2008/10/03
■なんじゃこりゃ? 「大野病院医療事故:医師の懲戒処分取り消し ”事故調報告書は訂正せず”」
>大野病院医療事故:医師の懲戒処分取り消し
>事故調報告書は訂正せず
…?
何のことやら
よくわかりませんが(笑)?
>「判決は多数の専門家の鑑定や証言に基づき裁定されたもので、精密で客観性が高い」
しかし、相反する内容の
事故調査委員会の報告書についても、
>事故調の報告書について、尾形局長は「再発防止の観点から検討されたもので、見直しは適当でない。資料を集め専門家が判断したもので、当時は適正なものだった」
って、それはないのではないですか?
現に、K医師の上司である教授が
「この報告書は訂正すべき」
と言っていたわけですから。
それを
「賠償を出すためにこう書くしかない」
と押し切られたのが
そもそもの福島事件の始まりです。
大野病院医療事故:医師の懲戒処分取り消し 事故調報告書は訂正せず /福島
毎日新聞 2008年10月2日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20081002ddlk07040189000c.html
◇県、民事上の賠償責任検討
県立大野病院で04年に起きた医療死亡事故を巡り、裁判で無罪が確定したK医師(41)の懲戒処分(減給)が1日、約3年を経て取り消されることになった。一方で県は、事故調査委員会の報告書を「当時としては適正だった」として見直さず、死亡した女性患者側への賠償責任を改めて検討する方針を明らかにした。
この日、県庁で記者会見した尾形幹男・県病院局長は「判決は多数の専門家の鑑定や証言に基づき裁定されたもので、精密で客観性が高い」と、05年の処分を取り消した理由を説明した。
他方、事故調の報告書について、尾形局長は「再発防止の観点から検討されたもので、見直しは適当でない。資料を集め専門家が判断したもので、当時は適正なものだった」と語った。賠償責任については「刑事と民事が同じ結論になるとは限らない。判決全文を検討し、弁護士とも相談し精査する必要がある」とした。
K医師は弁護団を通じ「名誉が回復されうれしく思う。心機一転、地域医療に貢献できるように努力したい」とのコメントを発表した。K医師は今月中旬から、会津中央病院(会津若松市)で産婦人科医として復帰する予定。【松本惇】
…
ねじれをそのままにしておけば、
それだけ
産科医療のゆがみを象徴しているように
思えてしまいます。
賠償を出すための
詭弁としては
あまりにひどいやり方なのでは
ないでしょうか?
こんな福島県の方針を見て
よろこぶ産婦人科の先生が
いるとでも思うのでしょうか?
県がこんなことをやっているようでは、
福島県から
産科医が消滅するのも
時間の問題かもしれません。