2010/12/25
■開業つれづれ:「【2011年度予算案】 医療・健康分野をながめてみると」
相変わらず国債発行が税収を上回るという
とんでもないバラマキを行っているミンス。
2011年度の国家予算が
閣議決定されました。
「他人の不幸は蜜の味」
ということわざもありますが、
医療崩壊にかこつけて、
「地域医療支援センター」を
設立するらしいです(2)。
>《 医師不足対策 》
>○ 偏在解消に向け、地域医療支援センターを設置する都道府県への支援策(5.5億円)
って
品がなさすぎ。
つまりは
厚労省自前の組織で
集まる当てもない若手医師を
集めるセンターを全国15か所に設立、
当然、厚労省の内部組織か
天下り機関になるのは目に見えています。
医療崩壊で
おいしくやっている厚労省。
でも、お役所仕事で
実際に医師派遣なんて
できるんでしょうか。
【2011年度予算案】 医療・健康分野をながめてみると
asahi.com 2010年12月24日
http://www.asahi.com/health/feature/101224_budget.html
菅政権が24日、閣議決定した2011年度政府予算案。医療・健康の分野では、どんな事業が予定されているのか。
(林敦彦、月舘彩子)
【 医療・健康の主な事業 】
《 医師不足対策 》
○ 偏在解消に向け、地域医療支援センターを設置する都道府県への支援策
(5.5億円)
《 がん対策 》
○ 大腸がん検診の無料受診の新設や乳がん・子宮頸がんの検診事業の継続、がん診療拠点病院の機能強化など
(343億円)
○ HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)関連疾患についての研究推進
(10億円)
《 肝炎対策 》
○ B型肝炎、C型肝炎の医療費助成や検査の個別勧奨など肝炎対策の強化
(238億円)
《 ライフイノベーション事業関連 》
○ 難病の原因解明と診断・治療法についての研究
(100億円)※既存事業と特別枠の合計
○ 日本発のがんワクチン療法による革新的がん治療の開発研究
(13億円)
○ 革新的新薬・医療機器創出のための臨床試験拠点整備事業
(33億円)
○ 先端医療技術などの開発・研究推進事業(国立高度専門医療研究センター)
(43億円)
○ 医療情報データベース基盤整備事業
(3.7億円)
◇ 医師不足、ドラッグ・ラグ解消策 ◇
深刻化する地方の医師不足に歯止めをかけようと、医師不足対策には19億円を計上した。中心に据えるのは、15の都道府県に設置する「地域医療支援センター」(5.5億円)だ。
都市部の病院に医師が偏る状況を解消するのがねらい。センターの傘下に若手医師を集め、専門医の資格をとれるような支援などもしながら、医師不足に悩む地域の病院に、医師を派遣する。
厚労省は今年8月の概算要求の時点で、全都道府県への配置を計画していた。しかし、その後、10月に成立した今年度補正予算で、各都道府県が地域医療の体制整備ができるよう「地域医療再生基金」が2100億円積み増しされた。
「政策コンテスト」では、評価側の桜井充財務副大臣から「基金を使えばいい」と突き放された結果、15地域での試験的な設置にとどまった。
さらに、事業仕分けで「10年の診療報酬改定で増額された」として事業の廃止を求められた、救急やお産をする医師への手当などの補助金は、10年度当初予算から41億円の減額になった。
欧米で使われている治療薬が日本で使えるまでに時間がかかる「ドラッグ・ラグ」対策も進める。原因の一つとされる、国内の開発着手の遅れを取り戻すため、研究拠点整備に33億円を盛り込んだ。世界に先がけて日本で新薬が作られる環境整備を目指す。
◇ 難病・がん対策 ◇
日本人の死亡原因で最も多い「がん」の対策には、前年度よりも予算を拡充し343億円を計上した。予防や早期発見で死亡リスクの大幅な軽減を目指す。
特に働き盛り世代でのがん予防に重点を置き、40~60歳に5歳刻みで大腸がん検診の無料クーポンを送る事業が創設された。また、乳がんや子宮がんなど女性特有のがん検診も受診を推進するため、今年度に続いて体制を整備する。
新たな治療法として注目されるがんワクチン療法の開発に13億円を盛り込んでいる。
また、主に母乳を介してうつるヒトT細胞白血病ウイルス「HTLV―1」の研究推進には前年度よりも5倍増の10億円が盛り込まれた。HTLV―1をめぐっては、9月、菅直人首相が官邸に特命チームを設置。すでに、今年度の補正予算で一部事業が計上されており、母子感染を防ぐため、妊婦検診で全国一律の抗体検査をすることにしている。
難病の原因や治療法の研究費には、前年度と同額の100億円がついた。
こちら
>事業仕分けで「10年の診療報酬改定で増額された」として事業の廃止を求められた、救急やお産をする医師への手当などの補助金は、10年度当初予算から41億円の減額になった。
については
「天下りセンターを建てるのは重要だけど、
救急、産科医師への手当はいらねーだろ」
という国の姿勢がもろに見えています(1)。
>新たな治療法として注目されるがんワクチン療法の開発に13億円を盛り込んでいる。
こちらはどうなんでしょう?
当の朝日としては軽くスルー、
という感じでしょうか。
朝日新聞のペプチドワクチンの偏向報道で
多大な迷惑がかかりましたが、
訴訟に発展しておりその後の行方が
きになります(3)。
(1)
■開業つれづれ:よくわからないけど仕分けました 「【中医協】医師確保の補助金の仕分け結果に抗議声明へ」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1685.html
(2)
■開業つれづれ:医師不足をエサに天下り 「全国の医師2万4000人不足 厚労省が初の全国調査」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1578.html
(3)
■開業つれづれ:ついにきた 「がんワクチン報道で朝日新聞を提訴、東大医科研・中村教授ら」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1678.html
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コメント
NoTitle
裁判に意味はありませんよ
2010/12/25 09:53 by URL 編集
裁判は意味が十分あります!
民主主義の国で、正しいことを裁判で戦うことは、当たり前で、反日勢力を叩き潰すためになくてはならないことです。
結果は、ネットという情報源で十分に効果を上げることができます。
2010/12/25 11:25 by トンスル URL 編集
NoTitle
33億円?
お小遣いですか?
これで日本が新薬開発のリードを取れるとでも?
最低でも桁が一つ違うって分かってないんでしょうね。
まあ、ワクチンラグに関しては、何が問題なのかもまだよくわかってなさそうですし。
2010/12/25 13:51 by Seisan URL 編集
NoTitle
この国は、在日朝鮮人(元々は不法入国者の集まり)+左翼に政権乗っ取られている事実に早くみんな気がつかないと!
既に地方外国人参政権は既に着々と実現化しています
既に150以上の自治体で認めています(↓)
民団のページ
http://www.mindan.org/sidemenu/sm_sansei28.php
2010/12/25 15:31 by 医師の端くれ URL 編集
NoTitle
2010/12/25 15:45 by Bugsy URL 編集