2010/05/22
和歌山では市民病院に
薬ほしいという外来患者OKの体制を作った模様。
>市民病院にも「薬を出してほしい」という患者が来ている。>当番で来ていた開業医に薬の処方を頼み、山本院長は重症患者の到着を待った。
>「私1人だけだったら、薬の処方の方は断った可能性もある」…どうかんがえても
おかしいとおもいませんか?
これを繰り返せば、
さらに救急外来は
軽傷、コンビニ受診の方々で
あふれかえることになるでしょう。
救急医療は救急でなければいけない筈で、
アメリカのように入っただけで数万円、
ということにしない限り
「薬ちょうだい」
という方々に時間外対応している
余裕はないと思います。
救急医療に開業医協力asahi.com 2010年05月21日
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001005210001 当番の開業医に電子カルテの操作方法を説明する山本勝広院長(奥)=橋本市民病院
■病診連携 取り組み広がる
医師不足やコンビニ受診、大病院への患者の集中といった状況の下で負担増が深刻になっている各地の病院の救急外来。地域の開業医が協力し、こうした病院の勤務医をサポートする動きが県内で広がっている。(上田真美)
・県も体制維持へ予算
橋本保健医療圏(橋本市・伊都郡)で中核的な役割を果たす橋本市民病院(同市小峰台2丁目)。昨年10月から、日祝日の午前9時~午後5時に伊都医師会の開業医の協力を得ている。内科の救急外来で、当直の勤務医と共に診療にあたる。主に軽症者を開業医が診て、勤務医は重症者や病棟の患者に対応する。
4月の第3日曜である18日。午後3時前、他病院から「重症患者を受け入れて欲しい」という連絡が、当直の山本勝広院長に入った。ちょうど、
市民病院にも「薬を出してほしい」という患者が来ている。当番で来ていた開業医に薬の処方を頼み、山本院長は重症患者の到着を待った。
「私1人だけだったら、薬の処方の方は断った可能性もある」と山本院長は言う。処方が済んですぐに救急車が到着、山本院長は最重症かどうかの判断や治療に専念した。
県内では、すでに新宮市立医療センター、国保日高総合病院(御坊市)で同様の連携がスタートしているほか、小児初期救急では和歌山北部小児救急医療ネットワーク(和歌山市)や、南和歌山医療センター(田辺市)が実施している。
橋本市民病院では昨年9月、他の病院から派遣されていた医師2人が引き揚げたため、内科医が7人に減った。救急や当直が立ちゆかなくなるため、県の指導や先例を参考に、伊都医師会を通じ連携を申し入れた。協力すると手を挙げた開業医は17人。山本院長は「開業医の先生が軽症者を診てくださると、勤務医は入院が必要な重篤患者に集中することができる。とても助かっている」と話す。
一方、開業医は勤務が増えることになるが、伊都医師会の横手英義会長は「地域の医療崩壊を防ぎ、地域住民の健康を守るためにも、疲弊している拠点病院勤務医に協力したいという気持ちだった」と理解を示す。
県も各地の連携をふまえ、昨年度策定した地域医療再生計画に救急医療の病診連携を盛り込んだ。橋本保健医療圏と、導入を検討している那賀保健医療圏(岩出市・紀の川市)で連携を始めるため、医師の日当などに1720万円を今年度予算に計上した。県医務課の担当者は「病診連携によって現在の救急医療体制を何とか維持してもらって、その間に医師の増員など、中期的な施策が実るようにしたい」と話している。
和歌山がそれほどまでに充実した
医療体制を
作ろうとしているとは思いませんでした。
開業医の方も
勤務医の方も
ご愁傷様です。