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■開業つれづれ:歩いて救急に行く人々 「県立北部病院 深夜の内科救急制限」

ネタ元は

南島の管屋さん

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1779.html#comment12865


です。

いつもお世話になっております。






他の病院でもそうですが、

救急をやっていると、


ウォークイン


という言葉を聞くだけで

がっかりするというか

腹が立ちます。





救急なのに

自分で歩いて救急に来る人々が

大勢います。

本当にいっぱいいます。

自分で運転してくる人の方も多いです。

本当にいっぱいいます。








そういう人々が

いまの医療体制を

崩壊させているのです。







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県立北部病院 深夜の内科救急制限

琉球新報 2011年2月23日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-173854-storytopic-1.html


 【名護】慢性的な医師不足に悩まされている県立北部病院(名護市、大城清院長)は22日、これまで24時間態勢で実施していた内科の救急診療を、救急車搬送を除き3月1日から午後10時~翌朝午前8時まで受け付け停止にすると発表した。外科、小児科の救急診療は24時間態勢を維持する。同院は「医師の過重負担を緩和するための措置。医師が確保できれば解除できる」として暫定的な対応だと説明。医師確保に向けて努力する方針を示したが、北部地域の救急医療の厳しい現状があらためて浮き彫りになった。

 内科の救急対応で適正な体制を整えるには12人の医師が必要だが、現在は7人。月の当直回数が5、6回に上るほか、緊急時の呼び出しや入院患者への対応で休日を返上して出勤することもある。当直の日は朝出勤して当直に入り、翌日もそのまま出勤するため、36時間以上の連続勤務も頻繁にあるという。

 北部病院にはここ数年、約2万3千~2万6千人の救急患者が来ている。内科には2010年に9713人の救急患者が訪れたが、入院が必要な緊急性の高い患者は約2割の1908人。午後10時~翌午前8時の時間帯の患者の9割以上が入院を必要せず、緊急性が低いと同院は説明する。

 このような現状が医師の負担増となる原因となっており、それを解消するために深夜のウオーク・イン(救急車搬送以外の患者)を制限することで負担軽減を図るという。また、同時間帯の内科救急は北部地区医師会病院と連携することでカバーする。
 同院は「患者も昼に来られる人は昼に来てほしい。コンビニ受診を控え、民間のかかりつけ医を持ってほしい。これが住民を守ることにつながる。スタッフが疲弊し、救急医療ができなくなると、結局住民にとって痛手となる」と患者側への理解を求めた。









沖縄では

医療は無駄に消費されるもので

散々、警告されているにもかかわらず、

住人は医療を食いつぶすだけのようです。












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■開業つれづれ:「沖縄の救急医療:病院「患者を廊下に」 軽症受診、救急車“タクシー”」「救急受け入れ拒否急増 今月すでに245件」

ネタ元は

Hekichinさんです。

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1743.html#comment12710

いつもお世話になっております。





沖縄医療は

他に病院がないから断れない、

という事情で

救急搬入を受け入れていたということです。




すでに医療的な余裕は使い果たして

いつか爆発する状況だったはずですから、

住民自身が沖縄医療に

最後のとどめを

さしつつある、

ということです。






救急受け入れ拒否急増 今月すでに245件

琉球新報 2011年1月26日


http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-172803-storytopic-1.html



 年末からの冷え込みで体調を崩して入院する高齢者の増加による救急病院の満床で、消防からの救急搬送受け入れ要請を拒否せざるを得ない例が本島中南部で今月1日から25日までに少なくとも245件あったことが25日、琉球新報の調査で分かった。2009年は年間で27件にとどまっており、今年は既にその9倍強に上っている。特に南部で深刻で、受け入れまでに7回要請をした例もあり、県内の救急医療はパンク状態となっている。背景には季節的な患者増だけでなく、緊急でないのに救急を受診する患者の多さなどがある。事態を重く見た県は関係者の連携強化に取り組むと同時に、日ごろの健康管理の徹底やかかりつけ医の受診、救急車の適正利用を県民に呼び掛けている。
 琉球新報は25日、本島中南部の11消防本部、主要救急病院11院に患者受け入れ拒否の状況などについて調査。受け入れ要請拒否件数は那覇市消防本部が最も多く93件。島尻消防・清掃組合消防本部が45件など本島南部地区で深刻。中部地区は少なかった。
 患者が受け入れられるまでの要請回数は最大7回。患者を受け入れられない主な理由は「病床満床」「処置困難」だった。事前に消防本部に救急車の受け入れ制限を通知した病院もあった。
 県内の救急医療は患者の搬送受け入れが困難となる「たらい回し」がないことで全国的に知られている。県防災危機管理課によると、09年に救急搬送された5万4535件のうち、1回目の要請で受け入れられなかった例は27件(0・05%)あったが、2回目の要請ではすべての搬送患者が受け入れられていた。
 病床利用率100%に近い状況が続く各病院は患者増について「脳卒中や循環器系の患者が増え、高齢者が比較的多い」「冷え込んだため患者が多い」「インフルエンザの流行も重なっている」などと説明している。どの病院も重症患者は受け入れているが、腰痛やしびれなど軽症の患者の受け入れを断わることがあるという。(玉城江梨子)





患者を廊下に、

といいますが、

以前勤務していた病院で

満床を超えて患者さんを受け入れると

がっつり査定されて

病院は大赤字になっていました。




そこまでがんばって

能力を超えても患者さんを診て、

その挙句に

大赤字になるのなら

誰だってそんなことはしなくなります。




「ベットがなければソファーでも」

とかいう患者さんのコメントを馬鹿なマスコミは載せますが

そういう問題ではなく

現実的にソファーをフォローするスタッフがいない、

ソファーに患者さんを入れたら大赤字、

何かあったら病院の責任が問われる、

ということです。












沖縄の救急医療:病院「患者を廊下に」 軽症受診、救急車“タクシー”



琉球新報 2011年1月26日

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-172819-storytopic-1.html

 「非常事態」「災害時と同じだ」。これまでほとんどなかった消防からの救急搬送受け入れ要請拒否が大幅に増加し、「断らない救急」を誇ってきた県内の医療体制に赤信号が点滅し始めている。病床が足りず、「患者を廊下に寝かさざるを得ない」と窮状を訴える病院も。軽症にもかかわらず救急病院に頼る患者も多く、関係者からは県民に対して昼間の受診やかかりつけ医の受診、救急車の適正利用を求める意見が相次いだ。

 患者数の増加で、救急搬送の受け入れが困難となる状況は急激に冷え込んだ昨年末から起きている。沖縄気象台によると昨年12月下旬の平均気温は16・1度で例年の17・7度を1・6度下回った。今月に入ってからも例年の平均気温を1・5~2・3度下回る状態が続いている。

 患者は主に高齢者。肺炎や脳卒中などが増加している。通常でも満床に近い状態を退院調整でやりくりしている現場に、患者数の急増があり「災害のような状態」(県医務課)という。病院側は「夜間救急は待ち時間が長くなる。自覚症状がある場合は昼間に受診してほしい」と一様に要望した。

 県防災危機管理課は「救急車の適正利用をお願いしたい」と呼び掛ける。2009年に病気で救急搬送された例のうち、53%は入院に至らない軽症患者だった。琉球新報の取材に対して各消防本部からは救急車をタクシーのように利用する“常連”の存在や、病気でないのに救急車を呼ぶ人がいる実態を明らかにした。

 一方、搬送受け入れ拒否がほとんどなかった中部地区も病床に余裕があるわけではない。ある病院は「救急室の廊下に患者があふれ、入院できずに廊下で寝かさざるを得ない状況。断っていないが限界に近づいている」と現状を説明。「中部は病床数が足りていない。後方施設も患者がいっぱい。一つの病院で対応できる問題ではなく、地域の問題として医療行政が何とかしてほしい。救急病院や連携する後方施設を中心に病床数を増やしてほしい」と要望した。


 ◇<解説>高齢者長期入院も背景

 救急搬送患者の受け入れが難しくなっている背景には、緊急でないのに救急車を利用したり、救急病院を受診する人の多さに加え、高齢者を中心とした救急病院の長期入院患者が多いことがある。

 国は入院医療から在宅医療への転換を進めるが、県民所得が全国一低く、共働きが多い県内は家族の介護力は低い。訪問診療をしている医師も少なく、訪問看護も充足しているとは言えない。在宅医療、介護は難しく、現状は施設や病院頼みだ。

 医療機関は緊急性が高く症状が安定しない「急性期」、状態の安定した「慢性期」で機能を分担しているが、近年は国の療養病床の削減もあり、慢性期を担う病床が不足している。急性期病院が状態の落ち着いた患者を慢性期病院に転院させようにもできない事態が発生している。県内の救急病院の中には30日以上入院している長期入院患者が全入院患者の3~4割を占める病院もある。

 救急病院に働く医師からは老人保健施設などでみとりができないため、終末期の高齢者が救急搬送され、延命治療をしているという指摘もある。ただ施設側も本人や家族の明確な意思表示がなければ、救急搬送せざるを得ない。高齢社会の中で限りある医療資源をどう有効活用するか、老いをどう支えていくかが問われている。(玉城江梨子)






これも

どうしようもありません。

医師手当、

離島手当、

医師のボーナスなどを

どんどん削っていく沖縄の医療行政は

きっと沖縄の医療をつぶしたいから

そうしているのでしょう。





こんな状況で国と県は

”沖縄も観光医療だ!”

と推進してみるといいです。





さらに

観光がてらの外国人に

医療資源が取られる結果になるでしょう。





日本中、

こんな状況なんですが、

沖縄から潰れていくのは

歴史は繰り返される、

ということでしょうか。













沖縄関連記事

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■開業つれづれ:「医療崩壊を考える 八重山の医療を守る運動を進めよう」
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■開業つれづれ:「医療崩壊を考える 八重山の医療を守る運動を進めよう」



八重山は医療崩壊が進んでいるのですが、

これは沖縄県の方針ですから(1)、

しょうがないです。




どんどん離島手当などを

削っていけば

こうなることはわかりきっていたのに。





八重山では医師が

金は出さない、コンビニ受診がひどいなど

あまりのひどさに

当直拒否をしたことすらあって(5)、

今回の大量離職は当然の結果です。










医療崩壊を考える

Category: 社説

八重山毎日新聞 2011年1月15日

http://www.y-mainichi.co.jp/news/17537/


八重山の医療を守る運動を進めよう


■内科医8人が同時に退職


 離島住民の生命を守る基幹病院である県立八重山病院は本年3月末、内科医9人のうち8人が同時に退職する異常事態を受けて、石垣市長らは年末に県病院事業局を訪ね医師確保を要請した。
 また琉球大学や中部病院、南部病院にも医師派遣を要請したが、担当者は「できるだけ協力していく」とした上で、医師確保のためには地域や県でお互いに知恵を出し合い、過重労働が慢性化している勤務体制、待遇改善などの課題を克服する必要があると理解を求められたという。

 平成16年から始まった新しい臨床研修医制度の導入は、大学の医局が果たしてきた医師の供給機能を低下させ、特定の診療科目や地域の医師不足を顕在化させて、結果的に医療の都市集中を招き、各地で医師不足問題が深刻化している。
 10万人あたりの医師数は昭和47年(本土復帰時点)に全国平均110人に対し沖縄県は39人で大幅に立ち遅れていたが、国の無医地区医師派遣費補助事業などにより、平成18年には全国平均206人に対し208人で、ほぼ全国並みに改善された。
 県内を地域別にみると那覇・南部地区の医師数が246人で全国平均より19%高く、宮古は161人で全国平均の78%、八重山は146人で全国平均の70%となっていて八重山の医療が危機的状況大きい文字であることを示している。


■過酷な就労環境


 医師不足問題は今に始まったことではないが、八重山病院は琉球大学医局からのローテーションと県立病院研修修了者で占められ、派遣は1年単位または数カ月単位の異動のため、39人の医師中、長期勤務者は5人、八重山出身医師はわずか1人となっている。
 近年女性医師の増加に加え、産婦人科、外科系医師、リスクを伴う診療科の医師不足が深刻化している。
 さらに八重山は多くの離島を抱えるため離島代診、ヘリコプター患者搬送受け入れ、石垣市夜間診療所の廃止により救急ではないのにコンビニ感覚で訪れる夜間外来者の増加など当直医の負担が重く、医師の就労環境は劣悪となっている。コンビニ受診は医師を疲弊させ本当に高度な医療が必要な人が受けられなく恐れがある。

 慢性的な人手不足で休暇が取りにくく、離島のため費用負担が重く、研修や学会への出席も困難となっている。これでは離島医療に大きな志を抱いて着任した医師たちも派遣期間が終了するとともにさっさと都市の病院に戻りたくなるのが当然の結果だろう。

■兵庫県立柏原病院の例に学べ

 平成19年、兵庫県立柏原病院(丹波市・篠山市、医療圏人口11万人)では小児科医師7人中6人が退職し、残る1人も負担増に耐えられないと退職の意向を示したことにより、地域のお母さんたちが「県立柏原病院の小児科を守る会」を結成して立ち上がり、「行政に頼むだけでは問題は解決しない、私たち自身が行動し、お医者さんが働きやすい地域をつくるしかない、今いるお医者さんを大切にしよう」という方向性を確認し、(1)コンビニ受診を控えよう(2)かかりつけ医をもとう(3)お医者さんに感謝しようをスローガンに守る会運動を展開し、今では患者数は減少したが医療の高度化で病院の収益が改善、医師は5人まで回復し、「守る会」活動は全国から注目されている。

 医師不足が慢性化する八重山にとってこの市民運動は大きな参考になる。地域医療確保は行政の責務であることに間違いはないが、医療従事者にとって働きがいのある良い環境・良い雰囲気は必要で医師の定着化につながっていく。地域住民にとっても高度で持続性のある医療確保は最も重要なことである。県立柏原病院の例に学び、住民自ら行動を起こすことが求められている






政策として

どんどん医師の働く環境を

悪化させているんですから、

当然、崩壊することになると思います。









行政も住民も

皆で医療資源を食いつぶした結果です。

住民自ら行動を起こすことが求められている

いまだに何もしていないこと自体、

すごいことだと思います。







いまだに撤退しない内科医師1人って

すごいですね。

八重山出身の方なんでしょうか…。

過労死覚悟の残留でしょうか。










(1)
■開業つれづれ:沖縄戦 ぜいたくは敵だ 「医師ボーナス削減検討 県が提案 組合、人材流出を懸念」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1655.html

戦史検討 「県総務部、医師手当廃止を通告 」 沖縄戦 保健所終了宣言
http://ameblo.jp/med/entry-10033286314.html


(2)
■沖縄戦 いよいよ離島撤収命令(笑) 「県病院事業局、医師手当など全廃」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-474.html


(3)
■開業つれづれ:「沖縄 新生児集中治療室:満床 県内5病院、対応「限界近い」」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1440.html

■開業つれづれ:住民が食いつぶす医療「[小児救急制限]地域医療が崩壊の恐れ」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1364.html

■開業つれづれ:やる気ナッシング「北部病院、産科医また退職 2人体制で影響必至」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1074.html


(4)
沖縄戦、いまだ終了せず。 医師は、使い捨て、過労死がデフォ
http://ameblo.jp/med/entry-10023955062.html

(5)
■沖縄戦 終盤へ 「医師5人が時間外勤務拒否 県立八重山病院」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-689.html










■開業つれづれ:若手をつぶして学長は生き残る 「4人の博士号取り消し 琉大医学部データ流用」

うぷぷ。


>「仮に論文が生き残っても、独自の判断で学位を取り消す可能性がある」と、学位取り消し人数がさらに増える可能性を示した。


と今後も

博士号取り消しが

出る可能性を

示唆する琉球大学。



でも、

学長の名前が入った論文は

すでに


>岩政輝男学長が共著者だった学位論文は、6日開いた調査委で、データにオリジナル性があるとして学位を取り消さないと決めた。

だって。





いったいどうよ?










4人の博士号取り消し 琉大医学部データ流用

琉球新報 2010年12月7日

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-170970-storytopic-182.html



 琉球大学医学研究科の研究論文38編にデータ流用の疑いが指摘された問題で、医学研究科の調査委員会(調査委員長・佐藤良也医学研究科長)は6日琉大で記者会見し、論文執筆時大学院生だった11人のうち4人の博士号学位が取り消されると発表した。早ければ1月の研究科教授会で決まる。4人は掲載した学術誌から論文が取り消された。これ以外にも2人の論文取り消し手続きが進んでおり、計6人の学位が取り消される見込み。文部科学省高等教育局大学振興課は「教員の指導上の問題で博士号の学位が撤回される事例は把握していない」としている。

 会見した佐藤調査委員長は38編について(1)不正論文として掲載が取り消されたものが18編(うち学位論文4編)(2)取り消しに向け手続きに入ったものが12編(同2編)(3)問題部分を訂正すれば掲載が認められるものが3編(同2編)(4)取り下げられないものが5編(同3編)―とする内訳を発表。

 佐藤委員長は「論文が消えてなくなれば学位の根拠がなくなる」として「残念ながら(学位を)取り消さざるを得ない」と話した。

 学位の取り消しについては、論文取り消しとは別に、大学として不正の度合いを踏まえ検討するとも発表。「仮に論文が生き残っても、独自の判断で学位を取り消す可能性がある」と、学位取り消し人数がさらに増える可能性を示した。

 関係者によると、博士号学位が取り消されても、既に医師になっている人の活動に影響はない見込みだが、博士号学位取得を条件に研究者として採用されていた場合、研究機関との雇用契約関係に影響が出る可能性がある。

 岩政輝男学長が共著者だった学位論文は、6日開いた調査委で、データにオリジナル性があるとして学位を取り消さないと決めた。

 問題は米学術誌の指摘を受けて今年3月に発覚。4月には医学研究科が調査委員会を立ち上げ、調査を進めていた。8月には大学院生を指導していた男性教授が研究者倫理を問われ、懲戒解雇処分になっていた。







厳しくて厳しくて

比較的、論文書いている人でも

博士号をとれない大学もあれば、

こんなことになっている

大学もあるんですね。





さすが学長は

オリジナリティあふれて

若手がいなくなっても

生き残るんですね。




いまや

科学論文は

チーム作業です。

一人で進められるものではありません。




トップが間違った方向に行くと

努力の結果も

大変なことになってしまいます。





こんなトラブルに巻き込まれた

大学院生の方々、

ご愁傷様です。







■開業つれづれ:沖縄戦 ぜいたくは敵だ 「医師ボーナス削減検討 県が提案 組合、人材流出を懸念」

沖縄では

いまだに時代に逆行した

医師の給与削減が行われています。





「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」

ということで

医師の給与を減らすという

大胆かつかなりおバカな戦略を

沖縄県は取り続けています。




以前も医師手当などを削減(1、2)。

今回はさらに

県立病院の医師のボーナスを削る

と言います。





でも、

他の職業には言わず、

>今後、医師以外の職員にも同様の提案をする予定。

ってことは

医師がなめられている

ってことです。




医師からは

削り取りやすい、

と思われているわけです。




こんなところで働いている

沖縄の奴隷医師の方々、

ご愁傷様です。








医師ボーナス削減検討 県が提案 組合、人材流出を懸念

琉球新聞 2010年11月20日

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-170318-storytopic-1.html

 県病院事業局が県立病院で働く医師293人の期末・勤勉手当(ボーナス)を0・2カ月分引き下げて3・95カ月分とすることを県公務員医師労働組合に提案していることが19日、分かった。平均で1人当たり年間11万7142円の引き下げとなる。県立病院は離島や北部で医師確保が難しくなっており、組合側は「医師流出につながりかねない」と地域医療への影響を懸念している。

 病院事業局は(1)知事部局の給与・ボーナスがカットされる(2)一般会計繰入金が2009年度から増額されている―ことから「知事部局と足並みをそろえる必要がある」と削減を提案。削減による財政効果は年間約3700万円。今後、医師以外の職員にも同様の提案をする予定。県立病院課は「医師流出につながらないよう、丁寧に説明し理解を求めたい」としている。

 県立病院は北部病院で内科医、産婦人科医の不足のため診療制限が行われているほか、八重山病院、宮古病院でも内科医の確保が難しくなっている。県公務員医師労組の與座浩次副執行委員長は「医師がさぼっていたから赤字になったのではなく、南部医療センター・こども医療センターは当初から赤字計画の病院。増額分は本来、入れておくべき繰入金だった」と指摘した。

 県立病院事業会計への一般会計からの繰入金は09~11年度の3年間の経営再建期間中に、通常の65億円程度に再建支援分として18億円程度が増額されている。増額を決めた08年度当時の議論では、県立病院の赤字の最大の要因は中部病院の改築、南部医療センター・こども医療センター建築にかかる借金返済で、一般会計の負担が少なかったことが挙げられ、知事部局にも責任があるとされた。





「ぜいたくは敵だ!」

というわけですが、

実は沖縄では

「医療そのものがぜいたく」

になりつつあります。






その上、

戦争末期的な

県の狂った判断は、

多くの医師の士気にかかわることでしょう。





なんせ、

「ほかの職業は後回しで、

まず、医者のボーナス、減らさね?」

みたいなノリ。








県職員が

こんな環境で

沖縄で県立病院にいる意味が

わからないのですが、

結局は

>県立病院の赤字の最大の要因は中部病院の改築、南部医療センター・こども医療センター

>建築にかかる借金返済

ということですから、


沖縄では

土建屋に金を出して、赤字になれば医師のボーナスを削る

ということです。



削ったボーナスは

土建屋さんへの支払いの借金ですから。




こうして

沖縄の医療は荒廃していくわけです。












(1)
戦史検討 「県総務部、医師手当廃止を通告 」 沖縄戦 保健所終了宣言
http://ameblo.jp/med/entry-10033286314.html


(2)
■沖縄戦 いよいよ離島撤収命令(笑) 「県病院事業局、医師手当など全廃」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-474.html


(3)
■開業つれづれ:「沖縄 新生児集中治療室:満床 県内5病院、対応「限界近い」」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1440.html

■開業つれづれ:住民が食いつぶす医療「[小児救急制限]地域医療が崩壊の恐れ」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1364.html

■開業つれづれ:やる気ナッシング「北部病院、産科医また退職 2人体制で影響必至」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1074.html


(4)
沖縄戦、いまだ終了せず。 医師は、使い捨て、過労死がデフォ
http://ameblo.jp/med/entry-10023955062.html




■開業つれづれ:断念はやっ! 「医師の復帰交渉断念 国頭村・安田診療所問題」


ネタ元は

智さん

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1441.html#comment11360

です。いつも大変お世話になっております。



話題の国頭村です(1)。



10日に会って、

21日は断念って、

断念はやっ!




よっぽど悪いことしていたと

自覚があったのでしょか、

この割り切りの早さは。








医師の復帰交渉断念 国頭村・安田診療所問題

沖縄タイムス 2010年6月22日 09時56分

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-22_7465/

 【国頭】国頭村安田の村立東部へき地診療所の中路丈夫医師(65)が村との雇用契約が結ばれないことを理由に、実家のある熊本市へ戻っていた問題で、

村は同医師との交渉を断念

したことが21日、分かった。

 宮城馨村長らは10日、同市を訪れ、中路医師への謝罪とともに診療所に戻るよう説得。その後も電話で要請を続けてきたが、同医師が要請を断ったため、村は交渉を断念した。

 中路医師は沖縄タイムスの取材に対し「へき地での新たな医者の確保は困難だと思う。

医者が赴任するときは雇用条件を整え、

辞令を出すことが行政の基本

ということを忘れないでほしい」と話した。







ははは。


医師も

よっぽどひどい仕打ちをされたんでしょうね。



>医者が赴任するときは雇用条件を整え、

>辞令を出すことが行政の基本



>再三にわたり要求してできなかった村を、いまさら信頼できない(1)

というひどい対応だったようです。



トラブルが起きて10日程度で

ギブアップする程度の

本気度では

実際に医師が来たら

なにもかもが医師の責任になってしまうことでしょう。




なんだか

北の夕張といい、南の国頭村といい

似たような構図になるのは

へき地の運命なのでしょうか。











(1)
■開業つれづれ:「開所5日で医師帰省 国頭へき地診療所 村との契約で不信感」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1437.html

■開業つれづれ:「医師「戻る考えない」 国頭村長は説得継続 診療所問題」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1441.html












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中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
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