2008/06/06
■皮膚科、耳鼻科は初・再診料の夢を見るか?(笑) 「診療所の初・再診料割合、皮膚科で最高」
皮膚科、耳鼻科、終了という事で
よろしいでしょうか(笑)?
無床診療所、
つまりは普通の開業医の場合、
初・再診料だけしかとらない
いや、取れない、
ということが続出しているようです。
>診療報酬全体に占める初診料と再診料(外来管理加算を含む)の割合は皮膚科で最も高く、全報酬の4割を超える
…
全報酬の4割が
初・再診料だけって…。
異常ですよ。
特に皮膚科では、
患者さんを診て、
診断をして、治療して、薬を出して、
それでも4割以上が
初・再診料のみ、
という状況のようです。
これは何を意味するか?
というと、
●H20 診療報酬で、
基本的な処置を
初・再診料に”まるめ”られた科では、
患者さんの半分近くを診察しても
初・再診料しか”認められない”。
●初・再診料は
下げられる可能性が高い。
初・再診料”だけ”に依存している科は
今後、(すでに?)採算があわなくなる可能性がある。
という事です。
皮膚科、耳鼻科では
初・再診料だけが生命線、
寝ても覚めてもこれで食いつなぐ、
しかし、
どんどん安くなること確定、
という状況です。
…
専門科の技術料って
一体何なんでしょうね(笑)?
医療に限らず
専門を軽んじる日本の風習なんでしょうか?
診療所の初・再診料割合、皮膚科で最高
更新:2008/06/05 14:19 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/16416.html;jsessionid=1BAEA4DBC81CE0FA80ECDC1E658EF98A
入院ベッドがない「無床診療所」のうち、
診療報酬全体に占める初診料と再診料(外来管理加算を含む)の割合は皮膚科で最も高く、全報酬の4割を超える
ことが厚生労働省の調べで分かった。4月の診療報酬改定に伴い、いわゆる「5分ルール」が診療時間の目安として導入された外来管理加算の割合でも、皮膚科が最高だった。
初診料と再診料は、共に医療機関による外来診療を評価する点数で、診療所では現在、それぞれ270点と71点に設定されている。また、再診の際、患者に療養上の説明などをした場合に52点を算定する外来管理加算は、「おおむね5分以上」の診療時間を要するため、算定しにくくなったという指摘もある。
4月の改定の付帯意見では、初・再診料や外来管理加算を含む「基本診療料」の在り方を検討し、その結果を今後の改定に反映させる方向が盛り込まれている。
厚労省が6月4日の中央社会保険医療協議会・基本問題小委員会に提出した資料によると、無床診療所の診療科目のうち、
全報酬に占める初・再診料の割合が最高だったのは皮膚科で42.4%。
以下は、耳鼻咽喉科34.5%、整形外科31.5%、小児科27.6%などの順
で、無床診療所全体では23.3%だった。
また、ベッドのある有床診療所(19床以下)では、耳鼻咽喉科での割合が28.9%で最高。
これに皮膚科26.6%、小児科26.1%、整形外科22.7%などが続き、有床診療所全体では16.1%だった。
■外来管理加算の割合も
外来管理加算だけの割合を見ると、無床診療所では皮膚科5.5%、外科5.3%、内科5.1%などの順で、全体では4.1%。有床診療所では皮膚科4.4%、内科4.2%、小児科3.8%などの順で、全体では3.1%だった。
有床、無床で
順番は違いますが、
出てくる科は一緒です(笑)。
つまりは構造的に
これらの科は、
”厚労省から、診療に関する評価を削られまくっている科”
という事です(笑)。
皮膚科
耳鼻咽喉科
小児科
整形外科
の4科は、
初・再診料への依存度が高く、
”危険な状態”です。
まさに
初・再診料の微細な変動で
吹き飛ぶような
日本医療の現状がここにはあります。