽しいクリスマス報告でした。


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中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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