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■「禁煙外来ある銚子市立病院 職員用に喫煙所」

 



なんというか、お間抜け。




禁煙外来ある銚子市立病院 職員用に喫煙所

東京新聞 2014年6月7日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20140607/CK2014060702000140.html

 禁煙外来がある銚子市立病院で、保険適用の前提となる国の施設基準に反し、喫煙所を設け、職員が日常的に喫煙していたことが分かった。越川信一市長は五日の市議会で「チェックが甘かった。診療報酬の自主返還も含めて対応を協議する」と謝罪した。

 市医療対策室によると、病院建物脇の屋外で電気炊飯器の釜を灰皿に三人掛けのいす二つを置き、病院職員が喫煙していた。灰皿はすでに撤去された。

 国の施設基準は「保険医療機関の敷地内が禁煙であること」を明示している。病院は、銚子市立病院再生機構が市の指定管理者として運営しており、機構幹部が事実を認め市に謝罪した。

 関東信越厚生局は機構に対し、喫煙が行われていた期間を把握した上で、診療報酬明細書の取り下げを指導した。機構は五日、検証委員会を設けて調査を始めた。

 市によると、禁煙外来は二〇一〇年八月に開設され、昨年一年間で延べ百九十七人が治療を受けた。返還額は最大でも百万円に満たないとみられる。 (小沢伸介)




禁煙外来の設置基準には

保険医療機関の敷地内が禁煙であること、

が必須です。






患者さんに向かって

「禁煙しなさい」

という医師の手にタバコがあった、

なんていう風景は昔の話です。


喫煙率は、

『平成23年国民健康・栄養調査結果の概要』によれば、

男性32.4%・女性9.7%

となっています。






医師の喫煙率は

2012年の第4回日本医師会員喫煙意識調査実施で

喫煙率は男性12.5%・女性2.9%と、

一般の方の半分ぐらいです。




でも、1割の男性医師が吸っているんですね。

正直、もっと少ない印象です。



今後も医師の喫煙は

大きく減ってくると思います。

すでに喫煙者はマイノリティーに

なっています。

時代の流れですね。




クリックするとAmazonに飛びます。

禁煙学 改訂2版
いわゆる禁煙ガイドライン的な本です。

禁煙外来に関係する医療関係者は

必読の本だと思います。








ご参考になりましたら幸いです。

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■開業つれづれ:ベンツにベンツ 「千葉・船橋市で他人の乗用車に鍵で傷をつけ「ベンツ」と書いた医師の男を逮捕」

医師の実名報道が

止まりません。



NHKの元カメラマンは

殺人容疑でも

実名報道されないのに、

医師は

ベンツにベンツと書いて

実名報道されています。




ベンツにベンツと書く医師も馬鹿だけど

じゃんじゃん実名報道する報道も

身内には甘くて医師には厳しいのでは。





カメラマンやディレクターが

もしもベンツにベンツと書いたら

報道するんでしょうか。

きっとしないでしょう。

この差はなぜ?




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千葉・船橋市で他人の乗用車に鍵で傷をつけ「ベンツ」と書いた医師の男を逮捕

フジテレビ系(FNN) 2011年3月4日(金)6時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110304-00000091-fnn-soci

千葉・船橋市で他人所有の高級乗用車「ベンツ」に家の鍵で傷をつけて、「ベンツ」と書いた医師の男が現行犯逮捕された。
医師・八木佳彦容疑者(58)は3日、船橋市の駐車場で他人のベンツのボンネットに家の鍵で傷をつけ、「ベンツ」と書いたところを器物損壊の現行犯で逮捕された。
八木容疑者は「ベンツが欲しかったのに、お金がなかったからやった」と供述しているという。

最終更新:3月4日(金)7時13分

Fuji News Network








女性歯科医のベンツに「ベンツ」と傷、医師逮捕

2011年3月4日07時43分 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110304-OYT1T00019.htm


 千葉県警船橋署は3日、同県船橋市海神、医師八木佳彦容疑者(58)を器物損壊の疑いで現行犯逮捕した。

 発表によると、八木容疑者は同日午後1時15分頃、自宅近くの市中央保健センター駐車場に止めてあった船橋歯科医師会役員の女性歯科医師(57)のベンツのボンネットに自宅玄関の鍵で、縦約20センチ、横約60センチにわたって「ベンツ」と書き、傷つけた疑い。調べに対して「ベンツが欲しかったが、金がなく、ねたましかった」などと供述しているという。

 同センターには船橋歯科医師会の事務所があり、八木容疑者がベンツに傷をつけているのを、同会役員の男性歯科医師が見つけて取り押さえ、同署員に引き渡した。







他人のベンツに「ベンツ」と削り書きした医師逮捕「自分も欲しかった」


産経ニュース 2011.3.3 19:39

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110303/crm11030319390027-n1.htm

 駐車場に止めてあった高級外車「ベンツ」の車体に持っていた鍵で「ベンツ」と削り書きしたとして、千葉県警船橋署は3日、器物損壊の現行犯で、同県船橋市海神、開業医、八木佳彦容疑者(58)を逮捕した。同署によると、八木容疑者は「自分もベンツが欲しかったが、買う金がなかった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は同日午後1時15分ごろ、同市海神の市中央保健センター駐車場で、止めてあった面識のない歯科医師の女性(57)=東京都江戸川区=が所有するベンツに、自宅の鍵を使って一文字約20センチの大きさで「ベンツ」と削り書きし、傷つけたとしている。

 同署によると、八木容疑者が犯行に及んでいるところを、駐車場を利用していた男性(46)が発見し取り押さえた。

 女性は船橋歯科医師会の役員で、同センター内に入居している同会に行くため駐車場を利用していた。







マスコミはそこら中で

実名報道しまくっています。





医師ではなく、

ほかの業種で

同じ事しても

報道さえされないかもしれません。






開業医の3割が赤字になっている現在、

イメージだけで

医師攻撃を続けているマスコミは

さらに医師の貧困ぶりを

報道するでしょう。




「なぜ医師が」

「高給のイメージ、しかし実態は」

とか、いろいろ書かれるのでしょうが、

そういう報道がなくなったとき、

名実ともに医師が地に落ち

ワーキングプアの仲間入りすることになるでしょう。







ベンツを持っている歯科医師と

ベンツを買えない開業医。




今回は歯科医師に

軍配が上がったようです。







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■開業つれづれ:Always Say Yes? 「亀田総合病院:正月以降、患者が急増 ベッド不足で「不要不急の受診控えて」 /千葉」


かの有名な亀田総合病院。



>徹底的に顧客の要望に応える

>Always Say Yes.


というのがポリシーのようですが、

そうも言っていられなくなったようです。





>節度ある受診を呼びかけている


かなり節度ないんでしょうね。




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亀田総合病院:正月以降、患者が急増 ベッド不足で「不要不急の受診控えて」 /千葉

毎日新聞 2011年2月1日 地方版

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20110201ddlk12040190000c.html


 県が安房地域の救急救命センターに指定している鴨川市の亀田総合病院(許可病床925)で正月以降、高齢者を中心とする患者の急増などでベッドがふさがり、緊急性の低い救急患者の入院を断るケースが起きている。病院側は、患者が増え続ければ運営に支障をきたしかねないとし、不要不急の診療を控えるなど節度ある受診を呼びかけている

 病院内で31日会見した亀田信介院長らによると、重い外傷など特別な処置が必要な急患は何とか受け入れ、救命救急センター機能は維持している。だが、空きベッドや医療体制を確保するため重篤でない急患のほか、他の病院から転院を希望する患者などの入院を断るケースが起きているという。

 亀田院長は「冬季の患者増は3年ほど前からの傾向で、年々ひどくなっている」と説明。ベッド不足の原因にはインフルエンザや肺炎の流行など季節的な要因のほか、安房地域外の患者を受け入れていることなどを挙げ、「県内や首都圏で医師や看護師が不足し、医療需要に対して提供される医療サービス量が不足している」とも指摘。国や県の抜本的な対策や国民的な議論が必要だと訴えた。【森有正】





正直、

あまり興味がなかったんですが、

今回院長の履歴を始めてみました。


>江戸時代から地元で続く医者の家系で11代目。

へー。



>1956年、千葉県鴨川市生まれ。

>82年岩手医科大学医学部卒業。




岩手医大卒業の方だったんですね。









>順天堂大学医学部付属病院整形外科、東京大学医学部付属病院整形外科を経て、

>88年亀田総合病院は副院長就任。




あ、あれ?

すぐに副院長ですね。

臨床は6年間?



>91年より現職。

医師になって9年目で院長ですか。






これだけ

外に目を向けている方なので

てっきり海外の経歴があるかと思いましたが。










「病院を変える突破力」

トランスレーター:勝間和代


千葉の鴨川市、東京から特急で2時間もかかる場所に県外はもとより、海外からも治療に訪れる患者がいるという亀田総合病院。その病院長を務める亀田信介さん(54歳)は江戸時代から地元で続く医者の家系で11代目。彼の代になってから日本の病院では先駆けとなる電子カルテを導入して患者に情報を開示、また全館個室、24時間面会できる病棟を建てるなど、革新的な病院経営を行ってきた。その経営理念が、患者は勿論、医師、看護師、事務を含めた病院スタッフも内部顧客と呼び、徹底的に顧客の要望に応えるというものである。1日に3000人の患者が訪れ、入院待ちは1000人という亀田総合病院の人気の秘密は何なのか、亀田さんの仕事哲学に迫る。

語り手紹介

亀田信介(かめだしんすけ)(亀田総合病院院長)

1956年、千葉県鴨川市生まれ。82年岩手医科大学医学部卒業順天堂大学医学部付属病院整形外科、東京大学医学部付属病院整形外科を経て、88年亀田総合病院は副院長就任。91年より現職。民間の医療法人では日本初の第3次救命救急医療施設として千葉県の指定を受ける。




第1回 患者目線で常識を崩せく
患者目線で常識を崩せ

* 本放送 1月6日 PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
* 再放送 1月13日 AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)

亀田病院では、これまで Always Say Yes. を合い言葉に可能な限り患者の要望を受け入れてきた。そんな姿勢を象徴するのが2005年に完成した、Kタワーと呼ばれる全館個室の入院病棟である。ここでは、患者が常にいて欲しい人をサポーターとし、24時間面会を可能にし、仮眠のためのソファベッドも設けた。また病室には、パソコンを配備し、自分のカルテを見られ、病院食も14のメニューから選べる。主治医のプロフィールや趣味まで閲覧できることが、医師と患者のコミュニケーションに役立っているという。患者や家族が医療に参加できる土壌を作った、亀田さんにその仕事哲学を伺う。




第2回 イノベーションを実現するリーダー力

イノベーションを実現するリーダー力

* 本放送 1月13日  PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
* 再放送 1月20日  AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)

亀田さんは院長業務のかたわら今も担当の整形外科の外来を週に3日欠かさず行っている。リーダーが率先して現場を引っ張るという姿勢はこれまでの経験から培われた。亀田さんが90年から、他の病院に先駆けて取り組んだのが、電子カルテ。当時はコンピューターの性能が悪く、システムが最初の運用の日に動かなくなるほどだった。しかし、亀田さんは、2年後にそのシステムを抜本的に改良、今では情報の共有化が図られ、診察から会計、薬の受け取りまで格段に時間が短くなった。また、亀田さんは優秀な医師をヘッドハントし、その医師が望む医療機器やスタッフの配置まで聞き入れることでモチベーションを上げてきた。亀田さんの組織に変革もたらしたリーダーシップの秘密に迫る。



第3回 プロ意識を育てる人づくり

プロ意識を育てる人づくり

* 本放送  1月20日  PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
* 再放送  1月27日  AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)

亀田さんの病院では、病院スタッフを内部顧客と呼び、その人たちのモチベーションを上げるような改革を次々と行ってきた。その一つが2007年に出来た、CSSセンターと呼ばれる訓練室である。24時間、自由に注射の仕方や機器の扱いなどを訓練することが出来、スキルを上げることに役立っている。また、患者や家族とのコミュニケーションを重視し、全職員にビジネスコーチングという研修を義務づけた。相手のニーズを引き出すコミュニケーションの取り方などを学び、患者の満足度を高めようとしている。8割の失敗をしても、2割の成功をほめるという亀田さんが人材育成術を語る。


第4回 世界水準で組織を変える


世界水準で組織を変える

* 本放送 1月27日  PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
* 再放送 2月3日 AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)

亀田さんの病院では2009年、日本で初めてJCIという国際医療機能評価の認証を取得した。その目的は、一切手に触れずに処分できる感染対策のゴミ箱設置など、医療の質を高めるためである。また例えば手術の時に、状況を大きな声で告げるとか、医療事故を防ぐため亀田さんは「チームステップス」というアメリカで効果が上がっているチーム医療のやり方を取り入れた。更に海外からの患者を想定して、外国人の看護師の養成にも力を入れようとしている。世界水準を常に意識しながら組織を変革していく亀田さんの手法を学ぶ。









千葉の住民は

どんどん医療資源を

食い散らかしています。





そして

>徹底的に顧客の要望に応える

>Always Say Yes.

という姿勢は

診療報酬という

国定料金に阻まれ、

料金に上乗せすることができずに

激安あるいは無料で医療奉仕

ということになってしまいます。






>節度ある受診を呼びかけている



自分たちで

自分の首を絞めているような行動が

医療を荒廃させていきます。










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■開業つれづれ:「老いの未来図:介護・医療の現場で 認知症理由に退院か /千葉」


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マスコミはいったい何がしたいのでしょう?

医療費増大、

もっと効率化を!!

とさけんで

病院を減らして自宅で介護、

と言っていたのに

自宅で介護することになったら

今度はめんどくさくて大騒ぎ。







日本のマスコミは

完全に思考停止して、

自分のやっていることが

理解できていないのではないでしょうか。







老いの未来図:介護・医療の現場で 認知症理由に退院か(その1) /千葉

毎日新聞 2011年1月27日(木)11時26分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110127-00000050-mailo-l12


 ◇心筋梗塞、4日目に 病院への不信感募らせる妻

 認知症を患う80歳の男性が昨年夏、県内の総合病院に心筋梗塞(こうそく)で入院し、十分に回復していない状態で、認知症を理由に4日目に退院させられた疑いのあることが分かった。男性は入院時肺に水がたまり、入院は1週間の予定だった。男性は今も自宅療養を続けているが、妻(74)は「退院させられた際、認知症を理由に挙げられた」と不信感を募らせている。病院側は「医師が回復したと判断した」と反論している。【黒川晋史、写真も】

 男性は京葉地域に住み、大手企業の管理職を退職して妻と2人暮らしの生活を送っていたが、06年5月ごろ、認知症を発症。現在も妻の介護を受けながら自宅で暮らしている。
 妻によると、男性は昨年6月16日、一緒に散歩している際、突然「ぜえ、ぜえ」と苦しみ始めた。慌てて自宅へ戻り、タクシーで近くの総合病院に連れていった。診断結果は心筋梗塞と心不全で、肺に水がたまり、心臓の一部は壊死(えし)。その場で手続きし入院させた。男性は水を抜くなどの治療を受け、1週間入院する予定だった。
 ところが、妻は入院3日目の18日午前9時ごろ、自宅で病院から電話を受け、「これから退院して下さい」と切り出された。急いで病院へ行くと、「点滴を抜いたり、夜中に病院内を歩き回ったりする。他の患者に迷惑がかかる」と退院させる理由について説明されたという。
 妻は退院を延ばしてもらうよう交渉。結局もう1泊し、4日目の19日午後1時半ごろ退院した。新たな入院先は紹介されず、やむなく自宅で看病した。
 男性は退院から10日目の28日、この総合病院を外来受診した。この時の診断では、肺にはまだ水が残っていたという。
 妻は、男性が入院する前から介護記録をつけており、総合病院とのやり取りも詳細に記録。退院時の心情については、こう書き記している。「ありがとうございました、という言葉で腹立たしさを隠すが、隠しきれない。顔がこわばっているのが自分でもわかる」
 妻は、毎日新聞の取材に「明らかに退院できる状態ではなかった。認知症の介護だけでもつらいのに、また倒れたら、一体どうすればいいのか」と話し、今も憤りと不信、不安を募らせている。
 この総合病院は取材に対し、「認知症が退院理由ではなく、医師の判断で回復したとみられたため退院していただいた。事実、男性は回復している」と回答。その上で「ご家族が嫌な気持ちで退院されたことは申し訳なく思う」と陳謝した。病院には認知症に詳しい医師がおらず、「知識を持った医師がいればもっと長く入院させられたのでは」との質問には、「そういう見方もある」と答えた。

 ◇受け皿「センター」構想 県、年度内に2病院指定へ

 認知症患者が別の病気で速やかな治療が必要となった際、受け入れる医療機関が県内に乏しいことを踏まえ、県は、既存病院をその受け皿とする「認知症疾患医療センター」の指定制度を構想している。今年度中に県内2病院を「センター」に指定する予定という。
 さらに、県は09年8月、認知症患者の支援体制を築く狙いから、医療や介護関係者らでつくる「認知症対策推進協議会」を設置。医療・福祉の両分野にまたがって▽認知症高齢者の生活や病状などの情報を、医療機関と介護機関で共有する▽あらかじめ入院時に、退院後の行き先の見通しをつけるようコーディネートする▽認知症患者を包括的に支援する窓口を作る--などの対策を講じていくとしている。
………………………………………………………………………………………………………
 介護や医療など高齢者を取り巻く問題について体験談や情報、意見、記事への感想、要望をお寄せください。宛先は〒260-0026千葉市中央区千葉港7の3毎日新聞千葉支局「老いの未来図」取材班。ファクス043・247・0508、電子メールchiba@mainichi.co.jp

1月27日朝刊








欧米型の

治療を希望するなら

こんなことは当たり前です。



急性期には入院して、

落ち着いたらすぐに退院。

盲腸(医学的には虫垂炎ね)でも

手術の翌日か翌々日には

退院となるのが普通です。



どうしても調子が悪いなら

近くのホテルに泊まって

通院、

ということになります。



これが

マスコミの方々が

憧れるアメリカスタイル医療です。







老いの未来図:介護・医療の現場で 認知症理由に退院か(その2止) /千葉

毎日新聞 2011年1月27日(木)11時27分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110127-00000055-mailo-l12


 ◇「どの病院も起こりうる」人手不足で態勢とれず

 負傷や疾患の治療で入院した高齢者が、認知症を理由に病院から出されてしまうようなケースについて、行政や専門機関は具体的に把握しておらず、統計もない。だが、認知症に詳しい県内の医療関係者は「どんな病院でも起こりうるし、実際に起きているだろう」と語り、こうした事例が医療現場で日常的に起きている可能性を指摘する。
 県内の総合病院に勤務し、認知症に詳しいベテラン医師は「本当はあってはならないことだ」と断った上で、「認知症の患者は治療の趣旨を理解しなかったり、暴れたりして手が掛かる。認知症への理解不足から対応し切れず、やむを得ず入院や治療を断るケースも実際にあるだろう」と証言する。
 こうしたケースが起きる背景について、医師は「認知症に対処できる医師や精神科医を置き、支援する態勢がとれればいいが、医療現場はどこも採算ギリギリで、普段から人手が足りない状態。専門的な医師やスタッフを置く余裕のある病院は少ない」と語る。さらに、「一般病床と療養病床の連携や役割分担ができていないことも一因」と指摘する。速やかな治療を要する急性期患者を受け入れる一般病床に対し、療養病床は、症状は安定しているが長期療養が必要な主に高齢患者を受け入れる。症状に応じた両者の使い分けは現状では不十分だという。
 また、県内でデイサービス施設を経営する看護師の女性も、「同じようなケースは多数ある」と前出の医師の証言を裏付ける。
 女性によると、多くの病院では専門知識を持ったスタッフや看護師が足りず、認知症の高齢者を常に見守る態勢は整っていない。認知症で勝手にチューブを外すなど治療が困難な場合には全身麻酔などを施すこともあるが、この処置は高齢者にはリスクが高いという。しかし、女性は「退院させた病院の判断は責められない」とも語る。「退院後、医師の往診や訪問看護など在宅医療が充実していれば家族の負担も減らせるのではないか。患者自身も、慣れない病院より自宅でケアされたほうがいいはずだ」と語り、在宅医療サービスの遅れを指摘する。【黒川晋史】






認知症を理由に退院させるなんて

とんでもない!!

という理由で

どんどんマスコミが医療を叩けば、

病院はあまり大したことない病気でも

認知症の患者さんであふれかえることでしょう。




だって、

退院させたら

めちゃくちゃに家族やマスコミに叩かれるんですから。




そうして、

治療のあまり必要ない

軽症の認知症の方が病院に

あふれかえることになるのです。




認知症の家族の方にとっては

朗報です。

だって、何があっても病院が診てくれるし、

何かあったら病院を訴えればいいだけですから。

こんなに楽なことはありません。




逆に、

交通事故やガン、その他重症の患者さんにとっては

いい迷惑です。

軽症の認知症の方で病院が満床です、

ということは本当に治療が必要な方々が

押し出される、

ということですから。





「一般病床と療養病床の連携や役割分担ができていないことも一因」

療養型との連携がうまくいっていない?

バカじゃないでしょうか?

そんな便利なことがあるのなら

医師が使わないわけありません。





実際には療養型は満床ですら

倒産する経営状態です(1)。

ベットが埋まっているのに

経済的になりゆかないのですから、

手間のかかる患者さんを

どうして受け入れることができるでしょう?




マスコミは

本質をまったく理解しないで、



「認知症を受け入れないなんて、病院はとんでもない」

(実際は退院して回復している)




「療養型をもっと活用したらいいのに」

(実際はとても活用なんかできない。というか国は最近までつぶすつもりだった(2))


とかいう情報を垂れ流す

日本のマスメディアには

意味があるのでしょうか?





病院を悪者にして

不平不満を書いただけという

こんな記事が

医療現場にどれだけひどい

影響を及ぼすのか

理解しているのでしょうか?





こんなこと書かれた医師は

「こんなことで記事になるなら

ゼッタイに認知症の患者さんはほかの病院に回ってもらう」

と決意することでしょう。

私ならそうします。




こうして静かに

日本医療は崩壊していくのです。




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(1)
「満床でも自己破産」 療養型も終了 松井病院が自己破産 診療報酬改定で収入減 洞爺湖町
http://ameblo.jp/med/entry-10024790504.html

(2)
■開業つれづれ:「介護型療養病床、2012年度以降も存続」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1549.html












■開業つれづれ:「「マスコミは病院側を取材せず記事にしたんです」… /島根」




朝日を叩く毎日

という構図ですが、

なんて言うんですか、

目くそ鼻くそを笑う

とか

猿の尻笑い

というたぐいの話。




この記者の場合、

毎日の記者だ

という自覚がないのが

致命傷のような気がします。






閑想閑話:「マスコミは病院側を取材せず記事にしたんです」… /島根

毎日新聞 2010年10月29日(金)15時4分配信


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101029-00000187-mailo-l32


 「マスコミは病院側を取材せず記事にしたんです」--。医師不足に悩む大田市の「地域医療シンポ」で、千葉県のNPO法人「地域医療を育てる会」の藤本晴枝理事長は報道陣にとって衝撃的な内容を語った

▼07年に同県東金市で救急搬送された心肺停止の男性が、14回受け入れを断られた後死亡したと一部マスコミが“スクープ”した。だが同会の取材では、打診先は当直医1人で他の患者を次々処置中か、処置できる人員の無い病院だったとのこと。藤本さんは「消防署に聞いた話を書くだけで、記者は医師不足の現実に触れようとしなかった」という

▼前に他県で医療ミス隠しを記事にした際、病院の主張と現状も極力取材した。心ある医療スタッフは協力してくれた。「医療現場をよくしよう」との思いで、綱紀粛正という結果を残せたと自負している。スクープ欲で一方的、安直な取材をしていれば、何の実もない記事ができただけだったろう。医療報道は何のためのものか、改めてかみしめている。【鈴木健太郎】

10月29日朝刊


最終更新:10月29日(金)15時4分

毎日新聞





たぶんオリジナルネタはこちら。

以前大変お世話になっていた

伊関友伸のブログ

からです。


ありがとうございます。









伊関友伸のブログ
朝日新聞千葉版の東金「受け入れ拒否14回」報道に 地元NPOが事実を分析した問題提起の機関紙を臨時発行

http://iseki77.blog65.fc2.com/blog-entry-5838.html

より







受け入れ拒否14回、男性死亡 千葉・東金

朝日新聞 2008年02月09日
http://www.asahi.com/national/update/0209/TKY200802090182.html

 千葉県東金市で昨年8月、男性(当時56)が自宅で心肺停止状態になった後、のべ14回、搬送受け入れを断られていたことが分かった。119番通報から約1時間後に搬送されたが、死亡した。病院が受け入れを断ったのは「医師が診察中」などの理由だったという。

 同県山武郡市広域行政組合消防本部などによると、昨年8月23日、男性が自宅で倒れているのを見つけた妻(56)が午後4時58分に119番通報。約10分後、救急救命士ら3人が現場に到着した。

 消防本部は、近くの県立東金病院や、山武市の国保成東病院など計10病院にのべ14回搬送受け入れを求めたが、「心肺停止の患者には対応できない」「医師が他の患者の診察中」などと断られた。その間、ドクターヘリにも一度要請したが断られた。

 同日午後5時37分、最後の16回目の要請で同県茂原市の公立長生病院への搬送が決まった。それから約20分後に病院に到着したが、まもなく死亡が確認された。死因は脳内出血だった。

 同消防本部では、倒れていたのを発見するまでに時間がたっていたことなどもあり、「搬送時間と死亡との因果関係は分からない」としている。







馬鹿は死んでも治らない、

という








一応カテゴリーは

千葉県のほうに割り振っておきます。

当時は記事にしていなかったようです。





ちょうどね、

これやっていました。

これ↓


■「我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します」2.18企画
http://ameblo.jp/med/entry-10071134731.html

130コメントいただきました。


多分、これが

当ブログ最高コメント数だと思います。





あれから2年。

医療を取り巻く環境は大きく変わり、

我々も随分遠いところまで来ました。





しかし、

マスコミは

同じところで

ぐるぐる回っているみたいです。





マスコミも

たったひとりで

バターになるまで

回っていればいいのですが、

残念ながら

周りに害をまき散らしながら

事実を曲げて訂正もせず

異臭を放ちながら回転しています(1)。







はっきりと

”ねつ造”と言われても

まったく意に介さないその姿勢は

報道機関ではすでにありません。






腐った何か別のものです。






>医療報道は何のためのものか、改めてかみしめている。

毎日に

それをいう資格は

はるか昔に消失しています。






(1)
■開業つれづれ:”ねつ造”朝日、弱々しく反論 「朝日の「がんワクチン」報道が医療界や患者に波紋…「臨床試験の停滞を憂慮」 」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1629.html















■開業つれづれ:”医療崩壊を救って”という名の詐欺 「1000人救う老医師の挑戦 」

住民でもない大学教授に

銚子の医療崩壊で

>先生、医療崩壊を救ってもらえませんか

と言われた79歳。




クリニックを開いて

>借金は5000万円を超えた。

って、

うがった見方をしたら

振り込め詐欺の変種みたいなやつ。






79歳の個人が

なぜ5000万つっこんで

地域医療のために

>千葉市の自宅から電車で1時間半かけて通う

ところにクリニックを作るんでしょう。












1000人救う老医師の挑戦



2010年9月21日 読売新聞


http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=31084

 「もう少し、がまんですよ」。診察室で、精神科医の仙波恒雄さん(81)は男性患者に穏やかに語りかけた。

 薬を飲むと、だるくてのどが渇くという訴えに、「1か月ちょっと飲み続ければ、症状は軽くなりますよ」。男性は納得した顔で診察室を後にした。

 院長を務める診療所の窓からは、海風でゆっくりと回る発電用の大きな風車が見える。千葉県の東端、銚子市。地域医療を担っていた市立総合病院が2008年10月、経営難で診療を休止してから間もなく2年になる。内科は再開したが、精神科は依然として見通しが立たない。「私ががんばりましょう」。仙波さんは言う。

 08年夏。38年間勤めた同県船橋市内の病院を退職し、趣味の写生をゆっくり楽しもうと思っていた頃、自宅の電話が鳴った。「先生、医療崩壊を救ってもらえませんか」。母校の千葉大医学部で教授を務める伊豫(いよ)雅臣さん(52)からだった。

 銚子市内で唯一の精神科がある市立総合病院の休止が決まり、同科の外来患者約1100人の行き場がなくなる、ということだった。入院患者は周辺市町の病院が受け入れるが、それ以上の余裕はない。地元の診療所がどうしても必要で、仙波さんに白羽の矢が立った。この時、79歳。「老人力でお役に立てるなら」。迷いはなかった。

 精神科医として、挑戦の連続だったと思っている。

 1970年、千葉大の系列病院の院長に就任。抵抗する患者を押さえて鎮静剤を注射し、強制的に入院させる現場を目の当たりにして、少しでも患者が納得できるようにと、病室の鉄格子を取り除いた。

 日本精神科病院協会の委員だった84年、栃木県内の病院で患者への虐待が発覚、精神科病院の閉鎖性が非難された。仙波さんは、強制入院が妥当かどうかを審査する指定医制度が必要だと当時の厚生省に提言。その後、この制度を盛り込んだ精神保健法が設けられた。

 2001年に起きた大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件を巡っては、宅間守元死刑囚が以前に傷害事件で逮捕され、簡易精神鑑定を経て不起訴処分となっていたことから、法に触れた精神障害者の処遇が問題となった。同協会会長の立場から、犯罪を起こした精神障害者の入退院の判断に裁判官らも加わる「心神喪失者医療観察法」の成立に奔走、反対の国会議員らを説得して回った。

 09年7月、診療所「銚子こころクリニック」を開院した。閉鎖的なイメージを払拭(ふっしょく)しようと、あえて商店街にあるテナントビル1階を選び、2階にデイケア施設も併設した。市から補助金は出るが、借金は5000万円を超えた。

 「銚子の試みを全国のモデルにしたい」。精神科の入院施設の削減が全国的に課題になっている中、こころクリニックは病床を設けず、ケースワーカーや看護師が定期的に患者の自宅を訪問することで、入院が必要な状況に至らないようにする。「これなら患者をしっかりフォローできるし、社会全体の医療費抑制にもつながります」

 認知症の高齢者やうつ状態にある若者など、市立病院に通っていなかった患者も集まり、カルテはこの1年で1400枚を超えた。

 千葉市の自宅から電車で1時間半かけて通うが、苦にはならない。「借金をゼロにしないと次の方に引き継げないですから」。
いたずらっぽく笑った。(小島剛)







銚子市。



銚子市立病院が再開しても

初日にはたったの20人しか患者さんが来ないという

平凡な内科クリニックの開業レヴェルの

画期的な状況になっています(1)。




崩壊だ、どこに患者さん行けばいい???

なんて騒いでおきながら、ふたを開けたら

”実は銚子にこれ以上、医療は必要ないのでは”

という雰囲気。





”老人医師の義務感を狙った開業詐欺”

81歳の方、

借金をどうやって返すんでしょうか。






>「借金をゼロにしないと次の方に引き継げないですから」。

>いたずらっぽく笑った。

いやいや、

記事の書き方にもよりますが、

79歳で莫大な借金を背負うって

家族泣いているかもしれませんよ。



「株で79歳、5000万」

「土地で79歳、5000万」

「不動産で79歳、5000万」

「会社設立で79歳、5000万」

別業種なら詐欺みたいなもの。





本人が借金丸かぶりで撤退、

その後きれいにして

継承物件として

売りに出すのかな。







一番おいしいのは

労せずして精神科ができた銚子市民。

ぐたぐたのすえに変な市長を選んだ民意は

こんなところに被害をだしています。





次においしいのは建築業者とコンサル。

ずっと勤務医で、

79歳の初開業ですから

おいしくいただかれているに違いありません。




銀行は多分、がっちり担保を取って

融資しているでしょうから、

81歳男性が途中で体調が悪くなったら

自宅とかも一緒に他人の手に

渡るかもしれません。













ここまで来ると

銚子の地域ぐるみの詐欺に

見えるのはなぜでしょう。






(1)
■開業つれづれ:「銚子市立病院、再開初日 受診は20人」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1393.html

(2)
■開業つれづれ: ドラキュラ公、出現 「銚子「出直し市長選」は前々市長が当選したが元自治官僚の力で市民病院は再開できるのか」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-889.html

























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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


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