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■勤務医の次は開業医も倒れる(笑) 〈北海道医療ルポ〉地元医師会が病院の夜間救急を支援

勤務医が足りなくて、

開業している地元医師会の医師を

無理やり救急に従事させる。





でも、

こんなことやれるのは

地方だけです(笑)。




なぜ?

それは、都市部でやると、

医師が医師会に

入らなくなっちゃうからです(笑)。






勤務医のあとは、

今度は開業医が倒れるまで

仕事することになるのでしょうか?





でも、

「個人商店の店長さん」である

開業医に

救急」という「奉仕活動」を

無理強いして倒れても

誰も補償してくれません。



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〈北海道医療ルポ〉地元医師会が病院の夜間救急を支援
北見医師会、美唄市医師会など、各地で増加


Japan Medicine 2008.3.28
http://www.japan-medicine.com/news/news1.html

 3月末で内科医師6人が一斉退職する北見赤十字病院(北海道北見市)の夜間急病センターに、北見医師会(古屋聖兒会長)が3月から診療支援に入った。さらに、美唄市では、市立美唄病院の休日・夜間救急を支援するために、美唄市医師会(志智重之会長)の会員が、4月から当直支援に入ることになっている。地域医療の崩壊が進む北海道では、地方の中核病院などが医師不足で医療機能を果たせなくなるケースが続出し、地元医師会が診療支援に入るケースが増えだしている。

● 内科医師一斉退職で医師会に支援要請

 今年1月、北海道北見市の北見赤十字病院(680床)の内科医師6人全員が、3月末で一斉退職することが判明した。

 同病院は、オホーツク圏域(3次医療圏)の地方センター病院(1991年指定)と救命救急センターの指定(92年)を受ける同圏域の基幹病院。97年には北見市からの委託で夜間急病センターを院内に設置。1~3次の救急患者を受け入れていた。

 しかし、内科医師の全員退職が判明して以降、同病院では1月末で内科の新患外来を中止。通院患者も他医療機関へ紹介。内科入院患者についても、3月末までに全員他の医療機関に転院させるなどの措置を取らざるを得なくなり、救急医療体制や夜間急病センターの運営に支障が出る事態になった。

 そのため同病院では、地元の北見医師会に救急医療体制確保のために支援を要請。同医師会では、夜間急病センターの診療支援を3月から行うことを決めた。支援に入ったのは、同会の40歳代から70歳代の開業医師12人。派遣期間は3カ月間を予定し、平日の午後7時~10時まで交替で診療に当たっている。

 夜間急病センターへの医師派遣について古屋会長は、「病院の戦力になるためではない。市民の安心・安全を守るためだ」と強調。派遣期間を限定したのは、「支援に入る医師は、自らの診療所での診療を終えた後に入ることになる。3カ月間としたのは、疲労を考えたから。無期限はありえない」とし、支援に入るには開業リスクをかかえる「医師会の医師が元気なことが前提」だとしている。

 さらにこれとは別に、北見市内の相内地区にある市立診療所の医師が退職・不在になったことから、同医師会では市の要請を受けて、今年3月までの6カ月間という約束で毎週水・木曜日の午後に会員医師5人が交替で勤務している。しかし、医師確保のめどが立っていないために、期間延長の可能性もある状況だ。

 古屋会長は、「地域医療は、病院だけではなく診療所の医師も担っている。期間延長が繰り返されれば、診療所の医師も疲弊してとも倒れになる危険性もある。医師の確保は、病院、市、道、そして国が責任を持つべきだ」と強い口調で指摘している。

● 美唄市医師会も市立病院の当直支援へ

 美唄市医師会も4月から、市立美唄病院の当直支援を始める。同病院は昨年6月に同市内の美唄労災病院と統合して市立病院を存続させることでいったんは合意していた。しかし、合意後に労災病院の医師の退職が続いたために、両病院の医師41人を見込んで策定された経営計画が大きく揺らぎ、美唄市は9月になって統合を断念。労災病院も、岩見沢労災病院の分院として脊損医療に特化して医療機能が限定されることになったため、労災と市立の2病院が中心となって担っていた同市の救急医療体制が危機に陥る状況となった。

 こうした事態に、同医師会と市は、夜間急病センターの設置を検討したが、市の財政難のため断念。代わりに、市立美唄病院を窓口とした救急医療体制を構築することにして、市立病院の医師6人と、医師会会員(病院・診療所)5~6人、労災病院の医師3~4人、大学病院からの当直支援医師などが、土・日・祝日と平日夜間の救急体制を組むことで合意した。

 同医師会の志智会長は、「どこにもしわ寄せが行かないようにということで話がまとまった。市立病院の施設・医療機器、コメディカルを流用することもでき、新たな費用負担を避けられる」と、オール美唄の体制が組めた背景を説明。4月から交替で当直に当たる医師は20人程度になる見込みで、当直医師は夜間救急も担当することにしている。

 今月開催された北海道医師会代議員会では、地元医師会が救急医療体制確保のために中核病院に支援に入るケースが、北見市、美唄市以外にも複数あることが報告されており、今後も増える可能性が高い状況だ。

 北海道医師会の宮本慎一副会長は「これまでも自治体の夜間急病センターなどは医師会が診療を担ってきた」と指摘した上で、「地方の中核病院の医師不足による救急医療体制支援は、患者・住民を守るためである。開業医が(診療後も)協力しないと地域医療が成り立たない状況」と述べ、国や道の医師確保対策の強化が必要だと指摘している。

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もともと「夜間急病センター」は

地元医師会が輪番制で行っている制度です。





しかし、

医療費削減のためには

地方の中核病院すら

「倒産」「縮小」させるという

国の「骨太の方針」で、

基幹病院の経営は赤字になり、

医師の労働環境はひどくなる一方です。





その業務を開業医に任せる、

というのは

「個人商店の店長」である開業医の医師に

警察や消防の義務まで負わせるようなものです。





倒れても誰もフォローしてくれませんが、

責任は重大。

過失があったら、すべてが吹っ飛びます。

医療裁判で、医師人生終了…

という可能性すらあります。








最近の救急外来での

患者さんの”わがまま”には

ほとほと閉口しています。




急患、

とくに酔っ払いや交通外傷、

クレーマーと言った”危険度S”の

患者さんがウヨウヨいる救急外来。




ここに、

>40歳代から70歳代の開業医師

が投入されます。






後期高齢者医療制度(75歳以上)

に引っかかるような医師が、

国の無策のために

「地方にボランティア」で

「夜間救急」をやっている。

しかも、住民のほとんど誰も、

そのありがたさに気付いていない、

というところにマスコミや国の

日本の医師や医療制度に対する

”甘え”が見えてなりません。














関連記事

■【目次 2008年03月】

■【目次 2008年03月】

■勤務医の次は開業医も倒れる(笑) 〈北海道医療ルポ〉地元医師会が病院の夜間救急を支援
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-50.html

■【産科 休止一覧 8 】 日本全国 今後の崩壊予定
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-49.html

■世界に類を見ない悪法 「年齢で医療を差別する」 後期医療制度「〝入山料〟取る姥捨て山」 
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-48.html

■「望みの人生を実現する単純だけれど重要なこと」 ジム ドノヴァン
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-46.html

■バカにするにもほどがある 「恐怖の医師不足 /宮崎 」毎日新聞 こんな程度で医師を叩くマスコミ
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-47.html

■シベリウス交響曲第2番
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-44.html

■おまえが言うな 「残された課題は多い」 中医協会長 土田武史
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-45.html

■「5分ルール「小児科の壊滅必至」」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-43.html

■はあ? 「医師に労基法はそぐわない」 久坂部羊は狂ったか(笑)
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-42.html

■リスト発見 「緊急的産婦人科医確保が必要な医療機関の調査」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-41.html

■産科医 緊急派遣 「医師を派遣した大学は“わが身を切る思い”だったことだろう」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-39.html

■分娩休止・制限 全国77カ所の病院・診療所で休止や制限
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-37.html

■本日発売 「医療崩壊 医師の主張」 日本医師会長 唐澤 祥人: 訂正あり
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-38.html

■そして書類がまた増える(笑) 「救急搬送検証のポイント説明「受け入れ困難理由など」」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-36.html

■国民はコンビニ受診の大合唱 「救急医療体制の整備は国民の意識改革とともに」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-35.html

■「さかなのうた」 未来観測つながるテレビ@ヒューマン ついでに「ダーコーヴァ年代記」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-34.html

■次は院長逃散(笑) 「調査委への届け出は院長判断に」 医療事故調査委員会
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-32.html

■「勤務に疲れ開業」4割 道医師会調査 「経営厳しさわかった」も8割
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-30.html

■旧「勤務医 開業つれづれ日記」 お別れ文章載せてます
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-33.html

■「あなたの偽善者度チェック」(笑)
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-31.html

■産経は自分を棚にあげ 「日銀…道路の後は「医療制度」が火種ね 福田内閣正念場」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-28.html

■後期高齢者医療制度 「新制度に向け受付業務の混乱懸念」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-29.html

■ブログをはじめよう 中間管理職によるFc2ブログ講座(笑)
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-26.html

■帝王切開手術ミスで死亡、産婦人科医に禁固1年求刑…福島
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-27.html

■「幸せな経済自由人という生き方 ライフスタイル編」 本田健
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-16.html

■外来管理加算の算定要件 時間軸の導入で、1日の算定患者数に制限
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-24.html

■「「総合医の確立を」国保中央会が提言」…総合医志望について
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-19.html

■医療事務の集約化(笑) 
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-21.html

■【緊急記事】 「「医師を必ず起訴」という新ルートが誕生」 改正検察審査会法について
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-22.html

■阪南市の医療崩壊進行、大阪の「南北格差」も背景に
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-20.html

■速報 アーサー・C・クラーク氏 死去 「幼年期の終わり」「2001年宇宙の旅」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-18.html

■「オンライン請求義務化は実現不可能」 高齢開業医は閉院へ
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-14.html

■「美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?」 林 總
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-15.html

■往診車両「駐車禁止の対象外に」 つまり、いまは往診で駐車禁止キップ切られてます(笑)
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-13.html

■24の「先進医療」に保険を適用 診療報酬点数、4月から改定
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-12.html

■「B型自分の説明書」 Jamais Jamais 全人口の4分の一対応 取扱説明書(笑)
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-11.html

■助産所1割、お産扱えない恐れ 医療機関と提携進まず
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-10.html

■救命医宿直7割「違法」 近畿28施設、時間外扱いせず
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-9.html

■本気か? ベットの空きをリアルタイムで追跡せよ(笑) 
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-8.html

■診療報酬改訂 「08年改定説明会で、厚労省が回答」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-5.html

■佐賀県立病院好生館 好生館、館長と外科医6人が辞職へ
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-7.html

■ブログのご相談
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-6.html

■救急現場の現実 高知新聞 「医師が危ない」 1-4
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-4.html

■新たな刺客 救急隊 「救急受け入れ 49回拒否の事例も 体制不備 病院も苦渋」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-3.html

関連記事

■【産科 休止一覧 8 】 日本全国 今後の崩壊予定


改めて、皆様のご協力に感謝いたします。

本当に、ありがとうございます。

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H18年度からの産科の

休止、廃止などを一覧にしております。




全国で産科、小児科をはじめとする

医療の崩壊が報道されています。




この休止一覧はあたかも

日本医療の崩壊を表す

”墓標”のように見えてなりません。




どうか、

心ある方々の一人一人の声で、

医療費削減一辺倒の

日本の医療政策を変えて下さい。




一度、破壊された医療システムが

再び戻るのには、途方もない努力と歳月が

必要なのですから…。


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【平成20年01月20日 12時改訂】

新規、訂正情報には●をつけております。

■産婦人科 分娩休止一覧


【北海道】
足立病院 / 北海道 / H19.04月
道立江差病院 / 北海道 / H19.01月
釧路労災病院 / 北海道 / H19.03月
江別市立病院 / 北海道 / H19.03月
足立病院(釧路) / 北海道 / H19.03月
日鋼記念病院 / 北海道 / H19.04月 (H20.4月より再開) ●
滝川市立病院 / 北海道 / H19年度中に縮小・休診
道立紋別病院 / 北海道 / H17.08月
岩見沢市立総合病院 / 北海道 / H19年度中に縮小・休診
旭川赤十字病院 / 北海道 / H19.05月
斗南病院 / 北海道 / H18.04月
市立函館病院 / 北海道 / H18.04月
市立小樽病院 / 北海道 / H18.04月
市立根室病院 / 北海道 / H18.09月
伊達赤十字病院 / 北海道 / H20.04月 ●

■分娩制限
留萌市立総合病院 / 北海道 / H19年 予定帝王切開などの制限(出張医のみによる分娩を続行中)


【青森県】
青森労災病院 / 青森 / H19.04月
弘前市立病院 / 青森 / H19.04月


【岩手県】
県立釜石病院 / 岩手 / H19.09月
県立胆沢病院 / 岩手 / H19.09月
盛岡市立病院 / 岩手 / H19.04月


【宮城県
東北労災病院 / 宮城 / H19.01月
宮城社会保険病院 / 宮城 / H19.03月
登米市立佐院 / 宮城 / H19.09月
公立深谷病院 / 宮城 / H19.04月


【秋田県】
大館市立扇田病院 / 秋田 / H18.11月
秋田社会保険病院 / 秋田 / H20.01月

■分娩制限
由利組合総合病院 / 秋田 / H20.03月 分娩制限(月40件) ●


【福島県】
福島県立三春病院 / 福島 / H19.03月
村松総合病院 / 福島 / H19.06月
福島県大野病院 / 福島 / H18.04月
福島労災病院 / 福島 / H18.08月
福島県立会津総合病院 / 福島 / H18.09月
公立藤田総合病院 / 福島
県立南会津病院 / 福島 / H20.04月
坂下厚生病院 / 福島 / H20.02月 ●


■分娩制限
総合磐城共立病院 / 福島 / H19.04月
太田西ノ内病院 / 福島 / H19.10月 (里帰り、新患休止)


【茨城県】
水戸医療センター / 茨城 / H19.04月
国立水戸医療センター / 茨城 / H18.04月
牛久愛和総合病院 / 茨城 / H19.09月
茨城県立中央病院 / 茨城 / H17.04月

■分娩制限
龍ヶ崎済生会病院 / 茨城 / H18年
水戸済生会総合病院 / 茨城 / H18年
総合守谷第一病院 / 茨城 / H18.10月
小山記念病院 / 茨城 / H19.11月


【栃木県】
塩谷総合病院 / 栃木 / H19.01月
宇都宮社会保険病院 / 栃木 / H18.04月
下都賀総合病院 / 栃木 / H20.04月 ●


【群馬県】
館林厚生病院 / 群馬 / H18.03月
総合太田病院 / 群馬 / H20.04月

■分娩制限
西吾妻福祉病院 / 群馬 / H19.04月 (2→1人、縮小)


【埼玉県】
八潮中央総合病院 / 埼玉 / H19.02月
川口工業総合病院 / 埼玉 / H19.04月

■分娩制限
埼玉社会保険病院 / 埼玉 / H20.04月 NICU閉鎖


【千葉県】
銚子市立総合病院 / 千葉 / H19.01月
みつわ台総合病院 / 千葉 / H19.02月
県立東金病院 / 千葉 / H19.04月
浦安市川市民病院 / 千葉 / H19.05月
県立佐原病院 / 千葉 / H18.04月
キッコーマン総合病院 / 千葉 / H20.03月 ●


【東京都】
東京逓信病院 / 東京 / H19.01月
都立豊島病院 / 東京 / H18.09月
国立病院機構災害医療センター / 東京 / H18.10月
都立荏原病院 / 東京 / H19.10月
駿河台日本大学病院 / 東京 / H19.03月
東十条病院 / 東京 / H19.10月 (全科休診)
東京都済生会中央病院 / 東京 / H20.03月
社会保険蒲田総合病院 / 東京 / H20.08月 ●
関東中央病院 / 東京 / H20.04月 ●

■分娩制限
都立墨東病院 / 東京 / H18年11月 外来制限
東京医科大学八王子医療センター / 東京 / H18年
公立阿伎留医療センター / 東京 / H19.01月
昭和大学病院 / 東京 / H20年 分娩制限(月75件) ●
NTT東日本関東病院 / 東京 / H20年
賛育会病院 / 東京 / H20.01月 分娩制限(低リスク分娩) ●


【神奈川県】
三浦市立病院 / 神奈川 / H19.03月
厚木市立病院 / 神奈川 / H19.07月
西横浜国際総合病院 / 神奈川 / H18.09月
横須賀共済病院 / 神奈川 / H19.10年

■分娩制限
秦野赤十字病院 / 神奈川 / H18年
大和市立病院 / 神奈川 / H19.07月
太田総合病院 / 神奈川 / H19.01月
川崎協同病院 / 神奈川 / H18年
済生会横浜市南部病院 / 神奈川 / H18年
横浜市立みなと赤十字病院 / 神奈川 / H18.12月
関東労災病院 / 神奈川 / H19.10月
(聖マリアンナ医科大学 / 神奈川 / H19.12月 (外来受診制限))
茅ヶ崎市立病院 / 神奈川 / H20.01月
日本医科大学武蔵小杉病院 / 神奈川 / H20.01月 総合川崎臨港病院 / 神奈川 分娩制限30件/月


【新潟県】
新潟労災病院 / 新潟 / H18.06月
新潟県厚生連けいなん総合病院 / 新潟 / H18.10月
新潟県立がんセンター / 新潟 / H18.11月
坂町病院 / 新潟 / H19.10月
新潟県済生会三条病院 / 新潟 / H20.04月 ●
新潟こばり病院 / 新潟 / H20.04月 ●

■分娩制限
新潟市民病院 / 新潟 / H19.03月
新潟県立新発田病院 / 新潟 / H19.09月 新潟県立中央病院 / 新潟 / H20.04月


【石川県】
金沢赤十字病院 / 石川 / H18.04月
金沢市立病院 / 石川 / H18.04月 (H20.4月より再開)
加賀市民病院 / 石川 / H18.07月
山中温泉医療センター / 石川 / H20.07月 ●

【富山県】
公立学校共済組合北陸中央病院 / 富山 / H18.04月
魚津市唯一の開業産婦人科医院 / 富山 / H18.09月
あさひ総合病院 / 富山 / H18 ●

【福井県】
福井社会保険病院 / 福井 / H19.04月
笠原病院 / 福井 / H20.02月 ●

■分娩制限
福井愛育病院 / 福井 / H18年


【山梨県】
都留市立病院 / 山梨 / H20.04月
塩山市民病院 / 山梨 / H19.10月
社会保険山梨病院 / 山梨 / H18.07月
加納岩総合病院 / 山梨 / H18.07月
上野原市立病院 / 山梨 / H18.10月

■分娩制限
(富士吉田市立病院 / 山梨 / 開始時期不詳 (月50例)


【長野県】
昭和伊南総合病院 / 長野 / H20.04月
県立須坂病院 / 長野 / H20.04月
国立松本病院 / 長野 / H19.09月
下伊那赤十字病院 / 長野 / H18.04月
諏訪中央病院 / 長野 / H19.04月
町立辰野総合病院 / 長野 / H18年までに縮小もしくは休診
安曇総合病院 / 長野 / H17.04月
富士見高原病院 / 長野 / H18年までに縮小もしくは休診
安曇野赤十字病院 / 長野 / H18年までに縮小もしくは休診
NTT東日本長野病院 / 長野 / H19.01月
国立病院機構長野病院 / 長野 / H20.08月

■分娩制限 / /
伊那中央病院 / 長野 / H20.04月 「里帰り出産」制限
佐久市立浅間総合病院 / 長野 / H19.04月 (11月より医師2→3名)
飯山赤十字 / 長野 / H18.04月
飯田市立病院 / 長野 / H20.04月 「里帰り出産」制限
上田市産院 / 長野 / H20年 (出産数700→500程度に制限)


【岐阜県】
恵那市唯一の開業産婦人科医院 / 岐阜 / H19.03月
土岐市立総合病院 / 岐阜 / H19.07月
岐阜社会保険病院 / 岐阜 / H18.04月
羽島市民病院 / 岐阜 / H19.12月
東海中央病院 / 岐阜 / H19.12月
白鳥病院 / 岐阜 / H19.12月

■分娩制限
中津川市民病院 / 岐阜 / H18年 「里帰り出産」制限
高山赤十字病院 / 岐阜 / H18 (分娩制限)


【静岡県】
社会保険浜松病院 / 静岡 / H17.01月
浜松日赤病院(新築移転) / 静岡 / H19.01月
共立湖西病院 / 静岡 / H19年休診
浜松労災病院 / 静岡 / H18年休診
袋井市民病院 / 静岡 / H19.04月
静岡徳洲会病院 / 静岡 / H19.09月
御前崎市民病院 / 静岡 / H18年
共立蒲原病院 / 静岡 / H17.4月
伊豆赤十字病院 / 静岡 / H20.04月
藤枝市立総合病院 / 静岡 / H20.05月

■分娩制限
島田市民病院 / 静岡 / H19.04月 (産科再開、分娩制限)
榛原総合病院 / 静岡 / H20.04月 分娩制限(月50件)


【愛知県】
名古屋掖済会病院 / 愛知 / H19.07月
新城市民病院 / 愛知 / H18.04月
知多市民病院 / 愛知 / H20.04月
東海産業医療団中央病院 / 愛知 / H19.01月
名古屋市立守山市民病院 / 愛知 / H20.04月
NTT西日本東海病院 / 愛知 / H19.02月

■分娩制限
名古屋第一赤十字病院 / 愛知 / H19.06月
トヨタ記念病院 / 愛知 / H18
蒲郡市民病院 / 愛知 / H20.01月 分娩制限(月50件)


【三重県】
県立志摩病院 / 三重 / H19.01月
松阪市民病院 / 三重 / H19.08月


【滋賀県】
彦根市立病院 / 滋賀 / H19.03月 (H20.04月より院内助産院による分娩再開)
東近江市立蒲生病院 / 滋賀 / H19.03月

■分娩制限
近江八幡市立総合医療センター / 滋賀 / H19.06月 (新患分娩中止)


【京都府】
関西医科大学附属男山病院 / 京都 / H19.04月
国立病院機構「舞鶴医療センター」 / 京都 / H18.04月
第二岡本総合病院 / 京都 / H19.11月


【大阪府】
阪和住吉総合病院 / 大阪 / H19.03月
住友病院産科 / 大阪 / H19.03月
オーク住吉産婦人科 / 大阪 / H19.04月
JR大阪鉄道病院 / 大阪 / H18.06月
済生会富田林病院 / 大阪 / H18.04月
KKR大手前病院 / 大阪 / H18年
市立岸和田市民病院 / 大阪 / H18年
市立貝塚病院 / 大阪 / H20.04月

■分娩制限
聖バルナバ病院 / 大阪 / H19.02月
北野病院 / 大阪 / H18年
住吉市民病院 / 大阪 / H18年
大阪府愛染橋病院 / 大阪 / H18年
市立池田病院 / 大阪 / H18年 分娩制限(月30件)
市立豊中病院 / 大阪 / H20.01月 分娩制限


【兵庫県】
市立宝塚病院 / 兵庫 / H20.04月
柏原赤十字 / 兵庫 / H19.03月
姫路医療センター / 兵庫 / H19.04月
西宮市立中央病院 / 兵庫 / H18.04月
高砂市民病院 / 兵庫 / H18.06月
神鋼病院 / 兵庫 / H18.07月
兵庫県立尼崎病院 / 兵庫 / H18.09月
明石市立市民病院 / 兵庫 / H20.06月

■分娩制限
県立柏原病院 / 兵庫 / H19.08月
加古川市民病院 / 兵庫 / H19.07月 (正常分娩制限)
関西労災病院 / 兵庫 / H18年
市立伊丹病院 / 兵庫 / H18年 分娩制限(月20件)
市立加西病院 / 兵庫 / H19.11月 分娩制限(月10件)
市立加西病院 / 兵庫 / H19.11月 分娩制限(月10件)
赤穂市民病院 / 兵庫 / H20.04月 市外妊婦受け入れ休止 ●


【奈良県】
大淀病院 / 奈良 / H19.03月
県立五條病院 / 奈良 / H18.04月
済生会御所病院 / 奈良 / H18.10月

■分娩制限
大和高田市立病院 / 奈良 / H18年


【和歌山県】
新宮市立医療センター / 和歌山 / H19.10月 (国の緊急医師派遣の適用、再開予定)
NHO南和歌山医療センター / 和歌山 / H18.09月


【鳥取県】
済生会境港総合病院 / 鳥取 / H19.04月


【島根県】
津和野共存病院 / 島根 / H19.03月
松江生協病院 / 島根 / H20.01月
安来市立病院 / 島根 / H18.07月

■分娩制限
隠岐病院 / 島根 / H19.04月
島根県立中央病院 / 島根 / H20.01月


【岡山県】
井原市民病院 / 岡山 / H18.08月
水島協同病院 / 岡山 / H18.10月


【広島県】
福山市民病院 / 広島 / H19.04月
呉共済病院 / 広島 / H20.04月
マツダ病院 / 広島 / H20.02月
公立みつぎ総合病院 / 広島 / H20.04月 ●

■分娩制限
JA広島総合病院 / 広島 / H19.02月
中国労災病院 / 広島 / H19.04月
国立病院機構呉医療センター / 広島 / H20.02月 「里帰り出産」中止
呉医療センター / 広島 / H19.04月


【山口県】
宇部興産中央病院 / 山口 / H18.12月

■分娩制限
山口県立総合医療センター / 山口 / H18.04月
小郡第一総合病院 / 山口 / H19.02月 (正常分娩休止)
山口赤十字病院 / 山口 / H20.04月 (月30件)


【徳島県】
県立海部病院沼病 / 徳島 / H19.09月


【香川県】
坂出市立病院 / 香川 / H19.07月
善通寺病院 / 香川 / H19.04月


【愛媛県】
西条中央病院 / 愛媛 / H18.05月
西条市立周桑病院 / 愛媛 / H19年 ●
宇和島徳洲会病院 / 愛媛 / H19年 ●
市立大洲病院 / 愛媛 / H19年 ●


【福岡県】
北九州市立八幡病院 / 福岡 / H18.04月
九州労災病院 / 福岡 / H19.03月


【佐賀県】
佐賀県立病院好生館 / 佐賀 / H20.04月 (医師退職、後任未定)


【熊本県】
市立牛深市民病院 / 熊本 / H19.03月
小国公立病院 / 熊本 / H19.03月
八代総合病院 / 熊本 / H18.04月
天草中央病院 / 熊本 / H18.04月


【大分県】
中津市民病院 / 大分 / H19.04月
国東市民病院 / 大分 / H18ごろ
健康保険南海病院 / 大分 / H18.04月
公立おがた総合病院 / 大分 / H18.05月 (H20.1月より再開)
国東市唯一の開業産婦人科医院 / 大分 / H19.12月
国立病院機構大分医療センター / 大分 / H20.04月


【沖縄県】
沖縄県立北部病院 / 沖縄 / H17.03月
公立久米島病院 / 沖縄 / H20.04月


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本記事は、

皆さんの情報提供によって

更新しております。

本当にありがとうございます。



医療系雑誌をはじめとして、

各地方自治体の内部資料としても

広く使われております。

出来る限りニュースソースなどを

特定するように心がけております。






産科 休止一覧に

情報をお寄せいただく場合、

コメント欄にネタ元の、記事、HPを

コピーペーストで載せていただき、

URLもあわせてのせていただけましたら

大変助かります。




資料的な意味もありますので、

出来ましたら

記事全文をお願いいたします。

コメントが2つ以上になってもかまいません。




コメント例:
-------------------------------------
駿河台日本大学病院/東京/H19.03月

http://www.med.nihon-u.ac.jp/hospital/surugadai/sinkaku.html

■ 産科診療の休診について

   当院の産科におきましては,病棟の改修工事並びにスタッフの体制により,当面,分娩の受入を休止させていただくこととなりました。ただし,帝王切開は今まで通り実施いたします。

 なお,婦人科の診療は引き続き行います。

 皆様方には大変ご迷惑をおかけしますが,何とぞご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成19年3月               

   産婦人科部長 長田 尚夫
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コメント欄に、HPや記事そのものを

あとで追跡できるように、

ネタ元を書くようにしてください。

これだけ情報があると、

本当にうれしいです。








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全国的な産科医療の崩壊は


とどまる所を知りません。




国はこの現状をどのようにしていくのか

まだ、政策は見えていません。


でも、その間にも「たらい回し」報道は続き、

「モンスターペイシェント」は

夜間救急外来に押し寄せ、

そして、「医師叩き」にもとづく医療訴訟は続いています。






産科医療では、

多くの医師が、

現場を離れるのは

本当にすぐかもしれません。

■世界に類を見ない悪法 「年齢で医療を差別する」 後期医療制度「〝入山料〟取る姥捨て山」 

”年齢で医療を差別するという世界に類を見ない悪法”





本当にマスコミは

どうなっているんでしょう…?




数々の医療問題から

見えてきているのは、

医療に関してマスコミは

全く情報を入手する気がなく、

思い込みとつぎはぎの

情報しか流していない、

という事実です。






恐ろしいことに、

こんなマスコミに医療は

叩き潰されようとしているのです…。







”医療の75歳以上切り捨て”

これほど大きな制度改革が

目前に迫っているのに

全く報道がないのは

どうかしています。


●年齢で医療費が制限される
●保険料が年金からの天引きされる
●>3月7日現在、制度の中止・撤回を求める署名は全国で500万筆を超え
●>意見書は全国1,800議会の3割近い530議会に達している。
●>東京では62区市町村議会の約79%に当たる49議会が採択している。






これほどまでに

強烈に反対されている制度なのに

このような状況を

全く報道せずに

放置しているのは

マスコミによる

”日本国内のチベット問題”

のような印象すらあります。



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後期医療制度「〝入山料〟取る姥捨て山」

更新:2008/03/24 10:04 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/15208.html;jsessionid=AB15F5E5D3A61F2D905283FBE1DC70E9

 4月1日から実施される「後期高齢者医療制度」の中止・撤回を求める「3・23東京大集会」(後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める東京連絡会主催)が3月23日、東京都三鷹市の井の頭公園で開かれた。医療・介護関係や高齢者団体などから約1万2千人が参加。東京都の62区市町村議会の8割近い49議会で同制度の中止・撤回を求める意見書が採択されている状況などを踏まえ、「年齢で医療を差別するという世界に類を見ない悪法を即時に、政府・与党に中止・撤回させる」ことを確認した。

 同制度は、75歳以上の国民が加入を義務付けられるほか、生活保護世帯を除き、子どもの扶養家族となっている人や寝たきり等で障害認定を受けた65歳~74歳も対象となる。これまでは被扶養者として保険料を払っていなかった人も制度の対象となった時点で、75歳以上なら後期高齢者医療、74歳以下なら国民健康保険等に加入し保険料を支払う。

 保険料は介護保険料とともに、毎月の年金が一定額以上あれば天引きされ、医療内容も病名によって1か月の医療費が決められる「包括制」に。窓口負担は原則として掛かった医療費の1割だが、現役並みの所得があれば3割負担となる。保険料を滞納すると、国保と同様に保険証が取り上げられ「資格証明書」が発行されるなどの制裁がある。

 大集会では、八王子市の老人会からの出席者が「これまでは扶養家族となっていても、75歳以上になると独立して保険料を払わなければならなくなることには納得がいかない。1か月当たりの医療費が決められ、医者に掛かることを控えることに追いやられる。まだ制度のひどさを分かっていない人も多く、仲間を通じて周知させていきたい。撤回しかない」と主張。また、障碍(がい)者団体の発言者も「差別医療は許せない」と訴えた。

 さらに、現場の医師は「年齢によって医療を切り離す根拠は医学的に全くない。あるのは医療費の削減だけ」と批判。「例えば、お金が掛かるからという理由で75歳以上の国民を別の選挙制度、いわゆる選挙権に制限を加えることにしたら、どういうことになるだろうか。政権が吹っ飛ぶほどの大騒動になるはず。しかし、このような悪しき制度が医療で起きているということだ」などと、制度を打破する必然性を強調した。

 同制度をめぐっては、民主、共産、社民、国民新の野党4党が共同で後期高齢者を廃止する法案を国会に提出。このような対応を踏まえ、大集会では4野党の国会議員と賛同する無所属議員が連帯のあいさつを行った。
 民主党議員は「後期高齢者という名前そのものが問題で、これ自体を廃止すべき」と指摘した。野党が提出した法案については「与党(自民・公明)は全く審議を進める気配がない」と批判。政府・与党が制度の〝根拠〟としている財源の問題に対しては「『埋蔵金』という特別会計がある。これを見直せば財源はある。今、(道路特定財源などにみられる)道路か命かの闘いになっている」などと訴えた。共産党議員は
「75歳以上の特徴として、国は治療が長期化するとか、いずれ死は避けられないなどと言っているが、自分の親にこのようなことを言えるだろうか。この制度は(保険料という)入山料を取る姥(うば)捨て山だ。日本はかつて長寿を祝う社会だった。高齢者が肩身の狭い社会にしてはダメだ」
と強調した。

 続いて、大集会では「昨年の参院選で、悪政に怒った国民が自民・公明を歴史的な大敗北に追いやり、慌てた政府与党が(制度の)一部の見直しをしたが、4月実施を強行しようとしている。命は平等であり、年齢の差別は許せない。野党が提出した廃止法案の早期成立を求める」などとする決議を採択した。

 大集会を主催した連絡会によると、3月7日現在、制度の中止・撤回を求める署名は全国で500万筆を超え、意見書は全国1,800議会の3割近い530議会に達している。東京では62区市町村議会の約79%に当たる49議会が採択している。

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>年齢で医療を差別するという世界に類を見ない悪法

しかし、

マスコミは沈黙したままです。





後期高齢者医療に対する

”マスコミのチベット化”

は、

無知から来るのでしょうか?

医師や医療機関が悪いという

思い込みから来るのでしょうか?

それとも国や与党による

強烈な情報操作から来るのでしょうか?





全く報道されることなく導入される

世界に類を見ない悪法

後期高齢者医療制度。



年齢で医療費を制限され、

年金から保険料を天引きされ、

>(75歳以上は)国は治療が長期化するとか、
>いずれ死は避けられないなどと言っている




…(笑)

ストレートに、国は

「75歳以上は死ね」

「75歳以上は金がかかるから、別料金制度で死んでください」

という制度です。





この問題すらも

「なんで治療しないんだ」

とクレームをつけられて

医療機関のせいにされる気がしますが(笑)、

本当の巨悪は

こんな制度を作った与党と、

全く報道しないマスコミにあります。





…マスコミさん、

チベットだけでなく、

日本の多くの虐げられた人に

目を向けるべきです。










目を覚ましてください。













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■「望みの人生を実現する単純だけれど重要なこと」 ジム ドノヴァン

静かにおちついて

本を読む時間はありますか?

残念ながら

私にはほとんどありません(笑)。

いつも”ながら”で読んでいます。






仕事をしながら、合間に

この本を読んでいたりすると、


「これはあなたの人生だ

リハーサルではない。

人生を決めるのは、あなた自身なのだ」


(P.124)


ガガーン!!

そうだよね!!

なんて思ったりするわけです(笑)。




クリックするとアマゾンに飛びます。

望みの人生を実現する単純だけれど重要なこと望みの人生を実現する単純だけれど重要なこと
(2007/12/15)
ジム ドノヴァン

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目次

第1章 目標を持つ
第2章 大きな力にゆだねる
第3章 自分を信じる
第4章 豊かさに心を開く
第5章 人生に責任を持つ
第6章 気持ちの余裕を持つ
第7章 貢献する






とても本田健さんの

考え方にちかい感じがします。

「豊かさ」とはなんなのか、

「お金」とは何なのか、

とても考えるにはいい本です。




もちろん、お金だけの本ではありませんし、

逆にお金に関する記載はごく一部です。




私にとってはP.140からの

第7章の「貢献する」が

とても心に響きました。




私がブログを行っているのも

自分では気付きませんでしたが、

「皆さんに貢献する」つもりで

やっているのかもしれません(笑)。






早く気付けよ、

みたいな(笑)。






”ながら”で時間を取れないのですが、

かなり短い(2-4Pぐらい)の

文章ですから、

とても読みやすいです。




でも、私はいろいろと

書き込みしたりして、

結構、汚くなっていますが(笑)。

それだけの値がある本だと思います。






こちらの本が気に入った方は

ぜひ、この2冊もお読み下さい。

誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則
(2000/08/31)
ジム・ドノヴァン

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誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 (2)誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 (2)
(2003/08/31)
ジム・ドノヴァン

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自分もこういう本を読むまでは、

こういう世界が

あることを知りませんでした。

視点が変わる、といいますか、

大きく羽ばたくときの

きっかけになるかもしれない本です。



”ながら”でもいいので(笑)、

気にしてみて下さい。

ご参考までに。


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■バカにするにもほどがある 「恐怖の医師不足 /宮崎 」毎日新聞 こんな程度で医師を叩くマスコミ

毎日新聞は全くもう…。




あれほど医療崩壊が叫ばれていて、

医療関係者が本当に

毎日、毎晩死に物狂いで

救急医療を維持しているのに、

「なーんにも知りませんでした」

と言いながら、

いまだに「たらい回し」という言葉を使い、

医療を叩き続ける…。




この、

無知厚顔なマスコミ

本当にどうにかしないと、

マスコミが「知りませんでした」

と言いながら

マスコミの流す「医療悪者説」で

日本医療は崩壊することでしょう。






-------------------------------------

だれやみ日記:
恐怖の医師不足 /宮崎

毎日新聞 2008年3月24日
http://mainichi.jp/area/miyazaki/archive/news/2008/03/24/20080324ddlk45070237000c.html

 県医師会とマスコミとの勉強会で先日、衝撃的な数字を示された。医師不足が「まさかこれほど深刻とは」と驚いた。

 医師の数は増えているのに、なぜ地方では医師不足なのか。要因の一つに新医師臨床研修制度がある。新人医師には2年以上の臨床研修が04年に義務づけられた。ただし研修先は出身大学でなくても良いため、最新機器も医療スタッフもそろう都市部の民間病院に研修者の人気が集中した。
 ところが地方の医学部卒業生が、こぞって都会を目指した結果、母校の大学病院に欠員が生じてしまった。困った大学医局は、これまで卒業生を派遣してきた郡部の医療機関から勤務医を引き揚げ始めた。つまり宮崎大の卒業生は都会を目指し、穴の開いた大学医局は郡部から勤務医を引き揚げ、郡部からは医師が消えてしまうのだ。

 急ピッチの高齢化で県内の年間救急搬送は、この10年で約2万3000人から1万人も増えた。一方、県内の医師は約2550人と10年前から1割増えたが、高齢化の速度に追いつかない。10年前に一晩平均50人だった宮崎市夜間救急センターへの搬送は、現在65人に増えた。医師が比較的多い宮崎市内でさえ、若い医師が足りず、40代の医師が月に4、5回の当直をこなさざるを得ない。しかも20代の医師は10年前から33%減り、30代も12%減った。新人医師が地域医療を見限って都会へ出て行くため、県内では医師の高齢化と激務化が進み、ますます敬遠される職場になる。急患の「たらい回し」も防げない。10年先の状況を想像するとゾッとする。

 医師会側の説明が終わると、会場はしんとしてしまった。「だから記事で県民に危機を訴えて下さい」と筆者も言われたが「ホラー(恐怖)記事になりそうです」という言葉しか出てこない。いや、人命がかかっている。道路建設以上にどげんかせんといかんのだが。

-------------------------------------

今の日本が目指す医療は

アメリカ型医療。



しかし、それは

「一握りのお金持ちだけが

医療機関を受診できる最悪の制度」です。



医療費の1割が医療裁判に費やされ(1)、

金銭的に余裕のない方は、まったくの

医療放棄状態になります。



無知なマスコミ

「アメリカ神話」を唱えるほど、

日本型の医療が崩壊していきます。



>「だから記事で県民に危機を訴えて下さい」
>と筆者も言われたが
>「ホラー(恐怖)記事になりそうです」
>という言葉しか出てこない。





こんなことしか

書けない筆力なら、

マスコミは何のためにいる?



もし仮に

医療で要求されたことに対して

でてきた結果(=記事)が

このレヴェルなら、

間違いなくクレームものです(笑)。




自分は傷つかず、

安全なところから

都合のいいほうへ攻撃をしているマスコミ。




本当に毎日新聞の

医療記事に関する

レヴェルの低さにはあきれるばかりです(笑)(2)。






いままで散々叩いておきながら、

その惨状を知ったら

「ホラーのようですね」

なんて、

バカにするにもほどがある。





それこそ毎日新聞が引き金を引いた

医療崩壊(3)。






自分たちがまるで

傍観者のような書き方ですが、

医療関係者は

”毎日新聞が医療崩壊の最大の加害者”

だと思っている人も少なくないはずです。




多くの病院で毎日新聞の

購読が止められました。




少なくとも

私は一生、

毎日新聞を買うことはないでしょう。



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(1)
■おまえが言うな 「残された課題は多い」 中医協会長 土田武史
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-45.html

――今後の日本の医療、どうしたら良いでしょう。
 年金や介護に比べれば医療は信頼性が高いと思います。しかし、今のうちに対応しないと大変なことになるでしょう。日本は対GDP比で医療費が安く、医師は少ないがパフォーマンスが良かった。医療事故の問題ばかりでなく、日本の医療の良さを国民が認識してほしいと思います。訴訟のために医療費の1割を使うようなアメリカ型医療に進んではいけません。




(2)毎日新聞のおバカな記事(笑)

「筑後評論:病院」 毎日新聞 久留米支局長・荒木俊雄氏 これは素人の感想文?
http://ameblo.jp/med/entry-10034335063.html

■再び登場 大バカ者の毎日新聞支局長 <久留米支局長・荒木俊雄>
http://ameblo.jp/med/entry-10044301338.html

■毎日新聞 記者がダメを承知でごり押し喫煙 「禁煙タクシー:県内、全面始動」
http://ameblo.jp/med/entry-10039787172.html


■毎日新聞は「医師」と「沢尻エリカ」「時津風親方」が同じに見えるらしい…。 長野県立こども病院
http://ameblo.jp/med/entry-10049552061.html

■毎日さん、なぜですか(笑) 医師不足:過疎解消策、県の奨学金応募ゼロ 医学生さん、なぜですか?
http://ameblo.jp/med/entry-10049679548.html

毎日新聞「社説:在宅医療 往診する開業医を増やそう」「もっと腕を磨き、もっと汗をかけ」
http://ameblo.jp/med/entry-10032817959.html

毎日新聞 『食いとめよ「士気」崩壊』 …士気崩壊の引き金引いたのは誰だ?
http://ameblo.jp/med/entry-10024993858.html

(3)
新聞労連 毎日新聞報道が特別賞で表彰される 「躍動感」で奈良県南部 産科消滅
http://ameblo.jp/med/entry-10024207652.html




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■おまえが言うな 「残された課題は多い」 中医協会長 土田武史

医療崩壊を引き起こした

2004、2006、2008年の

診療報酬改訂。



その3回にかかわった中医協会長

土田武史氏。



>「残された課題は多い」

というより、

「良かったことは一つもない」

と言った方がいいのではないでしょうか。






-------------------------------------

「残された課題は多い」


【特集・第4回】 2008年度診療報酬改定(4)
土田武史さん(早稲田大学商学部教授)<下>

更新:2008/03/28 00:46 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/15285.html;jsessionid=5B081E24820E8CB6B9B9FC64665336EB

 過去最大のマイナス改定だった2006年度の診療報酬改定は医療費抑制や政策誘導が強く打ち出された改定となり、今回の改定は「前回の後始末」とも言われている。3月26日、診療報酬改定を審議する中央社会保険医療協議会(中医協)の会長を任期満了で退任した土田武史さん(早稲田大学商学部教授)は04年、06年、08年と3回の改定にかかわった。これまでの改定と今回の改定はどこが違うのか、次回の改定の方向性などについて話を聞いた。(新井裕充)

――中医協の公益委員として3期6年間、会長として2回の改定にかかわった感想をお聞かせください。
 私が2002年に公益委員に入った時の最初の議題は再診料の逓減制をめぐる現場の混乱でした。今回、再診料の引き下げ問題がありましたので、「再診料の混乱に始まり、再診料で負けちゃった」というところです(笑)。しかし、負け惜しみではなく、外来管理加算の見直しに手を付けたことは良かったと考えています。

――これまでの改定と今回の改定はどのような点が違いますか。
 2004年度改定までの中医協は改定率の議論が中心で、1号側(支払側)と2号側(診療側)の意見をどうやって一致させるかということが課題になっていました。改定率が決まると3分の2以上は終わりです。年が明けると点数設定の議論に入りますが、既にヤマを越えていますので、あとは(厚生労働省保険局の)医療課と日本医師会に任せるだけでした。それが、中医協の汚職事件で「中医協改革」があったため、改定率を内閣が決め、改定の基本方針を社会保障審議会が決める方法に変わりました。つまり、06年度改定から中医協の議論が点数中心になったのです。

――前回(06年度)の改定率はマイナス3.16%でした。
 きつかったですね。03年の閣議決定で診療報酬改定の抜本見直しを行うことになり、それが06年度から始まりました。マイナス3.16%でしたので、良く言えばメリハリの付いた改定、別の言い方をすればかなり強引な改定でした。その影響として、リハビリや7対1入院基本料の見直しなど、メリハリの付き過ぎた改革は後始末が大変だということが1つの反省材料になりました。そこで、今回は大きな改革をバサッとやるよりも慎重に、小刻みにやるという手法を取ったのでしょう。振り返ると、今回はそういう改定です。しかし、基本的な流れは同じです。やり方が違うだけです。

――基本的な流れとは、どのようなことでしょうか。
 病院と診療所の区分、急性期疾患と慢性期疾患の区分、病気の難易度に応じた診療報酬体系、患者が納得する診療報酬体系など主に4つあります。この中には足踏み状態のものもありますが、基本的な流れは今回も次回も同じでしょう。全体的に大きな改革をしていかないと、日本の医療のパフォーマンスを保てないことは確かです。これまで、日本の医療は奇跡的に良かった。費用が安くて治療効果は高く、寿命も伸びるし、新生児の死亡率も低い。しかし、高齢化と経済のグローバル化は進むし、小泉改革で財政的な圧力が強くなってきたため、今までのパフォーマンスを維持することが難しくなってきたのです。

――「医療崩壊」と言われています。
 医療崩壊は明らかに進んでいます。これまで3回の改定にかかわり、一生懸命にやってきたつもりですので、その時は「うまくいった」と思うのですが、後で振り返ると必ずしも適切ではなく、がく然とします。財政面、医師を増やさなかったことなど、いくつかのファクターがありますが、診療報酬改定にも責任があります。

■ 療養病床の再編やリハビリの逓減制は問題が多い

――06年度改定、具体的にはどのような失敗が挙げられますか。
 療養病床の再編やリハビリの逓減制などです。
星野前会長の時代は改定率の議論が中心でしたから、コスト分析がベースでした。コストが安くなればそれを反映させる。病院を過度に儲けさせることはしないが、かといって赤字にさせることはしない。そういうコストを正確に反映した診療報酬体系が基本だったのですが、前回のように改定率がマイナス3.16%にもなると、明らかに医療費コントロールと政策誘導が強くなります。例えば、療養病床の医療区分1の点数を下げれば患者を介護保険に移行させるという流れをつくる。リハビリの逓減制もそうです。

――今回はプラス部分を病院勤務医の負担軽減に充てました。
 医療費を増やせないので診療所から財源を持ってくるということは本来やるべきではありません。しかし、今回も医療費コントロールが強く、やらざるを得ませんでした。診療報酬はコストを反映させるのがベースだと考えますが、政策誘導や医療費抑制というファクターも入れていかざるを得ません。コストを反映させる改定では支払側と診療側との折り合いが付きやすいのですが、政策誘導が絡むとなかなかうまくいきません。医療費抑制となれば、完全に利害が対立します。今後も政策誘導や医療費抑制のファクターは入るでしょうから、対立する場面が増えるでしょう。

――今回の中医協では労使交渉のような場面が多くありました。
 中医協は数少ない当事者自治の組織で、どこかで折り合いをつけなくてはいけません。上からバサッとやるのではなく、不満を残しながらもどこかで歩み寄ることが必要です。しかし、合意形成がだんだん難しくなってきました。以前はマクロベースの議論で、物価の上昇率など経済との関連性を議論しました。医療費コントロールが強くなり、点数中心の技術的なミクロの話になりますと、中長期的な視点が弱くなります。公益委員に求められるのは、ここをかじ取りすることでしょうが、なかなか難しいですね。

――点数設定の技術的な議論になると、医療課のペースになります。
 非常にうまかった。巧みでした。易しい議題から出してきたので、意図したことではないでしょうが、全体像が見えないという文句を言ったことがあります。また、総会の前日に医療課と打ち合わせをして、多くはそのまま進むのですが、総会を終えて帰宅してから問題があることに気が付くこともありました。あらかじめ練っておかないと、ブレてしまいます。

■ 残された課題

――会長は「残された課題」として初・再診料の抜本的な見直しなどを挙げましたが、それだけでしょうか。
 いや、もっとたくさんあります。例えば、回復期リハビリの成果主義は問題でしょう。成果主義というのは、生産や販売では数値目標が出ます。医療の場合、その数値をどのように出すか。「退院率」などと言うわけですが、そうすると患者選択をすることがあります。他の公益委員も反対していましたし、全国の医師から抗議のメールが来ています。リハビリの関係学会が成果主義の導入を認めたと聞いていますので、それが大きかったのでしょうが、リハビリに成果主義が本当に必要なのか疑問が残ります。検証をしながら進めてほしいと思います。ほかに、4月から始まる75歳以上の後期高齢者医療制度、医療と介護の接点の問題、療養病床と障害者施設の問題など、残された課題は多いです。

――産科・小児・救急はいかがでしょうか。
 正常分娩は医療給付化していくべきでしょう。かかりつけを持たない妊産婦の問題や少子化対策などを本気でやるのなら、給付率を高くして正常分娩を全部保険でやった方が良いでしょう。また、小児については前回にかなりやりましたし、予算を使い切れなかった対策もありましたので、今回はこれでいいでしょう。救急は難しいですね。夜間の診療所がうまく機能してくれればいいと思います。

――今後の日本の医療、どうしたら良いでしょう。
 年金や介護に比べれば医療は信頼性が高いと思います。しかし、今のうちに対応しないと大変なことになるでしょう。日本は対GDP比で医療費が安く、医師は少ないがパフォーマンスが良かった。医療事故の問題ばかりでなく、日本の医療の良さを国民が認識してほしいと思います。訴訟のために医療費の1割を使うようなアメリカ型医療に進んではいけません。残念なことに現実にはアメリカ型の医療に向かっていますが、医療はすべての国民に対して平等でなくてはいけません。国民皆保険制度は守らなければなりません。

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>負け惜しみではなく、外来管理加算の見直しに手を付けたことは良かったと考えています。

…えっ?

あの、外来管理加算の

手の付け方は満足いっているんですか(笑)。

悪名高い「5分ルール」と

それに伴う小児科崩壊が

目前に迫っていますが、

「良かった」んだ…。



>マイナス3.16%でしたので、良く言えばメリハリの付いた改定、別の言い方をすればかなり強引な改定でした。



メリハリのついた改訂で

医療崩壊(笑)。

もうどうしようもないですね。







医療崩壊は明らかに進んでいます。これまで3回の改定にかかわり、一生懸命にやってきたつもりですので、その時は「うまくいった」と思うのですが、後で振り返ると必ずしも適切ではなく、がく然とします。財政面、医師を増やさなかったことなど、いくつかのファクターがありますが、診療報酬改定にも責任があります。



「上手く行った」と思って

あとでみると失敗ばかり。

今回の外来管理加算の

「5分ルール」はその最たるものかも

しれません。

小児科のための

大バカルールで小児科滅亡、

という事になるでしょう。


>――06年度改定、具体的にはどのような失敗が挙げられますか。
>療養病床の再編やリハビリの逓減制などです。


えええ?

失敗だと思っているのに、

まだ、改善していないのですか?

療養病床はもう風前の灯火です。

リハビリなんか崩壊寸前です。




>日本は対GDP比で医療費が安く、医師は少ないがパフォーマンスが良かった。
>医療事故の問題ばかりでなく、日本の医療の良さを国民が認識してほしいと思います。
>訴訟のために医療費の1割を使うようなアメリカ型医療に進んではいけません。



一番、医師を悪人にすることを

あおってきたのは

マスコミと国ですから、

いまだに消防は

救急を受け入れない医療機関が

悪者だと言い張っていますし。




中医協は

完全にアメリカ型医療を目指して

このような愚策を大量生産

しているのだと思っていました(笑)。





「残された課題は多い」






おまえが言うな!!



中医協が引き起こした

2006年のマイナス3.16%改訂が

医療崩壊を決定付けました。

そして、今年も狂った

外来管理加算の5分ルール

と現場に還元されない

産科、小児科優遇策…。



これだけ愚策を並べて

平然と「残された課題は多い」というより、

この3回の改訂で

すべてが終わってしまった日本医療に対して

「良かったことは何もない」

と言い切ったほうが

いいのではないでしょうか。








関連記事

■「5分ルール「小児科の壊滅必至」」

小児科医を助けようと思って、

逆にとどめを刺す(笑)。





おぼれている人を救おうとして

逆に棒で殴っていた(笑)。

そんな状態です。






厚労省のやることはわけが分かりません…。

だれもが、

「医師不足と言われているのに、

なんと時代に逆行した政策なのか」

と思っている”5分ルール”。




基本的な疑問は、

5分以上診察をしても

治療効果や予後、

患者さん満足度、

医療の効率化、

などが改善されると言うデータは

一切ありません。





単純に、

”1人5分だから、

1時間で12人以上外来管理加算を

取っている病院から管理加算を取れなくする”

という思惑だけで

5分ルールを持ち出しているわけです…。






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5分ルール「小児科の壊滅必至」

更新:2008/03/27 17:23 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/15283.html

 4月の診療報酬改定で、再診時に5分以上の診察時間を必要とする〝5分ルール〟が導入されることに対し、小児科では5分ルールをクリアできる患者が全体の25%程度に過ぎず、5割の機関で10%以上の減収になることが、神奈川県保険医協会の緊急アンケートで3月27日までに明らかになった。「診察の内容を概ね5分という時間で評価すること自体が不適切」と、医療現場からは批判の声が上がっており、7割超の小児科が「5分ルールで医療崩壊は加速する」と訴えている。

 5分ルールに関しては、医師が再診の際、リハビリや処置等をしない場合に算定している「外来管理加算」の要件として4月から導入される。
 外来管理加算について従来は「入院中の患者以外の患者(外来患者)に対して、厚生労働大臣が定める検査ならびにリハビリテーション、処置、手術等を行わず、計画的な医学管理を行った場合は、外来管理加算を算定できる」などと規定。しかし、今年4月の改定で「診察結果を踏まえ、病状や療養上の注意点を説明し、その要点を診療録に記載するなどの診察・説明には5分の時間を要する」として5分ルールが盛り込まれることになった。

 この新たなルールをめぐっては、時間という要件を満たして時間内に診察を終えようとすれば、

1日に診察できる患者が減り、その場合には収入が低下して経営の悪化につながる
▽要件を満たしたうえで、すべての患者を診察するには診察時間を大幅に延ばさざるを得なくなる

-などの問題点が想定されることから、同協会が神奈川県内の小児科と200床未満の中小病院を対象に緊急アンケートを実施。31の中小病院と34の小児科が答えた。

 その結果、小児科では5分ルールをクリアし、外来管理加算を算定できる患者は全体の25.6%に過ぎず、5割の小児科が10%以上の減収になると回答。減収の予想額は平均288万円で、最高額は895万円に達した。
 中小病院でも、クリアできる患者数は58.8%で、減収予想額は平均587万円。全体の3割が1千万円を超える減収となるほか、最高では2,291万円に上ることが分かった。
 5分ルールについては、小児科の94.1%、中小病院の80.6%が反対を表明。また、小児科の70.6%、中小病院の71.0%が「医療崩壊を加速させる」と回答した。

 5分ルールに対する具体的な意見をみると、小児科では、

「時間で区切る考え方がおかしい」
▽「少しでも多くの患者さんを診(み)るようにしている努力に水を差す」
▽「すべて5分以上とすれば、患者さんが他の病気に感染する機会を増やす」
▽「医療は時間で測るべきではないし、時間で測れない」

-などの反論が続出。

 中小病院からも、
「医師不足に逆行するルール」
▼「5分という定義が不明瞭」
▼「診察時間ではなく、患者の状態を把握することを評価とすべき」
▼「医師の裁量権への不当介入」

-といった批判が相次いだ。

 このような結果を踏まえ、同協会は「今回の改定は、医師不足が特に目立つ小児科医・産科医、病院勤務医対策が柱だったものの、5分ルールの導入で小児科が大幅な減収になるなど、医療の実態と矛盾する内容になっている」と指摘。そのうえで「現場は総じて診察を時間で評価するという改定内容に憤りを示しており、5分ルールは撤回すべき。そうでなければ、医療に危機的な影響を及ぼす」と警告している。

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単純に考えても、

患者さんが外来にあふれている状態で、

小児科の医療崩壊が叫ばれているのに、

「1人5分以上かけないと

外来の診療報酬、ばっさり切るよ」


そして、

「ばっさり切った医療費を使って

産婦人科や小児科対策します」


という

小児科医の診療報酬を思いっきり削減してから

小児科に手当をするという、

まさに本末転倒なことをしているわけです。



いわば、

殴ってから、なぐさめるような(笑)

ののしって蹴り上げてから、抱きしめるような(笑)

政策を国は取る予定なのです。


…自分で書いていて

イヤになってきますが、

これって、

DV(家庭内暴力)と一緒の構図ですよね…。












関連記事

■はあ? 「医師に労基法はそぐわない」 久坂部羊は狂ったか(笑)

ネタ元は

耶馬苦痢陰弔さん
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-41.html#comment178

です。


…久坂部羊は狂ったか(笑)。

「医師は労基法遵守を捨てるべき」

という発言に何の意味があるのでしょう?




現場を全く知らない

狂気の発言です。






ぜひ、ご自身が労基法

無視した形で働かれるとよいかと

思われます。




作家であり医師であることは

決して医師の最前線を知っていることではない、

そう言うことなんですね…。


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【断 久坂部羊】医師に労基法はそぐわない

産経ニュース 2008.3.27 03:24
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080327/acd0803270325001-n1.htm

このニュースのトピックス:コラム・断

 先日、ある新聞の1面に「救命医宿直7割『違法』」という記事が出た。救命救急センターの当直が労基法に違反しているとの内容である。医師の激務の実態を報じるのはいいが、そこに労基法など持ち出しては百害あって一利なしだ。

 記事には、労基法上、残業などの時間外労働は原則、月45時間までとか、労基法に違反すると、労働基準監督署が改善指導し、従わない場合は書類送検することも、などとある。医療にそんな建前が通用するわけがないではないか。それとも、治療を求める患者を前に、医師が労基法をたてにして、病院に権利主張ができるとでもいうのか。

 医師に労基法を適用して、臨床研修制度が大きな矛盾を抱えたことは記憶に新しい。研修医に30万円程度の給料を保障したため、指導医のほうが安月給になったり、週末や当直明けを休みにしたため、研修医の一部が、医師のありようを学ぶ前に、休暇の権利を覚えたりするようになった。

 医師の勤務が労基法に違反している云々(うんぬん)などは、現場の医師にとっては寝言に等しい。医師の激務や待遇の改善は必要だが、今さら労基法を当てにする者など、まずいないだろう。万一、医師が労基法の適用を求めだしたら、現場はたいへんな混乱になる。

 患者の治療よりも、労基法の遵守を優先すべきだとまで主張するならいいが、そうでなければ、表面的に「違法」をあげつらうのは、単なる絵空事にすぎない。

(医師・作家)

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>それとも、治療を求める患者を前に、医師が労基法をたてにして、病院に権利主張ができるとでもいうのか。


え?

医師は労基法をもとに権利主張

出来ないんですか(笑)?






医師以外の看護師、薬剤師、検査技師、

看護助手、事務その他の

すべての職業は労基法をたてにして

病院に権利主張をされておりますが、

医師にだけ

なぜその権利がないのでしょう?





医師は、

これら職業の下僕として、

労基法には守られるに値しないと?




>医師の勤務が労基法に違反している云々(うんぬん)などは、現場の医師にとっては寝言に等しい。


労基法違反を放置することこそ

寝言に等しい

まったく非建設的な意見です。

なぜ、医師は

労基法を自ら捨てよと?







>患者の治療よりも、労基法の遵守を優先すべきだとまで主張するならいいが、そうでなければ、表面的に「違法」をあげつらうのは、単なる絵空事にすぎない。

…?

バカでしょうか?

この人は?





ここで主張が一転して、

>患者の治療よりも、労基法の遵守を優先すべきだとまで主張するならいい



ええと?

今度は、

医師は労基法遵守を主張していいんですか?

…はあ?

患者の治療より

労基法を守るべきと

主張するのはいい?




なんだか狂った論理で、

”感覚的”にかかれている文章で

大枠では「医師は労基法を語るべきではない」

という印象だけを残します。




こんな方が医師として

新聞に意見を載せるなんて…。




言葉を武器に

(我々としては言葉をメスに)

仕事をしているはずの作家として

あまりに恥ずかしい発言ではないでしょうか?




彼に、

現場で働いている医師に対して

”労基法”遵守なんか求めるな、

医師にはそんな資格ない、

と言われる筋合いはありません。




ぜひご自身が、最前線で

労基法無視で働かれるとよろしいかと。

労基法が届かない、となると

「あくまでボランティア精神」でやっていたことが

「完全に医師の仕事」という事になり、

多くの医師は絶望し、

さらに崩壊は加速することでしょう。




まったく馬鹿げた意見です。










関連記事

■リスト発見 「緊急的産婦人科医確保が必要な医療機関の調査」

いろいろなニュースはありますが、

今日はこちらを。

ネタ元は

産科医療のこれから
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/03/post-1341-37.html

です。

いつも大変お世話になっております。




緊急派遣を要する病院リストです。



あれ、奈良県は

いらないんだ…(笑)。


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「緊急的産婦人科医確保が必要な医療機関の調査」報告書
 
           調査結果のまとめ

    平成20年3月14日  日本産科婦人科学会
   産婦人科医療提供体制検討委員会  委員長 海野信也

http://www.jsog.or.jp/news/pdf/ishihaken_2008-3-24.pdf
(抜粋)

3) 緊急確保が必要な病院に関して14都県は、対象となる病院はないと回答した。「ない」と回答したのは、秋田県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、滋賀県、奈良県、鳥取県、山口県、香川県、福岡県、長崎県、沖縄県だった。
  

4) 三重県の回答には、

「分娩を中止した病院ばかりを取り上げるマスコミ受けするような偏った視点ではなく、より根本的な問題点(分娩施設数が、勤務医の最低限の労働条件を確保するには多すぎること、産婦人科医・助産師の絶対数が足りないこと)についてご理解いただきたい。」

という記載があった。

5) 埼玉県の回答には

「医師の絶対数が埼玉では圧倒的に不足しているので、具体的な病院名や人数などを列挙できるような状況ではない」

「人口あたりの医学部卒業生の少ない埼玉と千葉については、他県からの医師の移動を積極的に促す方策をとらない限り、医学部定員などを多少増やしてみたところで、長期的にみてもまったく展望がない」

という記載があった。


6) それ以外の道府県については具体的な病院名が報告された。

7) 大阪府の回答には以下のような記載が付記されていた。

「現在挙げている9病院以外にも多くの病院が困っています。ドミノ倒しの様相です。1~2カ所に絞り込むことは不可能です。これはどこの都市部でも同じではないでしょうか?緊急的に全体のセーフティーネットを拡大することが必要と考えます。そもそも、全国から1カ所ずつ要求が挙がったとして、全国で47名もの産婦人科医師をどこから調達するのでしょうか。1県の産婦人科医師が100名前後ならば、1名派遣も効果(?)あるかもしれませんが、大阪ならば1200名です。少なくとも、10倍は手当していただかなければ割が合いません。少なくとも大阪でこれ以上絞り込むことは不可能です。」

8) 産婦人科医の緊急臨時的派遣が行われるとしても、派遣される医師の数が、日本全国に現場の必要を満たすものになるとは到底考えられないことは、回答者である各地方部会長は十分に理解しており、それが、今回の調査の回答のばらつきにあらわれていると考えられる。今回の調査結果の分析においては、「なし」という回答は、産婦人科医が充足しているという意味ではけっしてなく、「緊急派遣」が有効と考えられる病院が「ない」という意味であることを理解した上で行われる必要がある。また宮城、山梨、長野、和歌山、島根、高知、熊本、鹿児島の各県のように、比較的多くの病院に緊急派遣が必要、と回答した地域では、医師不足の中で地域産婦人科医療の確保に努力し続けた結果、それぞれの地域で多くの病院が同時に疲弊、破綻の寸前にある実情を示していると考えられる。戦線がのびきってしまい、総崩れになる危険が迫っているわけである。
   

9) 具体的な病院名を以下に示した。

緊急派遣が必要な病院名

北海道  浦河赤十字病院 根室市立病院 伊達赤十字病院
青森   青森労災病院 十和田市民病院
岩手   県立久慈病院 県立二戸病院 県立大船渡病院 県立宮古病院
宮城   気仙沼市立病院 大崎市民病院 県南中央病院 石巻赤十字病院
      仙台市立病院 東北公済病院 仙台赤十字病院 仙台こども病院
秋田   なし
山形   県立新庄病院 県立河北病院 県立中央病院
福島   県立南会津病院 いわき共立病院
茨城   県立中央病院 日立総合病院 国立水戸医療センター
栃木   国立栃木病院 小山市民病院 芳賀赤十字病院
群馬   太田総合病院
埼玉   回答困難(上記理由のため)
千葉   船橋中央病院 君津中央病院
東京   なし
神奈川  なし
新潟   なし
富山   黒部市民病院
石川   なし
福井   福井社会保険病院 福井愛育病院
山梨   都留市立病院 塩山市立病院 加納岩病院 社会保険山梨病院
      大月市立病院
長野   北信総合病院 佐久総合病院 飯田市立病院 昭和伊南総合病院
      波田総合病院 国立病院機構松本病院 国立病院機構長野病院
岐阜   県立下呂温泉病院
静岡   藤枝市立総合病院
愛知   なし
三重   回答困難
滋賀   なし
京都   舞鶴医療センター
大阪   府立母子保健総合医療センター 高槻病院 愛染橋病院
      淀川キリスト教病院 千船病院 ベルランド総合病院 市立泉佐野病院
      済生会吹田病院 市立豊中病院
兵庫   県立柏原病院 公立豊岡病院
奈良   なし
和歌山  那賀病院 橋本市民病院 日高総合病院 新宮医療センター
      有田市民病院
鳥取   なし
島根   大田市立病院 済生会江津総合病院 公立邑智病院
      出雲市立総合医療センター 松江赤十字病院 島根県立中央病院
岡山   津山中央病院 落合病院 井原市民病院 笠岡市民病院
      児島市民病院    
広島   因島総合病院 尾道市民病院
山口   なし
徳島   県立三好病院 県立海部病院
香川   なし 
愛媛   県立南宇和島病院
高知   県立安芸病院 JA高知病院 高知県立医療センター
      くぼかわ病院 幡多けんみん病院
福岡   なし
佐賀   唐津赤十字病院 国立病院機構佐賀病院 県立病院好生館
長崎   なし
熊本   荒尾市民病院 公立玉名中央病院 熊本労災病院
      水俣市立総合医療センター 天草中央総合病院 上天草総合病院
      阿蘇温泉病院 人吉総合病院
大分   中津市民病院 公立おがた総合病院 国東市民病院
宮崎   県立日南病院 藤元早鈴病院 県立延岡病院 都城医療センター
鹿児島  県立大島病院 公立種子島病院 鹿児島医療センター
      鹿児島市医師会病院 済生会川内病院 出水市立病院
沖縄   なし

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>戦線がのびきってしまい、総崩れになる危険が迫っているわけである。

ブログの影響でしょうか(笑)、

軍事用語が入ってきておりますが、

本当に第2次世界大戦末期の

日本が、

現在の医療崩壊とダブって見えます。





奈良県は産婦人科の”たらい回し”で

大いに叩かれまくり、

偉大な毎日新聞の活動で

県南部の産科医療が崩壊、

という

県自体が”聖地”と化していますが、

まさか、緊急派遣不要とは(笑)。

そこまで充足されているとは

思いませんでした(笑)。




また、埼玉では、

知事が

人口当たり、医師数最下位、といわれ

>10キロ四方での医師数で埼玉は全国で6番目に医師が多い

なる名言を吐いておりましたが(笑)(1、2)、

やっぱり全然足りてない

ようですね(笑)。




伸びきった補給路、

全く足りていない人員、

そして無能な指揮官。




どれをとっても”玉砕”という

二文字がちらつきます。





ただ、

医療が”玉砕”した場合、

”神”になるのではなく、

”玉砕責任者”になり、最後まで

責任を問われることになりかねません。




「あいつがいなくなったから、産科医療は崩壊した」

と個人的な攻撃が始まることも

いままでも多々ありましたから。




そして、この期に及んでも

いまだに有叩打を出さない国、厚労省…。

もう、個人的な努力にすべてを負わせて

”医療玉砕”

までもう少しです。




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(1)埼玉関連(笑)

■埼玉の苦悩 「すでに「集約化」不可能」 医師数は面積あたり全国6位(笑) 
http://ameblo.jp/med/entry-10052538608.html

産科医が足りない /埼玉」 あれ、知事は足りているって言ってますよ(笑)
http://ameblo.jp/med/entry-10037150289.html

(2)埼玉知事の”医師面積比”発言(笑)

埼玉 医師数最下位 医療機関数「ワースト1」に上田知事反論 
http://ameblo.jp/med/entry-10036781606.html





関連記事

■産科医 緊急派遣 「医師を派遣した大学は“わが身を切る思い”だったことだろう」

>「医師を派遣した大学は、いわば“わが身を切る思い”だったことだろう」――。



大学の医局をつぶしておきながら、

何をいまさら…。




あれほど大学医局を

否定し続けて、

医局制度を徹底的に叩き潰して、

そして、

困ったら

やっぱり大学に頼るしかないとは。






>「医師を派遣した大学は、いわば“わが身を切る思い”だったことだろう」

ずっと、大学医局は

国に身を切られ続けているんですが(笑)、

”身を切っているのはおまえらだ!!”

と誰か言わなかったんですかね(笑)。










でも、

もう大学も全く余力はなくなりましたし、

余力を奪っているのも

国の医療制度によるものなのです。





以前、国が主張していたように、

「各病院は医師を確保するように

独自の努力をしなくてはいけない」


「医師を集約化して

一箇所に集め、ほかの病院は

診療所とすべき」


「大学の医局制度は医師人事を

掌握すべきものではない。

医師個人が希望しないところへ

医師を派遣してはいけない」

(↑厚労省の役人が直々に言っていたのは、
もう何年も前ですね(笑))








国の方針に、「地域医療が崩壊します」

と何度も言ったのは、

もう何年も前の話です…。




国は十分に分かっていたはずなのに、

自ら医療崩壊を作り出しております。


これは「崩壊」ではなく、

「医療破壊」

である、と医療関係者がいうのは、

十分な認識の下

”意図的に”(笑)

医療を破壊しているとしか思えない

愚策を次々と出して、

現場医師のやる気を徹底的に

そいでいった国の方針の通りに

現実がなっているからです(笑)。


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産科休止、派遣で解決できるか

更新:2008/03/25 22:21 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/15246.html

 「医師を派遣した大学は、いわば“わが身を切る思い”だったことだろう」――。産科を閉鎖せざるを得ない病院に医師を派遣する信州大学などに対し、文部科学省高等教育局の三浦公嗣医学教育課長は感謝の意を表した。産科医の退職などで分娩の取り扱いを休止した施設などに対し、厚生労働省は近隣病院からの医師派遣という“応急処置”で対応する予定だが、「根本的な解決ではない」との批判も根強く残っている。

 厚生労働省は3月25日、文部科学・総務・防衛各省との「地域医療に関する関係省庁連絡会議」で、今年1月以降に分娩の取り扱いの休止などを予定している医療機関への対応策として近隣病院からの医師派遣などの対応策を提示し、了承された。

 文科省の三浦課長は「各大学に『産科医を派遣する余裕があるか』という調査を実施したが、地域で最大規模の病院である大学病院でも産科医を派遣する余裕がない状況が分かってきた。医師を派遣した大学は、いわば“わが身を切る思い”だったことだろう。この場を借りてお礼を申し上げたい」と述べた。

 また、福島県の県立南会津病院に医師を派遣する防衛省からは外山千也大臣官房衛生監が出席し、「福島県の南会津郡というのは、香川県の広さに匹敵する山間豪雪地帯だそうだが、そこの唯一の病院なので派遣に協力する」と前置きした上で、次のように述べた。
 「当省の医官は通常と異なり、2年間の初期臨床研修の後に2年間ほど部隊で勤務し、そこで一般診療の経験をしてから専門研修をする。従って、派遣先の病院は産科医官にとって専門研修を行うのにふさわしい病院であれば大変ありがたい」と注文を付けた。

■ 77施設が分娩休止・制限
 厚労省は今年1月、産科医療機関の実態調査を実施し、この日の会議で調査結果を公表した。それによると、1月以降に分娩の取り扱いを休止した医療機関と休止の予定がある医療機関は45施設(病院28、診療所17)、分娩の取り扱いを制限した医療機関と制限予定がある医療機関は32施設(病院19、診療所13)で、計77施設だった。
 これら77施設への対応について、厚労省は70施設を「対応が必要な医療機関」から除外。8施設は「産科医療機関の集約化に伴う休止」で、62施設は「近隣の他の医療機関で対応可能」と結論付けた。

 残る7施設について、厚労省は近隣病院からの医師派遣などで対応することを検討し、5施設について医師確保の見通しが立った。具体的には、福島県の県立南会津病院に防衛省と愛育病院(東京)が後期研修医を派遣し、長野県の伊那中央病院と飯田市立病院には信州大学が派遣、沖縄県の公立久米島病院には県立病院が派遣する予定。群馬県の総合太田病院には慶応義塾大学(東京)が週2回派遣する予定。
 産科医を確保できなかった独立行政法人国立病院機構長野病院(長野県)と藤枝市立総合病院(静岡県)について、厚労省は「文部科学省、防衛省、大学、各県と産科医派遣または近隣医療機関の対応を検討中」としている。

■ 日本産婦人科学会の反応
 同会議に出席した日本産婦人科学会の吉村泰典理事長は「こういった困難な状況にある時に、限られた医師をこのように派遣していただくことも施策の1つではないか。緊急避難的にはこういうことも考えていかなければならない」と理解を示した。

 一方、同学会の「産婦人科医料提供体制検討委員会」の海野信也委員長は1月に実施したアンケート調査の結果を示した。それによると、緊急措置として派遣される場合に産科医が求める条件は、

(1)報酬、
(2)勤務条件、
(3)医療体制、
(4)制度上の問題

――の4点に集中している。

 このうち、「報酬」について海野信也委員長は「時間外手当の適正な支給など社会常識で考えればごく当然のことが行われていない現場の実態を反映している」と説明した。
 「勤務条件」については、
「本来順守されるべき基本的な労働条件が確保されていないことが産婦人科の根本的な問題。現場があまりにも非人間的であり、それが放置されている」と指摘。
 「医療体制」については、「小児、麻酔科の体制が整備されていない状況で産科医だけを派遣しても機能しない」として、この点を特に強調した。

 海野委員長はまた、厚労省が各都道府県に勤務医の労働環境の改善を図るように求めた3月21日付の医政局長通知に触れ、次のように述べた。
 「正直申し上げて、これでは短期的には難しい。人がいないからだ。現場の医師に無理にでも働いてもらわなければならない状況だ。そのためには時間外労働の正当な報酬や分娩手当ての支給は必要だということを全国の部会長が述べている。このままでは地域医療が破綻し、緊急派遣が必要となる地域がさらに増えてくることが明白だろう。政府のご対応をお願いしたい」

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>時間外手当の適正な支給など社会常識で考えればごく当然のことが行われていない現場の実態を反映している



医師に正当な給与も出せないほど

切羽詰った

医療費削減。





これで、産婦人科として働け、

とはとてもいえません。



昔、別なところでも書かせてもらいましたが、

日本医療全体が、

沈みかかった船であり、

一番最初に沈んでいるのが

産婦人科、小児科、

次には脳外科、心臓外科

一般外科、循環器内科、消化器内科

血液内科など

あまりに多くの科で沈んできています。

一番船尾だと思っていた

眼科のコンタクトもいきなり崩れ落ち(笑)、

整形外科もリハビリ制限などで崩壊してます。




自由診療である産科の正常分娩を

扱っている産婦人科が

まったくペイしていないのが

日本らしい問題点であります。



また、自由診療を積極的に入れているはずの

歯科では、”ワーキングプア歯科医師”が

続出しています。



医療の自由化が起こっても、

日本医療は、その”善意の精神”がゆえに

奴隷のような環境に歯止めはかからないでしょう。






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中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

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