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■開業つれづれ:「「特別料金」が効果 救命救急軽症受診 大幅に減る」 5250円で防げたかもしれない救急崩壊



大量の時間外患者さんが押し寄せ

”コンビニ受診”

によって崩壊危機にある救急外来。






もっと以前から

軽症の救急患者さんに

5250円、

上乗せすることができたら

こんなことにはならなかったのかもしれません。







「特別料金」が効果 救命救急軽症受診 大幅に減る

日本海新聞 2009年09月27日

http://www.nnn.co.jp/news/090927/20090927023.html


 鳥取大学医学部付属病院(米子市西町、豊島良太病院長)は、夜間や休日に受診する軽症患者に特別料金の負担を求めている救命救急センターについて、

料金の徴収を始めた今年8月の軽症患者数が昨年同月に比べて半減

したと発表した。

 時間外診療特別料金を負担するのは、診療時間外や休日に治療を受けて入院を必要としなかった患者。

診療費とは別に5250円

を求められる。

 今年4月以降の軽症患者数を昨年同月と比較すると、4月が181人(26・1%)減の512人、5月が126人(15・2%)減の701人、6月が233人(33・8%)減の457人、7月が304人(36・5%)減の529人。本年度は減少傾向にあるが、8月は375人(50・9%)減の362人と、減少幅が大きかった。

 同病院は「8月は重症患者数が増え、広域から受け入れるなど本来の役割を果たせている。軽症の方にはできるだけかかりつけ医を受診してほしい」としている。

 同センターは、重篤な患者を受け入れる救急医療機関。しかし、2008年度の

受け入れ総数1万1511人のうち85・7%の9859人が軽症患者

と、軽症患者の対応に追われるのが実態で、重篤な患者の治療への支障が懸念されていた。








まあ、教授すら逃げ出す

かの有名な鳥取ですから(1)、

何をやっても時すでに遅し、

ということです。







医師をヘリから

ホイスト降下

させるような

土地柄のようですから(2)、

医療の使い捨て感覚が

発達している場所なんでしょう。








(1)
■鳥取、島根で救急部教授が逃散 「鳥大医学部付属病院 4月以降救急専属医不在に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-626.html

■開業つれづれ: 5250円の罰 「鳥取大で軽症救急受診に特別料金 8月から、診療費とは別に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-951.html

(2)
■鳥取大医学部はヘリからダイブ(笑)!! 「ホイスト降下運用開始 医師らヘリから現場へ」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-400.html















■開業つれづれ:「鳥取大に2億円賠償命令 治療ミスで乳児に脳障害」


鳥取は楽しい話題が満載です(1)。

鳥取の住民は

大学病院が憎いのかな?







それにしても

司法ってやつは、…。

>警報が鳴らないことも想定した監視を怠っていた








この理論が通用するなら、

すべての企業は

購入したものに全責任を持てという話?




エレベーターが壊れて人が死んでも

エレベーター会社のせいでなく

エレベーターが入っている建物の所有者のせい?




トラックの車輪が外れて人が死んでも

トラックの制作会社ではなく

トラックの所有者のせい?




それとも

医療機関だけが

所有するものの

全結果責任を取らなくちゃいけないのかな?










鳥取大に2億円賠償命令 治療ミスで乳児に脳障害

産経ニュース 2009.7.17 20:54
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090717/trl0907172055021-n1.htm


 鳥取大医学部付属病院(鳥取県米子市)で治療を受けた際に病院のミスで重い障害が残ったとして、島根県の男児(8)と家族が鳥取大を相手取り、約2億3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、鳥取地裁米子支部であった。村田龍平裁判官は病院側の過失を認め、約2億円の支払いを命じた

 判決によると、男児は生後9カ月だった平成14年2月、急性細気管支炎で緊急入院。容体を監視する装置をつけていたが、心肺停止状態になっても警報が鳴らず、巡回の看護師が気づくまで13分間かかり、重い脳障害などが残った。

 病院側は警報が鳴らないことは予見できず過失はないと主張していたが、村田裁判官は「装置は病院の責任で導入、使用しており、警報が鳴らないことも想定した監視を怠っていた」と過失を認めた。

 同病院の豊島良太院長は「判決の内容を見ていないので、現時点ではコメントできない」としている。







>警報が鳴らないことも想定した監視を怠っていた

きっと、

司法では

アラームが鳴らなくても

人が危ないのも超能力的直感で

分かるのだろうし、

病院に入れておいたら

すべての悪い結果は

病院の責任、

と思っているのでしょう。








(1)
■鳥取、島根で救急部教授が逃散 「鳥大医学部付属病院 4月以降救急専属医不在に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-626.html

■開業つれづれ: 5250円の罰 「鳥取大で軽症救急受診に特別料金 8月から、診療費とは別に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-951.html





■開業つれづれ: 5250円の罰 「鳥取大で軽症救急受診に特別料金 8月から、診療費とは別に」

ネタ元はこんたさん、

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-700.html#comment7090

です。

いつも大変お世話になっております。





鳥取の方々は

あまり事情を理解していないのでしょうか?





救急の教授まで

「こんな過重労働の職場、辞めてやる!」

といって辞めているのに

大学病院のコンビニ受診が

まったく変わっていないとは。




住民の方、ご自身で

「医療を使い捨てる」

という行動を取られたのですから、

5250円の追加徴収は

自らが招いた結果ということです。









鳥取大で軽症救急受診に特別料金 8月から、診療費とは別に

http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070701000710.html

 鳥取大病院(鳥取県米子市)は7日、夜間や休日に救命救急センターを受診した軽症患者から、診療費とは別に5250円の特別料金を徴収すると発表した。8月1日から実施する。

 同センターは地域の中核となる3次救急医療機関だが、時間外受診の85%を軽症患者が占める。特別料金の徴収は、入院を要するかどうかで判断し、軽症患者を減らして重症患者の治療態勢を充実するのが狙い。

 同センターでは3月末、教授を含む救急専門医4人全員が激務による心身の疲労や人員不足などを訴え一斉辞職。4月から医師を増員したが、軽症患者の時間外受診は一向に減らず、課題となっていた。



鳥大病院救命救急センター:時間外診療特別料金、来月から5250円負担 /鳥取


2009年7月8日16時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090708-00000284-mailo-l31

 ◇軽症患者に導入

 鳥取大医学部付属病院(米子市、豊島良太院長)は7日、夜間などに救命救急センターで受診し、軽症で入院の必要がないと分かった患者に一律5250円負担してもらう「時間外診療特別料金」を導入すると発表した。8月1日から適用する。不要不急な受診を抑制する狙いだが、混乱も懸念されている。【小松原弘人】

不要不急受診抑制へ混乱も懸念

 センターでは今年3月、「医師数、機器ともが不足している」との不満からセンター長ら専属医4人全員が退職し、4月に体制を強化したばかり。抗議の退職を受け、特別料金を検討してきた。
 対象となるのは原則として、土日祝日と平日午後5時から翌日午前8時半の受診。入院の必要がないと判断された場合、診療費用とは別に特別料金を請求する。救急車搬送か自力来院かは問わない。
 料金は、入院しないと診療報酬が認められない深夜加算と休日加算相当分という。厚生労働省のガイドラインがないため、医療機関が独自に料金を決めている。診療費ではないため医療費控除の対象にならない。
 センターは年間1万2000人を診療しているが、85%は必ずしも緊急治療が必要でない。石井邦彦・医学部医療サービス課長は「県西部唯一の3次救急医療機関だが、患者が多すぎて医師は過重労働になっている。本来の診療に支障をきたす事態。不要不急の場合は受診を自粛してほしい」と説明している。
 6月1日に一律3150円の特別料金を導入した松江赤十字病院は「医師の過重労働を考えるとやむを得ないが、患者の自粛効果のほどは予想できない」としている。
 県西部消防局は「救急隊員が救急車を要請した患者に特別料金の可能性があると説明する立場にはない」としており、センターで受診後に特別料金を知らされる患者も出てきそうだ。

7月8日朝刊


最終更新:7月8日16時1分









そんな5250円でも

払わない人が続出しそう…。

ご飯を食べに行ったら出すけど、

病院では「そんな金出さない」、

と言う人、いっぱいいますから。






民度が低いと

何をやっても意味がないということです。




大学にも裏切られ、

住民にも理解されず、

裏を返せば

医療界のコンビニとして

5000円払えば大学病院ですら常時利用できる、

という日本のシステムは

いかがなものでしょう?








■鳥取、島根で救急部教授が逃散 「鳥大医学部付属病院 4月以降救急専属医不在に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-626.html










■救急患者900→12,000人って何の拷問?  「教授ら救急医4人全員が辞職 鳥取大・救命救急センター」



>年間900人の患者を受け入れてきた

救急センターが崩壊したのに、

>他科で対応してきた時間外の軽症患者(年間約1万2千人)もセンターで受け入れる運用になる予定



あー?

え?



救急患者 900人から12000人に

受け入れを拡充する、

っていうことですよね?




これは何ですか?

人としてやっていいことと

悪いことがあるんですが、

まさに鳥取大学がやることは

”悪魔の所業”

ですね。








教授ら救急医4人全員が辞職 鳥取大・救命救急センター

asahi.com 2009年3月14日2時0分
http://www.asahi.com/health/news/OSK200903130156.html

 鳥取大医学部付属病院(鳥取県米子市)の救命救急センターに勤務する救急医4人全員が3月末で辞職する。4人には医学部の教授と准教授も含まれ、教授らは「地方の救急医療の現場は体力的にも精神的にも限界」と訴えている。同センターは同県西部で、重篤患者に対応できる唯一の救急施設。後任の救急医はまだ2人しかめどがたっておらず、4月以降のセンターの機能に不安の声が上がる異例の事態となっている。

 辞職するのは、同センター長で鳥取大医学部救急災害科の八木啓一教授(54)と中田康城准教授、若手医師2人の計4人。若手医師は昨年夏に年度末での退職を申し出て、教授と准教授は昨年末から今年1月にかけて辞職の意思を大学に伝えた。

 同センターは04年10月に開設。06年前半には専任の救急医7人と付属病院の他科からの応援医師2人の9人態勢だったが、退職が相次いで昨年4月から専任救急医師が4人、応援医師が3人の7人態勢に減り、年間900人の患者を受け入れてきた

 センターによると、当初1人月5~6回だった当直勤務は月8~10回まで増え、1人当たりの夜間・休日の緊急呼び出しも急増。若手2人の辞職理由は「体がもたない」だった。

 同センターが後任を探したが、希望者はなく、付属病院の他科も人手不足で応援を増やすのは難しかった。教授と准教授は「センターが壊れるぐらいのショックがないと現場の窮状が伝わらない」と辞職を決めたという。

 救急医不足の背景には、04年度に始まった「新医師研修制度」もある。研修医が自由に研修先を選べるようになったことで都市部の病院に移るケースが相次ぎ、年間四十数人いた同大医学部での研修医は06年には半分以下に減少。研修後、救急災害科の希望者は5年間で今回辞職する若手医師2人だけだった。さらにセンターは老朽化した処置室の整備を大学側に要求したが実現していない。

 付属病院の豊島良太院長は「04年の国立大学法人化以降、補助金が5年で計約10億円減額された。設備の更新もままならず、民間病院のように高報酬で医師を招くこともできない」と話す。

 同病院によると、教授と若手医師1人の後任しか決まっていないという。4月から他科の医師約10人が交代でセンターに入るため、受け入れ自体には支障はないとしている。だが、他科で対応してきた時間外の軽症患者(年間約1万2千人)もセンターで受け入れる運用になる予定で、医師の負担がさらに重くなる恐れがある。(重政紀元)





大学の独立法人化で生き生きしているのは

強力なネームバリューのある東大、京大のみで、

地方大学は軒並み疲弊しています。




地方大学唯一の収入源である

付属病院に他学部がぶら下がっている状況ですが、

病院の設備投資も全くできないような

お粗末な内容です。




そして、

崩壊した救急部に

軽症患者(コンビニ受診患者)の1万人以上も

受け入れさせるのは

もはや拷問の世界です。




地方ではすでに医療は

「人の心」を失ってしまったのでしょうか?









■鳥取、島根で救急部教授が逃散 「鳥大医学部付属病院 4月以降救急専属医不在に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-626.html

■続報 鳥取医大 3次救急崩壊 「専門医4人 全員退職へ」 「救急医を時間外の番人としか思っていない」「プライドを踏みにじられるような状況」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-627.html






■続報 鳥取医大 3次救急崩壊 「専門医4人 全員退職へ」 「救急医を時間外の番人としか思っていない」「プライドを踏みにじられるような状況」

鳥取大学の救急崩壊の続報(1)です。





>スタッフと設備の充実度は二、三十点。
>救急医を時間外の番人としか思っていない人がたくさんいる。プライドを踏みにじられるような状況が続いてきた

救急のあまりにひどい待遇に

恨み節が聞こえてきそうです。







専門医4人 全員退職へ

asahi.com 2009年02月05日
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000000902050006



■鳥大医学部付属病院 救命救急センター

 米子市西町の鳥取大医学部付属病院・救命救急センターの救命専門医4人全員が3月末での退職を申し出ており、豊島良太院長が4日、同病院で会見を開いた。豊島院長は「後任のセンター長ら2人は学外から招くめどが立ち、あと2人も探している。センターの機能は死守したい」と説明した。


 退職を申し出ている八木啓一センター長は、会見で「救命医としての夢を持ち続けられず、退職の意思を示していた3人を引き留めることができなかった」と退職理由を説明。
「プライドが踏みにじられる状態が続き、以前から苦しんできた」
とも話し、救急医療の社会的地位が低い現状を訴えた。


 同センターは04年10月開設。専門医4人のほか、院内の各診療科からの応援医師3人と研修医3、4人が所属。24時間体制の救急拠点として主に脳卒中や心肺停止などの重症患者を年間約900人受け入れているほか、医学生の教育なども担う。専門医4人の退職で、教育機能に支障が出る可能性があるという。


 新人医師が自由に研修先を選べる現在の臨床研修制度が始まった04年度以降、同病院も研修医の減少傾向が続き、同センターでも所属医の負担が大きくなっている。同センターについて、豊島院長は「3、4年かけて設備を拡張するなど改善を計画している。今後、国や県に支援を求めていきたい」と話した。




救急科専門医、全員退職へ 鳥大病院救急センター

日本海新聞 2009年02月05日
http://www.nnn.co.jp/news/090205/20090205001.html

 鳥取大学医学部付属病院(鳥取県米子市西町、豊島良太院長)は四日、救命救急センターの八木啓一センター長(54)ら救急科専門医四人全員が三月末で退職すると発表した。八木センター長は人員体制や設備の不備などを挙げて「救急に夢が持てなくなった」と理由を説明。同病院は四月以降のセンターの運営に支障が出ないよう後任の医師の確保を急いでいる。

 退職するのは、センター開設時からセンター長を務める八木教授と准教授ら四人。センターは現在、他診療科の常勤医師三人の応援を得て運営している。

 八木教授は退職理由について「魅力ある救急ができていない現状では、若い医師を引き止められない。夢が持てなくなった」と語り、「スタッフと設備の充実度は二、三十点。理想を言えば二十人くらいほしい」と指摘した。

 さらに「救急医を時間外の番人としか思っていない人がたくさんいる。プライドを踏みにじられるような状況が続いてきた」と悔しさをにじませた。

 後任教授は通常は立候補形式で選ばれるが、緊急事態に配慮し、病院側が指定した候補者を学内の選考委員会で審査して選ぶ。ほかのスタッフは公募するという。豊島院長は「既に二人の目星はついており、確保できる見通しはある」としている。また、三、四年以内にセンターを拡大する計画も明らかにした。

 センターは二〇〇四年十月、心肺停止など重篤患者を受け入れる三次救急医療機関として、県と県西部の市町村の支援を受けて設置。年間約九百人の患者を受け入れている。







いずれにせよ、大学という砦は

すでにもぬけの殻で、

数人の医師の個人的努力で

維持していることがはっきりを分かりました。







日本の

3次救急の崩壊が始まりました。







多くの最前線医療に携わる医師が

予想していたように、

救急、産科医療、小児医療から

外科、内科、脳外科など

崩壊予定地は目白押しです。






いつか救急は都市部のごく一部だけの

”ぜいたく品”になり、

日本では医療を受けることすらままならなく

なることでしょう。






マスコミは

すべて現場のせいにしながら、

強制的な労働を医師に求めています。

国は2兆円もの”バラマキ”で

関心を引こうとしています。




でも、

そのうちのほんの一部でも医療に回ったら

どれほど改善することでしょう。




国も住民も医師に金をかけるより

道路を作ることを優先したんだから、

あとはじゃんじゃん道路を作って

搬送するしかありません。










(1)

■鳥取、島根で救急部教授が逃散 「鳥大医学部付属病院 4月以降救急専属医不在に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-626.html

■鳥取、島根で救急部教授が逃散 「鳥大医学部付属病院 4月以降救急専属医不在に」

救急部。

決して悪口を言うわけではありませんが、

完全ガテン系です。






3Kとか

「きつい」「帰れない」「給料が安い」

7Kとか

+「休暇が取れない」「規則が厳しい」「化粧がのらない」「結婚できない」

そんな職場です

(いえ、医療全体がそうなってきているんですけどね…)。






救急をやっていると、

ぶち当たる壁が”専門性”。




若いうちは、交通事故だ、

地震だ、火事だ、

大量同時搬送だ、

救急車いっぱいのお祭りだ、

火傷に、大量出血に、

自殺に、痴話げんかの殺傷事件に

多発外傷、薬物中毒、

ピストルの銃創なんかもあったりして

ウキウキな毎日ですが、

ひと段落すると

患者さんはみなそれぞれ”専門科”へ

移っていきます。






救急の先生は思います。

医師としては当然の、

”もうちょっと先まで治療したいな”

…そう思ったら、救急部を卒業です。




多くの医師が、

救急部を後にして、

多くは整形外科や一般外科など

他の専門科に進みます。





そのため、

他の科に比べて救急部の医師は

若い先生が多く、

逆にある年数を経て、多くは

救急部からいなくなります。





その上、マスコミが騒ぎたてるように、

救急は業務が等比級数的に増加しています。





卒後の医師の臨床研修に”救急は必須”です。

全部の新人医師が必ず研修しなくてはいけないのです。

医学部生への授業もテストもやらなくてはいけません。

消防への対応、救急救命の一般講習など

狂ったようなスケジュールになることでしょう。






「救急を受け入れないのはなぜだ?」

の対になるように、

「大学病院や有名病院の救急部に休みはない」

「献身的な救急部の努力」

あげくに

コード・ブルーのような救急絶賛ドラマ。





しかし、

続々と大学教授すら実際に辞めていくような

悲惨な現場が救急部なのです。




これこそマスコミが飾り立てる

「救急部神話」の現状なのです。




鳥大救命救急センター 専属医4人全員退職へ 人手不足理由

2009年2月5日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20090204-OYT8T00972.htm

 鳥取大病院(米子市)は4日、救命救急センター長の八木啓一・救急災害科教授(54)らセンターの専属医師4人全員が、人手不足などによる激務の「心身の疲労」などを理由に、3月末で退職することを明らかにした。病院側は、他科の応援医師の増員などの対策を講じ、治療態勢に支障はないとしているが、山陰の「命のとりで」となる同センターの課題が浮き彫りになった格好だ。

 他の退職者は、准教授と同科の医師2人。病院は、後任の教授と講師級の医師を学外から招くめどがついたとし、残る2人は他科の応援でまかなう方針。

 豊島良太院長と八木教授は同日午後、院内で記者会見。豊島院長は、八木教授の退職理由を「救急専門医を育てようと頑張ってきたが、様々な問題で(辞める)部下を引き留められず、心が折れた」と説明した。

 八木教授は、職場の実情に言及。研修医が研修先を自由に選べるようになった2004年の臨床研修制度で病院に残る研修医が減り、教授が当直をするほどの慢性的な人手不足に陥っているほか▽電子カルテの導入でパソコン操作を手伝う人員も必要▽センターは手術室やコンピューター断層撮影法(CT)室などから遠く、患者を一元管理できる構造ではない――などを挙げ「救急専門医を志す医師に夢を与える職場環境ではない」と述べた。

 豊島院長は「八木教授らの事は理解しており、引き留めることはできない。センターの施設充実は関係自治体の協力も得て何とかしたい」と話した。

 センターは04年10月に開設され、24時間態勢で山陰両県の救急患者を受け入れ。07年度は事故や病気で重篤な約900人を含め約1万3000人を治療。専属医4人と他科応援3人、研修医4人が勤務している。






鳥大医学部付属病院 4月以降救急専属医不在に

山陰中央新報 2009/2/4
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=509850005

 中海圏域を中心に山陰両県の救命救急医療を支える鳥取大学医学部付属病院(米子市西町)救急災害科の八木啓一教授(54)ら救急専属医四人が三月末で全員退職し、四月以降、同院の救急専属医が不在となる期間が生じる可能性もあることが三日、山陰中央新報社の取材で分かった。

 八木教授は「医師流出と負担増の悪循環で体力、気力ともに限界。救急医療の窮状を認識してほしいの思いもあり、昨年末、辞表提出に踏み切った」としている。

 同科の救急専属医は、八木教授と四十代の准教授、卒後五、六年目の二人の若手医師の四人。三人が救急専門医の資格を持つ。八木教授は二〇〇四年十月に救命救急センターが開設されて以降、同センター長も務める。

 同センターは、交通事故による多発外傷や心停止など最重症の三次救急患者を年間約九百人受け入れている。

 同科は、医学生への教育と卒業後の臨床研修において必須のコアカリキュラムとされる救急医学の教育を担当。さらに学外でも、県消防学校での教育や県内各地での救命講習などの役割を担う。

 後任教授の確保について豊島良太病院長は「四月一日にすぐ着任できる方向で検討している。規則的には可能」と話す。同病院長によると今回は通常の公募でなく、病院側が一人または複数の候補者を指名し、受諾した候補者を学内の選考委員会で審査する異例のノミネート方式で選ぶ予定。

 教授以外の救急専属医は公募するが、確保のめどはたっていない状況で「万一、救急専属医不在が生じれば、救命救急センターでの応援経験がある他科の医師で対応することになる」という。

 島根大学医学部付属病院(出雲市塩冶町)でも〇八年七月、救急部の坂野勉教授(57)が辞表を提出しており、三月末で退職する。後任は未定だが、既に後任教授の公募は終了しており「教授不在期間は長くても一カ月程度だと思う」(同教授)。同院では四月以降も、准教授と講師ら三人の救急専属医は残る。







私の先輩の救急部の先生は、

「泳げたいやきくん」

のフレーズが頭から離れない、

と繰り返し言って奇行が目立ち、

精神を病んで行きました。





きっと救急部では

教授すら、

「毎日、毎日 僕らは鉄板の…」

というフレーズから

逃れられないのでしょう。





ドラマ コード・ブルー的には

柳葉敏郎さんが辞めるんじゃなく、

児玉清さんを含めてみーんなで辞めちゃう、

みたいな状況です

(いや、それ以上の状況なんですが)。





いまだに日本では

ナショナルセンターや救急救命、

産科医療において

”医師個人の超人的努力”にまかせてしまっています。





システムを変えない限り、

医師の個人的な努力は減らず、

医療の最前線から

どんどん逃散が進むだけです。






鳥取、島根では

大学から救急部が消滅する勢いです。

このままでは

いずれ全国に”無救急大学”が広がることでしょう。







鳥取医大、こんなこともやっていましたね、そう言えば。

■鳥取大医学部はヘリからダイブ(笑)!! 「ホイスト降下運用開始 医師らヘリから現場へ」
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某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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